大正13年8月の『二六新報』に不定期連載されていた掌編怪談がけっこう粒揃いで大満足。ひとつ要約。
8月20日「捨児」
“物真似の竹さん”と呼ばれる物真似名人が夜道を歩いていると、中年の女が話しかけてきた。女は竹さんに「お産の物真似を見せてください」と変なリクエストをしてくる。
竹さん、なんとか物真似をしようとするのだが、お産の物真似ってなんだ? まったく何も出てこないでいると、女が怒鳴った。
「そこはこうでしょうよ!」
途端、赤ん坊の鳴き声が響き渡った。竹さんがハッと我に帰ると、道端に赤ん坊が捨ててあった。
これで終わり。クール。
6 days ago