1980年代から2000年代初頭にかけて、漫画家とり・みき作品は出版社を越えて、装丁家祖父江慎が手がけているものが多い。どれも紙の本でしかできない遊びが施されている。白泉社「ひいびいじいびい」の小口、ぶんか社の「おだいちょうだい」「ひとたちの」表紙、内表紙まわり、早川「キネコミカ」の映画的導入に使う透けるプラ紙の遊び、「SF大将」の台割と製本が混乱しそうな体裁、極めつけは講談社「猫田一金五郎の冒険」での遊びの数々。紙の種類を途中で変えたり、角を丸にしたり…。文庫や電書ではできない本の価値。この2人の組み合わせは最高。宝にしたい。
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