小泉八雲でずいぶん前に読んだ『或る女の日記』というのが凄かったのを思い出しネットで探して再読
これは東京で暮らしていた下層の女性の日記を八雲が注釈をつけたりはしているが、哀しいぐらいに慎ましい当時の暮らしがわかり胸が苦しくなる
高等教育はもちろん受けていない、当時としては「いきおくれ」の部類にはいる女性が近所から見合い話(相手は再婚)がきて翌日には簡単な見合いをしてすぐに結婚する
相手の年と月給と占いの相性というふんわり情報だけで結婚を決めてしまうのかという驚き
多分栄養状態が最悪だから生まれた子どもが次々とすぐ死んでしまう、姉妹も肺病で死ぬ、楽しみは神社仏閣のお参りや寄席や芝居だけ
11 days ago