プラトン「国家」、ただ最近読んだからということで私も少し言及したくなるのだが、あの詩人追放論や妻子共有制度論なんかは流石に暴論だろと思って実際読んでみてもやっぱり暴論。現代人として大いに馬鹿にしたら宜しいとは思うとともに、だからといってそれは我々がプラトンよりマシな人間だということではなく、ただ歴史を通じて人々が思索し続けた結果の上に立っているだけだということを忘れないようにしたい。むしろプラトンほどの人でもこういう胡乱な話を書いてしまうことがある、という意味では非常に教育的である。
4 days ago