インターネットの向こうの知らん人のカウンセリングをやってやる義理はまったくないとはいえ、自分の人生を振り返って無意味さに打ちひしがれて、その空虚さの責任を求めて、人生のリソースを注ぎ込んできた趣味を悪し様に罵る人をとりあげて、「本当のオタクならそんなこと思わない」とか「こんな趣味なら人生に何か残せただろう」とか言ってもしょうがねえと思うんすよね　この人の本当に言いたいことは「助けてくれ」でしょ多分　おれもどうしようもないが

全国の中高年の「俺の人生なんだったんだろう、生きがいがない」という虚脱感がYouTubeの政治扇動に引き込まれていく中、蕎麦と家庭菜園はひと筋の希望だよ

こう、中年男性が蕎麦を打ち始めるのバカにされるしその理由も感覚として分かるけど、蕎麦ができあがるという事実の前には全て塵みたいなもんです。君の親父がYouTubeを見ずに急に作務衣を着て蕎麦を打ち始めるとする。これは百点です。百点ですよ！

単にミドルエイジクライシスに苦しんでいるものと思うので、別にオタク趣味でなく仕事に打ち込んだ人生だったとしても、「おれは会社の歯車をやっているだけで、自分で何も生み出せていないのではないか！？」と、蕎麦とか打ちはじめていただろうと思います

オタクを降りた。何も残ってない anond.hatelabo.jp/20251125192426 たぶん，サブカル系のオタクだからじゃないかな．数学/数理科学とか計算機科学とか気候学/気象学とか地学/地質学とか生物学/進化科学とか歴史/郷土史とか，そういう学術系なら一生オタクを続けられるんじゃないかな．死ぬまで長いからね．

ちょうど昨日、奇遇にも「海外のシェンムーファンがあんなにもシェンムーを熱望してるの気の毒だなあ。なんか…ジャッジアイズみたいに適当な俳優のフェイシャルキャプチャーしたドラゴンエンジンのゲームで、主役が中国拳法使う感じのが出たら彼らも成仏できんかな？キムタクくらい顔面に力がある…マドンソクとか…マドンソクは鉄山靠せんな…」とどうでもいいことを考えていたところだ

元龍が如くスタジオの名越稔洋氏の新作『Gang of Dragon』ついに発表。「歌舞伎町一番街」でマ・ドンソクが大暴れ automaton-media.com/articles/new...

北斗の拳ドラマ撮影伝はサウザー編が終わってトキとラオウの戦いが始まって、もうそろそろ次にはリュウガ編が始まってしまうのか　言うて原作がツッコミどころを割り引いてなお大傑作だから、「ツッコミどころがあるって思うでしょ？実はアクシデントのせいで想定外の変な展開になっちゃってたんです」という架空の裏話が楽しいスピンオフ漫画が、なぜ必要なのかわからない変な展開が本当に始まったらどうなってしまうのか！

セリフ差し替えるのは百歩譲って許しても、全然フォント揃えないのは勘弁してほしいんだこの手のやつ　そこの文字が不恰好に浮き上がって気になってしまう

「『北斗の拳』をKindleで安売りしてくれたおかげで、『ドラマ撮影伝』との読み比べがやりやすくなってうれしいなあ」 「ゲッ！現代の表現自主規制ポリシー上問題がある一部のセリフが、安いフォントで差し替えられてる！電子新装版によくあるパターン！」 「…ということは、じゃああの迷セリフはむしろ改善されてる…？」 「いや、なんでだよ！！」 ってなった

ヨーガの力で戦う戦士・仮面ライダーフィットネスが現れたら、やっぱりバイクの名前はマシンピラティスなのかな

押井守が「敏ちゃん（鈴木敏夫）がそう仕立て上げたんだけど、宮さん（宮崎駿）は誰も批判できない権威になってしまった。だから誰も言わないけど、宮さんは脚本の才能がないよ」とずけずけ言うようなことを、庵野秀明に対してできる人間が必要なのではないか…と思ったが、押井守の口が悪いのは氏特有のものだし、なんなら押井守が庵野秀明にずけずけ言っている

どちらの映画も「映画でヒーローを演じていた役者なら、ちょっと悪事に手を染めていてもその人間的本質は善良に近いはず」という思い込みを突いているとも言える　言える？

ハリソンフォードが演じるとヒーローに見えるってメタ認知でギリギリ「うーん、確かに彼にも娘のためにやり直すチャンスをあげるべきかもネ！」って思えなくもないが、やってること極悪人だぞサンダーボルト大統領！

