文章書いてるとつくづく思うけど、そしてそれを自由意志と呼ぶのかは知らないけど、いくら読者を意識せよと言ったところで結局のところ「思い付くこと」の範囲でしか何も書けない訳で、その意味では何であれ「自分の気持ち」しか書くことはできない。そしてその自分の気持ちが、「思い付くかどうか」という檻に囲われているのだとしたら、果たしてそれが本当に「自分の気持ち」なのかどうかも定かじゃない。本当は「もっといいこと」を思い付きたいのだとしても思い付けない。その限界をひとまず「自分」と呼んで生きていくしかないのだろうけど、俺にとって生の塗炭というのは根源的にはこの限界に根差す。
3 months ago