倉沢繭樹
@mayuqix.bsky.social
📤 76
📥 246
📝 142
ミメーシス体質の言語奏者。 note:
https://note.com/mayuqix
reposted by
倉沢繭樹
河出書房新社
5 days ago
「君の正義を信じて正しく怒るんだよ、正しく不機嫌でいるんだ」 「#虎に翼」スピンオフ 『#山田轟法律事務所』のマスターの言葉、この本にも通じます😭 19世紀、実際の女性差別を集めた絵本『問題だらけの女性たち』。ユーモラスな語りながら絵の女性達の顔。 みんな怒ってる。 先人達が正しく怒り続けてくれたから、「前に進んだ」こと、たくさんあると思います。 これからもたゆまず、諦めず。 ずっと心によねさんを。
www.kawade.co.jp/np/isbn/9784...
0
246
89
敗戦後の日本で、人は皆各々の事情を抱えていた。進駐軍むけに慰安所を設置する水谷。生きるために米兵の「パンパン」をする夏。家族を戦争で失ってパンパンを憎み、殺害する男。チンピラに使われて小銭をもらう浮浪児。山田よねは、それを充分わかっている。しかし、私利私欲のために勝手に線を引いて自己正当化し、弱者を虐げる者を「おぞましい」と批判し、憤慨する。斧ヶ岳美位子の尊属殺人裁判と、被差別部落出身者の冤罪の可能性が高い殺人裁判は、よねと轟が理不尽な「クソ社会」に挑んだ法廷だ。姉の夏が誇れる妹の戦いの場。〈カフェ燈台〉は、かすかな灯りを世にともす〈
#山田轟法律事務所
〉になる。増野が望んだように
#虎に翼
5 days ago
1
6
1
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と妻・セツをモデルにし、タイトルが『
#ばけばけ
』であるのだから、「怪談」が重要なモチーフであるのは間違いない。トキに想いを寄せた小谷は、しかし、怪談なんて時間の無駄だ、と彼女への思慕が冷める。怪談に入っていける人/いけない人で、トキを中心とした「見えない世界」が広がっているかのようだ。松野家一同、雨清水傳、タエ、親友のサワは、怪談に入っていける人たち。別れた元夫の銀二郎もだが、「現実」に負けた。稲荷神社を「気味が悪い」と言う江藤リヨや、怪談を好かない小谷は、怪談に入っていけない人たち。三之丞、錦織は不明。レフカダ・ヘブンは、もちろん、入っていく人だ。
4 months ago
0
0
0
松野家の養女であったトキ。「産みの親」は雨清水タエと傳だった。トキは、誰に聞いたわけでもなく、その事実に気づいていた。また、松野フミと司之介が「本当の親」であるとも思っている。このふたつは、トキの中で複雑に両立しているようだ。そして、傳が病死。 「草木も眠る丑三(うしみ)つ時」。丑の刻参りの時間にちなんでいるだろう、雨清水という姓。実の娘を養女に出さねばならなかった恨めしさ。怪談「松風」由来の清光院をトキと訪れた「ランデブー」が、傳にとって最後の娘との水入らずの時間だったのかもしれない。
#ばけばけ
5 months ago
0
1
0
明治時代のお見合いは、たとえ婿入りであろうと、女性が参会者にお茶を出す時間が唯一の顔見せで、男性が見初めれば結婚が成立するという、やはり家父長制色濃いものだったというのが、興味深い。そもそも、お見合いという「儀式」自体、ある程度の家格同士でないと行われないのだろう。トキは銀二郎とふたりだけの時間をつくり、怪談好きというところで意気投合。めでたく婚礼となるが、松野家の借金は思っていたより膨大。馬車馬のごとく働かされる毎日。狭いあばら家では、「初夜」もままならない。トキと銀二郎、お互い没落士族の家ではあるが、入婿は大変だ。
#ばけばけ
5 months ago
0
2
0
「妖怪とは零落した神である」は民俗学者・柳田國男の説だが、零落しても、神だった時代の名残があるのかもしれない。兎の養殖商売が市場の暴落で失敗し、背負った借金を一家で働いて返済している没落士族の松野家。しかし、返済に難儀して、借金取りがトキを遊廓へ、と持ちかけたところ、勘右衛門は激怒。トキの幼馴染みのサワは、遊女のなみを軽侮。どんなに悲惨な生活でも、矜持を保とうとする旧士族たちのうらめしさ。カステラに喜ぶトキを見つめる親戚の傳の眼差しが、複雑な思いを物語っている。
#ばけばけ
6 months ago
0
3
0