『キャプテン・アメリカ　ブレイブニューワールド』も『ズートピア2』も、いかにも共和党って感じの大物政治家のキャラクターが「陰謀に加担する俗物だけど、彼にまったく良心がないわけじゃないんだ…」みたいな微妙な手心を加えて描かれるのが目についたが、アレはそれなりに政治描写をやりたいけどオルトライトに炎上させられるのも怖いディズニーの及び腰なんかな

燃える太陽　背に受けて ゆくぞ　発進　マシンがうなる 俺は機械だ鉄人だ（ヘイ！） 今　燃え上がれよ　鋼の魂 （BREAK OUT!） 悪いやつらをぶちこわせ 必殺必殺全開パワーだ百烈パンチ 俺は　ゴージャス 原神インパクト（ダダッダー！）

セックスにおいて穴に物を突っ込む側か突っ込まれる側かでその人物像や関係性を推し量るのはたいへん失礼な偏見に満ちたことであるが（『きのう何食べた？』は広い層に向けてそれをサラリと啓蒙していてエラい）、やおい趣味はその失礼にどうしても依拠するものであり、オメガバースはそこに「物を突っ込む側として生まれた者のほうが人種的に優秀」との人種主義に近い能力主義までぶっ込んで加速させている

最近はもっとマイルドになってるかもしれないけど、「弱者は強いオスの前でメスになる」というより「メス(妊娠可能な性)は弱者であり、強きオスと番えるべきものである」って印象です　どっちにしろあかん

M型遺伝子異常者バース

社会通念上許されないことだからこそエロティック、というのはもちろんのこととして…オメガバースって「強く優れた者こそ真のオスで、弱者は彼の前でメス役になる」という、やおいの受け攻めにもかすかにあった性差別マッチョイズムをSFファンタジーの皮に隠してど直球にぶん投げてきている印象があって、男女にしたらその危うさがいや増すのか「石油王スパダリみたいなものでしょ」と逆に目立たなくなるのかちょっと気になる

うおおおお絶対荒れる！！！

オトメイトがオメガバースを扱った新プロジェクト「オトメイト・バースプロジェクト」を始動。従来のオメガバースとは異なり、オトメイトタイトル向けに解釈した新しい設定を用いたプロジェクト。男女の大人の恋愛を描いたストーリーが展開 https://news.denfaminicogamer.jp/news/251210q

「ガンダムの"リアル"は、主人公がスーパーマシンを操ってどう活躍しようと、究極的には彼は作中世界において一兵士にすぎない客観性のことである一方で、エヴァンゲリオンの"リアル"は、人間味のない作中世界に包囲された主人公の生々しい孤独と鬱屈に視聴者の共感を強く呼び起こす主観性のことだが、『ジークアクス』の宇宙世紀×思春期スーパーガールものの試みは、その狭間でリアリティに混乱していないか？」と放送当時考えていたものであった

エヴァンゲリオンの背景となる皮相なリアリズムに技巧が凝らされていなかったなら、それこそ凡百の"セカイ系"のように、世間知らずの視野狭窄にすぎないと一蹴されていただけだったのではないかな、と思います　「アニメーションの技術に騙されているだけで本質は凡百だ」と言いたいわけではなく、メカニカルに精緻に描かれながらもその向こう側には何もなく、そこに暮らす他の人間の息づかいが感じられない作中世界が、ろくに周囲の人間のことも見えてないのに社会や人との関わりに自意識肥大的に悲観的なプレッシャーを感じている登場人物の心象をあらわす道具として機能していたのもエヴァの長所だろうと

エヴァというと「セカイ系」みたいな括りで批判されることもありましけど、別に個人が世界と直結しちゃうのはそこまで悪いと俺は思ってなくて、じゃあ何がよくないのかって言うと、そこで表現される「世界」がなんか物凄い技巧で描かれているのに書き割りの背景のようで、個人と対峙させても別に面白くなってないのが問題なんじゃないかと思う。 そこで高度な技術が発揮されているほど、「これそこまで頑張って表現しなきゃならない内容か……？」みたいな気分になってくるのは否定出来ない……。なんかこう、方向性は違うけどハリウッドの超凄い映像を売りにしたアクション映画とかとおんなじサムシングを感じる。

