「戦後民主主義的だなぁ」と嗤うように作品を評価する動きは、90年代後半、オタクに関わるくらいからちょくちょくあったけど、ここ10年くらいで権威として価値観化されたんじゃないかと思う。
以降、意味もなく主人公サイドが権力を振るう、そこだけに快感を感じるための作品が量産されている時期と重なる。
ロスジェネ世代のオタクが歳を重ねるにつれて、これまでの世代が得られたもの(財産や家庭、社会的地位)を得られていないこと、縋るものが権力による救済にしかないのでは、と邪推してしまう。
でも「邪推でしょ」と突っ込んでくれないのが怖い。
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