誰のか判らぬ通夜の席で、白木の棺桶をテーブルにカレーと餃子を食べる夢。乗せられた餃子6個へルーが半分かけられている。
棺桶に皿を並べるのも、焼香を国籍不明のブレンドに変えるカレー&餃子臭も、弔問客の中で俺だけ真っ赤なポンチョであることも不思議と後ろめたくはないが、夢の中の俺は餃子カレーに良心の呵責めいたものを感じていた。
カレーに餃子はおそらく合わないが、一口も食さずにそう断じてよいものだろうか。しかし「ああやっぱりね」と苦笑するために食べ物で遊ぶというのも、それはそれでどうなのか。揚げ餃子ではなく焼き餃子を乗せた何者かを、どの程度まで憎んでよいのか。読経は長々と続き、カレー餃子は冷めてゆく。
6 days ago