吉原が有名だが、色街や悪所は町の特定の区画に囲い込まれる。司之介がトキにおしえたように、松江は橋をはさんで武士の区域と町人・貧者の区域が分かれている。トキは「向こうの世界」を知らない。 兎はたくさん子をなすので縁起がいい、という俗信が関係あるのか不明だが、兎の転売の商いをはじめて当たったかに見える司之介。食事の膳が豪華になった。が、借金取りに連れて行かれる女たちに混じって、兎商売を斡旋した金成の顔が。
#ばけばけ
6 months ago
0
1
0
子どもの頃、親から買い与えられた本の一冊に小泉八雲の怪談集があった。八雲の怪談で最も有名なのは『耳なし芳一』だろう。滅ぼされた平家の亡霊たちが、芳一の琵琶にすすり泣く。ヘブンにその話を語って聞かせるトキは、松江藩の没落士族の娘。時代に取り残された者たちが、世を恨み、呪う。OP曲「笑ったり転んだり」には「日に日に世界が悪くなる/気のせいかそうじゃない」「夕日がとても綺麗だね/野垂れ死ぬかもしれないね」との歌詞が。不吉だ。武士の世の終わりは、旧士族にとってそんな世界なのかもしれない。 稲川淳二は、寒い夜に家の中で語るものだから、怪談の季節は冬だと言っていた。『
#ばけばけ
』が後期朝ドラでよかった
6 months ago
0
3
0
小学生の時にテレビで「ファースト・ガンダム」を見ていた世代なので、たとえば大学生ぐらいで『ジークアクス』みたいなリブートを見てれば「おぉ!」となったかもだけど、もういい年なので、「ほほう、そうきましたか」という感想になりますね。 ちなみに、シュウジの「~とガンダムが言っている」って、『攻殻機動隊』の素子の「囁くのよ、ゴーストが」のパロディですよね。
about 1 year ago
0
1
0
『虎に翼 紅白特別編』は、1937年の年の瀬だ。日中戦争が始まったので、寅子が言う「海の向こうの戦争」はこれを指しているのだろうが、同時に現在続くウクライナ戦争やイスラエルのパレスチナ虐殺等も想起させる。紅白にあえて水を差すこのドラマらしい演出だ。パレスチナカラーのシンボルとして西瓜があるが、絨毯の緑のグラデーション、赤っぽい衣装、照明の発光、夜の闇。裁判所がパレスチナカラーだ。よねがいなくなって、米津玄師が現れる。燕=男が飛ぶ空に唾を吐く「さよーならまたいつか!」は、よねの主観世界なのかもしれない。『虎に翼』シナリオは「さよーならまたいつか!」の寅子の口パクで終わり、こうして始まる
#虎に翼
about 1 year ago
0
4
0
mixi2、一応つくってみました mixi1には、まったく縁がありませんでしたが……
mixi.social/@mayuqix
loading . . .
倉沢繭樹 (@mayuqix) | mixi2
ミメーシス体質の言語奏者
https://mixi.social/@mayuqix
over 1 year ago
0
1
0
reposted by
倉沢繭樹
Shotaro Tsuda
over 1 year ago
昨夜の韓国での出来事のまとめとして。事件の直後にしか書けない、臨場感のある記事だと思う。
news.yahoo.co.jp/expert/artic...
loading . . .
「死ぬ覚悟で来た」…尹錫悦大統領の‘非常戒厳宣布’に抗った韓国市民、背景に民主主義の歴史(徐台教) - エキスパート - Yahoo!ニュース
3日22時過ぎ、野党を「反国家勢力」と見なす尹錫悦大統領による突然の‘宣布’で始まった、45年ぶりの韓国「非常戒厳」事態。 明くる4日午前1時頃に国会で可決された「非常戒厳解除要求案」を尹大統領が受
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/eb4ac57368e90261e03fedde2fb1a9b3a65f6562
0
634
346
reposted by
倉沢繭樹
Bluesky
over 1 year ago
A number of artists and creators have made their home on Bluesky, and we hear their concerns with other platforms training on their data. We do not use any of your content to train generative AI, and have no intention of doing so.
