ときどきあった親族とか地域での会食みたいな場で、性役割で居場所を分けられる苦痛をふと思い出した。
女性たちは端の方の席に座らされ、空いたお皿や瓶があれば下げたりできた料理を配って歩いたり。「見ているのがきつかった」と言えるのは特権的な立場だからと言われるのだろうけど、自分はそっち側に行きたかった。特に幼いころは。
自分で下膳してそのまま食器洗いにつこうとすると、「あなたは良いから、話し相手してらっしゃい」と言われた。そうして酒臭いおじさんたちに挟まれて、ニコニコ笑って話を聞き、グラスが空いたらお酌をする役を求められた。特に自分みたいなタイプは何も言わずに聞いていることを求められた。
7 days ago