『グランドフィナーレ』見終わった。パオロ・ソレンティーノ監督。スイスの高級ホテルに滞在中の、引退した老作曲家兼指揮者と、その友人で同じく老境ながら新作撮影に意欲を燃やす映画監督の交流を軸に、周囲の人々のエピソードも交えて若さと老いを描く。マイケル・ケインとハーヴェイ・カイテル。
映像美に音楽の使い方にカット繋ぎに配役に…と映画的な快感には事欠かず。にも関わらず少し物足りないのは、同監督の『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『Hand of God』と同じ印象。どれも個人的にはかなり好みなんだけれど、あと一押しに欠け、良作とは思えども熱心に追う気にまでは至らず。
1 day ago