910
102996
30228
reposted by
倉沢繭樹
Bluesky
over 1 year ago
Another day at Bluesky, and it looks like growth is not slowing down! Welcome! We’d like to take a moment to share our stance on AI and user data:
1815
117335
12168
reposted by
倉沢繭樹
ギズモード・ジャパン
over 1 year ago
loading . . .
Blueskyはユーザーの投稿をAI学習に使用しないと宣言
https://www.gizmodo.jp/2024/11/bluesky-does-not-use-user-posts-to-train-ai.html?utm_source=twitter&utm_medium=feed&utm_campaign=8c59f1ec1dd24c4047efc9b00842e8d9
https://www.gizmodo.jp/2024/11/bluesky-does-not-use-user-posts-to-train-ai.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=bluesky&utm_campaign=8c59f1ec1dd24c4047efc9b00842e8d9
0
23
10
『虎に翼』シナリオ集刊行記念・オンライントークイベント視聴。脚本の吉田恵里香さんが視聴者の様々な質問に答えてくださったが、中でも、寅子と桂場の関係を「法とは何か」を巡って対話する「ソウルメイト」だと表現していたのが印象的だった。桂場が、甘いものを食べているシーン以外のプライベートな部分が描かれなかったのは、その関係にウェットさを持ち込みたくなかったとのこと。 最後の質問は「登場人物の個性に沿った魅力的な台詞を書くにはどうしたらいいか?」だったが、「台詞をストーリー構成上のパーツにしないこと」と答えられていた。モブをモブで終わらせない『虎に翼』のシナリオライターらしい返答だな、と思った
#虎に翼
over 1 year ago
0
1
0
朝ドラ『虎に翼』についてのBlueskyポストまとめ(6) 2024年9月(最終月)
note.com/mayuqix/n/nf...
loading . . .
朝ドラ『虎に翼』についてのBlueskyポストまとめ(6) 2024年9月(最終月)|倉沢繭樹
(気になった、もしくは自分が何か書けそうな回のみ感想をポストしています。日付はポストした日のため、必ずしも本放送日回と一致していない場合があります。また、ポスト時の感想に一部加筆、修正しています) ○2024年9月3日 砂川闘争において、在日米軍基地にデモ隊の一部が立ち入ったことを裁く過程で、日米安全保障条約が違憲か否か、という高度に政治的な判断に司法は介入しない、と最高裁は判決を下し、原判決...
https://note.com/mayuqix/n/nff07c03b7097
over 1 year ago
0
0
1
●どんな生き方も否定しない「虎に翼」 大学院で寄生虫研究をしているという設定に、そんな伏線がどこかにあっただろうか、と少々面食らったが、しかし、優未は研究の道を断念。平成11年、男女共同参画社会基本法が施行された時には、着付け・茶道教室を開き、寄生虫研究雑誌を編集。本作のもうひとりの主人公・花江は、家族たちを見守りながら、猪爪家の「重鎮」に。寅子のように、ある分野で傑物にならなくても、「戦う女」でいなくても、どんな生き方も否定しない本作の視座がよく表れた最終回だった。
#虎に翼
over 1 year ago
1
3
0
美位子の事件のモデルとなった「栃木実父殺害事件」に対する判決とほぼ同様、刑法第200条の尊属殺重罰規定は、同199条の普通殺と比較して差別的であり、憲法第14条違反だとの違憲判決が出た。昭和25年の合憲判決において、反対意見を述べていたひとりが穂高だった。23年を経て、教え子の桂場がその意志を継承したと言えるだろう。殺人に拭い難い罪悪感のあった美位子に「生きて、できる限りの幸せを感じ続けて」と声をかける寅子。 甘いものを断っていた桂場は、チョコを食べる 傍聴券を逃した遠藤は、自分たちの関係が認められる歴史的瞬間を、生きている間に見れるといいな、と轟に言う。同性婚は未だ認められていない