『モアナ2』はアレだったが、『インサイド・ヘッド2』『ズートピア2』で「変な新機軸で前作を台無しにしたとファンにカドが立つようなこともない、それなりの続編」の作り方をディズニーが掴んだような感じがあって、逆に不安なので変にチャレンジングな2をやってほしい　エルサの力のルーツが実は原始時代にアレンデールに墜落した宇宙人の遺伝子によるものだったことにしよう

『アナと雪の女王2』は「1が大傑作なら、2はその出来が正直アレでも1より売れる」と満天下に知らしめたようなところがあるが、再来年の末に公開されるという3、公開時期未定の4と続く予定の中で、どこで貯金を食いつぶしてコケるかはちょっとした社会実験になるかもしれない

『ズートピア2』の海外レビューを見ていたら「『BEASTARS』ほど政治的に痛烈な内容ではないが〜」との評があり、（日本本国で逆に見られてないけど、なぜか海外ではちゃんとウケてんだよな、Netflixオリジナルアニメ版チャンピオン漫画…刃牙とかも…）と改めて思い知る

『ズートピア2』を見てきました　移民同士の差別をめぐるテーマもビジュアルも『マイ・エレメンツ』で既視感あるし、テーマについてはマイエレメンツのほうがちゃんとやってんでしょ、と思ってはしまうものの、お馴染みバディの倦怠期的すれ違いを描く内容は十二分にキャラ萌え的に楽しめて、安心感のある続編でした　『シティーハンター新宿プライベートアイズ』を思い出す

『爆弾』を見てきました　複数の登場人物の視点から事件を追いかける構成はよくできているし、爆発シーンも日常に紐づいた生々しい迫力があったし、何より佐藤二朗の演技がすばらしいし、ぜんぜんいい映画だったけれど、佐藤二朗の演技がよすぎて「山田裕貴は佐藤二朗の相手役には足りてないな！」とか「この佐藤二郎にはもうひとまわりすごいオチがほしい！」とか、逆に物足りなさを感じてしまうところがありました

しかし『MASTERキートン』はお人よしのキートンが英軍隊なんかに志願した人物的背景がサッパリわからんな、と気にしながら読み返していると、にこやかな終盤に比べて序盤では、まぶたを半分閉じたかなり不機嫌そうな顔が目立つのに気づく　原作者・勝鹿北星は原案に携わっていたものの途中からほとんど脚本を書いていない（のでクレジットが途中から小さくされた）と週刊文春に報じられたことがあるが、キートンのキャラクターも当初もっとシニカルだったのが、浦沢カラーに寄っていってヒューマニスト的になっていったのかもしれない

ビッグジュン編の途中で止まってた『ローゼンメイデン』をようやく最後まで読めた　肥大化する自意識と冷淡な現実社会との摩擦に苦しむ少年少女へのまなざしが意外にとても優しい作品だと感じる一方で、バトル・ロワイヤルものとしてかなりダラダラしたまま終わったのは、その優しさが残酷さを欠いたせいじゃないだろうか…と思う　雛苺脱落はショッキングでたいへんよかったが、蒼星石はなんかズルズル居残るし…

白倉の口八丁が、「さすが庵野」みたいなファンがなんでも無理筋に肯定するムードを呼び起こすものになってほしくねえ〜

90年代とか00年代の子供番組オタクって「マーチャンダイジングの縛りから解放された子供番組」を夢見てて、それが「大人の鑑賞に堪える」って言葉の流行や、真とかクウガみたいな作品に繋がったと思うんですよね　でもその夢は子供番組の本質的要素を色々無視してたから、今の世代はもっと販促都合に寄り添って子供番組を見られてるけど、それって作り手と共犯的になりすぎてないかな…などと、オタクが白倉をやたら持ち上げるムードの中にたまに感じてしまいます（白倉の自著まで買ってんのに）

自戒も含め言うなら｢玩具の販促のうまさと作品性の両立をやたら気にする｣がオールドファン仕草だな～と思う(やっぱり平成二期最初3作あたりの小物連動ってけっこう衝撃的だったから...)

高市総理は私などよりずっと発言に責任のある立場なのでこれは何の免責にもならないが、私は『艦隊これくしょん』を遊ぶまで駆逐艦も空母も巡洋艦もぜんぶ戦艦だと思ってました

高市総理が国会答弁でSwitch2を「ファミコン」って呼んでも「お母さんは子供のピコピコを全部ファミコンと呼んでしまうものであり、誤りではない」って閣議決定されるのかな

『シン・エヴァンゲリオン』（これは私嫌い）をハライチ岩井が「こんなものを褒める人間は昨今のアニメブームに乗せられているだけだ」と取れる発言で罵倒して炎上したことがあったが、私は「エヴァンゲリオンのマニアなんてそのくらい自己中心的にナイーブで狭隘であるべきだ！」とゆがんだ感心をした

マニアなんて頑迷で偏屈であるべきだ、「愛する対象の変化に合わせて価値観をアップデート」なんて何でもやっていいことじゃない…と思っているので、『プレデター:バッドランド』を個人的には気に入ったが、ボロクソに批判するシリーズ・ファンにもかくあるべしと好感を抱いている

平成仮面ライダー初期のファンには「おもちゃ都合でゴテゴテしたデザインの仮面ライダーやその武器は俗悪」という声が、オールドファンのみならず平成からのファンにも多数あったし、『カブト』のパーフェクトゼクターとかそれでかなり嫌われていたが、『電王』のクライマックスフォームやデンカメンソードがそれを番組のムードに乗せて「ダサカッコいい」と開き直ったのが、そのノリの極地『ジオウ』に繋がる後の歴史を作ったと思う

『仮面ライダー電王』は「重苦しい伝統を屁とも思わない、軽薄な悪ふざけ感こそ平成仮面ライダーらしさ」とでも言うべきイメージの基礎になったと思うが、そういや龍騎とかに比べてあんまり対立に荒れてた印象がない　響鬼カブトの大混乱にファンが疲れ切っていたのだろうか

「エヴァのテレビ版最終回はやばいくらいファンに激怒されていた」とかも旧劇に記録として残ってよかったのかもしれない

『仮面ライダー龍騎』や『ガンダムSEED』が現役世代の熱狂的人気の一方でうるさ方のオールドファンに死ぬほど嫌われてた過去は、当時のネットのログやオタク生活を描くサブカル部活系漫画から今でも容易に伺い知れるが、GガンダムやガンダムWはひょっとしてそういうの今から辿れないか？当時のアニメ誌の読者投稿欄とか見ないと？

『魔法少女まどかマギカ』は深夜アニメを少しでも見る人間はほとんど全員少しは話題にするような、言ってしまえば「覇権」だったが、その完全新作劇場版『叛逆の物語』…内容も十分にクオリティが高い…であっても興行収入は20億円ほどで、SNSのTLと社会の区別がつかなくなり始めた第一世代のオタクたちは「俺たちの大騒ぎって、客観的にはこの程度の規模だったのか」とショックを受けていた

むかし『涼宮ハルヒの消失』を見に行ったとき（なんて混み方だ…こんな変な席に通されて、右斜め上を見上げるように映画を見るのは初めてだ…）と変な感心をしたが、あれでも興収8億とかであった

バンダイナムコフィルムワークスがとち狂わない限り数十スクリーンとかの公開規模だろうし、5億いったら劇場満員御礼、くらいのヤツだと思うっス！

ウマ娘とかゲ謎あたりの推移考えると25億くらいはいきそう。チェンソーマン通ってるあたりと年代被ってそうだし

劇場版「ミルキー☆サブウェイ」来年2月6日公開 https://natalie.mu/comic/news/650588?utm_source=bluesky&utm_medium=social タイトルは「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き」に決定。特報も公開された。 #ミルキーサブウェイ #MilkySubway

慶喜の孫子には新撰組は作法をわきまえない厄介者だと伝わっている、という事実はぜんぜん面白い証言だと思うが、慶喜の家を継いで社会的に相当高い地位にいる人間が、幼い頃から武士教育を受けなかった人間が侍になろうとしたのがそもそもありえない…と、生まれの差について死ぬほど無頓着な発言をしてんのは新撰組を悪く言うのとは別問題で反感買うわいな　廃家するらしいけど

遠い先祖にホモ・サピエンスを持つ者ですが、私が知らされているネアンデルタール人は粗野な乱暴者だったそうです