#虎に翼
over 1 year ago
0
2
1
●憲法裁判所不在の日本 日本には法律が憲法に適合しているか、違憲審査を専門に扱う機関「憲法裁判所」が存在しない。よって、ある法律が合憲か違憲かを判断する場合、具体的な事件の審判を通じて最高裁でなされることになる。本作では、美位子の父親殺害事件において、刑法第200条の「尊属殺重罰規定」が違憲か否かを争うことになった。尊属殺に重罰を科すのは「人類普遍の道徳原理」だとする昭和25年の合憲判決理由に抗して、山田よねは、娘に暴力を振るい続け性的に凌辱した父親の行いこそ道徳蹂躙で畜生道に堕ちており、それを容認するなら、社会や我々も畜生以下のクソだ、と弁論を展開する。感情的に見えて実は論理明快だ
#虎に翼
over 1 year ago
1
4
1
穂高も桂場も司法の独立を守る、という意志は同じだ。だが、変わるべき時は変わらねば、という穂高は進歩的。「時期尚早」を口にし、慎重な桂場は保守的。珍しく語気を荒げ、人権蹂躙を放置したまま、何が司法の独立か、と問うた航一。変化の中の一貫性を尊ぶのが、保守ではないのか 美佐江は死にました、と母の佐江子は寅子に告げた。亡くなりました、ではない。残されたメッセージは、自殺を示唆する。東京に出て来て、自分は特別ではなく、ただの女だと感じるようになったと。しかし「自分は特別だ」と思ったことのないひとなどいるだろうか。ひとは本源的には「特別な存在」として生まれ落ちる。そして特別でないことを受け入れる
#虎に翼
over 1 year ago
1
3
1
評論家の浅羽通明氏は旧司法試験に合格した後弁護士にはならず、塾の講師をしながら、オカルトに耽溺していた。それはさておき、涼子は司法試験に合格後、弁護士への道を留保。自分なりの世の中への「股間の蹴り上げ方」だと。 ずっと法律事務所に居たいと言う美位子に、お前の父親や法律や世の中がクソなだけで、おまえが可哀相なわけじゃない、と告げる、人と比べて安堵するな、とも。伊藤沙莉との対談で米津玄師は、「社会の構造がもたらす理不尽」をさりげなく強調していた。姉の問題解決のため、悪徳弁護士と一夜を過ごしたよね。「ブルーパージ」に遭い左遷された朋一。社会に翻弄され、もがきながら、平然を装う。美雪はどうか
#虎に翼
over 1 year ago
1
2
0
美佐江の姓は「森口」 寅子に声をかけたセーラー服の少女は「並木美雪」 迎えに来たのは「並木佐江子」 新潟と言えば、有名なのは米と豪雪 並木道は森の入り口へ 音羽の腕に赤い腕飾りがないか、確認する寅子…… やにわに緊迫してきた
#虎に翼
over 1 year ago
0
2
0
なるほど。 Bluesky のユーザー数は現在 1,000 万人を超えており、私は #4,137,638 番目でした。
over 1 year ago
0
0
0
西澤哲『子どものトラウマ』を読み、虐待を受けた子どもがショックから心を守るため、その体験をフリーズするというメカニズムを知った。それが深刻化すると、体験を受けた自分を分割する「解離」に至り、和田秀樹『多重人格』では多重人格障害の原因だと説明される 美位子への父親からの長年に渡る身体的・心理的・性的虐待とも言える行為は人間の所業とは思えないが、よねが言う通り「ありふれた悲劇」だ。そんな社会を変えたいと航一に訴えるよね 桂場は、寅子が口にした「穂高イズム」に対し、そんなものを掲げていてもこの場所にはいられない、と返す。多岐川の幻影は、桂場が自分を救うために無意識に呼び出したのかもしれない
#虎に翼
over 1 year ago
0
6
1
ハワード・ゼア『修復的司法とは何か』では、「コミュニティ司法」に関してページが割かれている。法システムの機能は紛争解決だが、その規模は国際社会から個人間にまで渡る。刑罰を科す「応報的司法」は国家大になった法システムの主な紛争解決手段となったが、被害者と加害者の関係を調整する「修復的司法」はコミュニティ(共同体)大での解決手段でもあった。 法制審議会で、少年法改正を後押しする国民の空気がある、と言う時、それはどの程度か。そもそも「犯罪少年」の顔が、どれほど見えているか。尊属殺人に問われている美位子の裁判も上告された。 面識圏を超えた人々の事情を、私たちは想像し難い。よって不必要に恐れる
#虎に翼
over 1 year ago
0
0
0
友人が少なそうな桂場だが、ライアンと多岐川は数少ない友人の内の親友だったろう。寅子とは、穂高という師を同じくする「兄妹弟子」的な関係かもしれない。その穂高が亡くなった際、司法の独立を貫く「穂高イズム」を守る、と決意を口にしていた桂場。彼のモデルとされるのは、第5代最高裁長官の石田和外だ。石田は、リベラル派法曹の集まりである「青年法律家協会(青法協)」所属者を冷遇した「ブルーパージ」を行ったことで知られる人物。これは、司法への政治の介入を嫌った石田が先手を打った、と解釈されている。法曹界が保守的であることを望んだ石田。桂場も、やはりそのようだ。が、裁判員制度導入など、司法は開かれていく
#虎に翼
over 1 year ago
1
3
0
1956年経済白書の序文には「もはや戦後ではない」との一節があった。ここから高度経済成長が始まり、70年代初めに終焉。60年代後半から70年代初めにかけ、四大公害病裁判が起こり、学生運動が過激化(内ゲバ化)し、第二次安保闘争があり、あさま山荘事件が起こり、沖縄返還にいたる。59年の皇太子明仁と美智子のご成婚パレードをきっかけに一気に普及したテレビで、寅子は桂場の最高裁長官就任所感を見ていた。 航一の狼狽をよそに、寅子ははるに言われた「地獄を進む覚悟はある?」との言葉をかけ、頷いた優未は寄生虫研究を断念。のどかは「絵描きもどき」と結婚。少年法改正が俎上に。「大状況」も「小状況」も波乱だ
#虎に翼
over 1 year ago
0
2
1
60年代アングラ文化は、学生運動や性の解放を描き「左翼的・リベラル」と見なされることが多いが、仔細に見てみると、「母胎回帰」モチーフや「社会が変化しても何も変わらない」との幻滅が見てとれる。つまり「右翼・保守的」だ。司法判断の恣意性を批判する朋一、裁判官に代表される権威に楯突く学生たち。一方、女性法曹の不適格性の指摘の列挙に怒りながら、「社会は急な変化を恐れる。声を上げ続けることが大事」と語る寅子。社会の変化とバックラッシュ(揺り戻し)。この繰り返しだ。 アングラ文化は「変わりたい」と「戻りたい」に引き裂かれたメンタリティだった、と考えることができる。そうやって、社会はしかし変わる。
#虎に翼
over 1 year ago
0
16
5
「再び世間を騒がせる尊属殺人事件」として伏線が張られていたのは、斧ヶ丘美位子が実父を殺害した事件のことだった。これは、1968年に現実に起こった「栃木実父殺害事件」がモデルであるようだ。長年にわたり性的虐待を受け、職場で知り合った男性と結婚したい旨を告げるも激高され監禁。耐えかねて、実父を絞殺した事件。よねは、自身の境遇と重なる部分を感じたかもしれない。 東大副学長を務めた社会学者の吉見俊哉氏の最終講義は「東大紛争1968-1969」と題し、安田講堂で行われ、一般視聴者に配信された。東大紛争は、その後過激化(内ゲバ化)していく学生運動のメルクマールだった。汐見と香淑の娘、薫の心境は…
#虎に翼
over 1 year ago
1
0
0
僕は介護職の経験があるのだが、認知症者が、いちばん身近なひとのことから忘れていくのはなぜか、について、仮説がある。自分が衰え、何もできなくなっていく情けなさや恥ずかしさ、そんな姿を肉親に見せたくない、との思いから、忘却によって身近なひとを「他人」にしてしまうから、というものだ。百合は亡夫のことは覚えているが、寅子や航一を忘れていくのかもしれない。 原爆裁判は結審した。原告の請求は棄却された。しかし、原爆投下は国際法違反であり、被爆者の救済策に関しては、立法府である議会と行政府である内閣の責務である、との判決を下した。これは「意義のある裁判」になった、と言えるか。
#虎に翼
over 1 year ago
1
1
0
映画.comに、塚原あゆ子監督『ラストマイル』のレビューを投稿しました。/「システムよ止まれ」と彼と彼女は言った
eiga.com/movie/100881...
loading . . .
「「システムよ止まれ」と彼と彼女は言った」ラストマイル マユキさんの映画レビュー(ネタバレ) - 映画.com
ラストマイル。マユキさんの映画レビュー(ネタバレ)。評価4.0。みんなの映画を見た感想・評価を投稿
https://eiga.com/movie/100881/review/04216041/
over 1 year ago
0
0
0
のどかが朋一に言った「どうにもならないことに腹を立てるのはやめなよ。疲れるだけだから」という言葉は、どうにもならないと思われてきたことに疑問を呈し続けてきた寅子を主人公に据えた本作の大テーマに触れた。そして、よねが原告の吉田ミキに言う「声を上げた女に、この社会は容赦なく石を投げてくる」という言葉は、原爆裁判のことだけでなく、近年の「Me Too運動」を想起させる。自身の性的被害を訴えたジャーナリストの伊藤詩織氏は、心ない誹謗中傷に晒された。ハリウッドの有力プロデューサーの長年にわたる性暴力を告発する様を描いた映画『シー・セッド』では、取材を拒否する被害者が多数いたことが明かされる。
#虎に翼
over 1 year ago
0
20
9
砂川闘争において、在日米軍基地にデモ隊の一部が立ち入ったことを裁く過程で、日米安全保障条約が違憲か否か、という高度に政治的な判断に司法は介入しない、と最高裁は判決を下し、原判決を破棄し、地裁に差し戻した。これがいわゆる「統治行為論」だ。 原爆裁判には、この砂川事件裁判と似たような印象をおぼえる。原爆は新兵器であり、これを禁じる条約はなかった。講和条約で、日本はアメリカへの賠償請求権を放棄した。戦時中、日本国憲法は存在しなかった。国側参考人の言うことは、つまりは「条約(法)の不在や不作為を盾にして、政治的な判断を回避している」と映る。アメリカに「配慮した」統治行為論と相似形だ。
#虎に翼
over 1 year ago
1
4
1
朝ドラ『虎に翼』についてのBlueskyポストまとめ(5) 2024年8月
note.com/mayuqix/n/ne...
loading . . .
朝ドラ『虎に翼』についてのBlueskyポストまとめ(5) 2024年8月|倉沢繭樹
(気になった、もしくは自分が何か書けそうな回のみ感想をポストしています。日付はポストした日のため、必ずしも本放送日回と一致していない場合があります。また、ポスト時の感想に一部加筆、修正しています) ○2024年8月2日 敗戦後、軍幹部は判で押したように言ったそうだ。「空気には抗えなかった」と。山本七平は『「空気」の研究』で、「空気」とは物事の臨在感的把握による絶対化で、その対象に支配されること...
https://note.com/mayuqix/n/nef7bfbbef66d
over 1 year ago
0
1
0
まずは星家の問題を解決するために、家族のようなものを「解散!」の寅子の一言は「これにて閉廷!」の響きがある のどか、朋一、そして優未も、充分に「子どもの時間」を持てなかった。寅子は女性法曹の道を切り拓くため、航一は総力戦研究所での机上演習で日本が負けることを予測していたのに戦争を止められなかった責任から、我が子を子どもとして「甘やかす」ことができなかった。仲は悪くないが、ドライな家族。その星家の空気が、寅子と優未によって変えられてしまった。朋一とのどかが感じた嫉妬や疎外感の原因 寅子は新潟での生活をへて、優未との関係を作り直した。優未の麻雀勝負を契機に、佐田家と星家は家族になっていく
#虎に翼
over 1 year ago
0
0
0
のどかが朋一に言う「どうにもならないことに腹を立てるのはやめなよ。疲れるだけだから」という言葉は、このドラマの大テーマに触れた。寅子は、どうにもならないと思われてきたことに「はて?」と疑問を持ち、質問し、考え、議論し続けてきた存在だからだ。「女性の社会進出」は難しいと諦めたら、無駄に疲れはしなくなるかもしれない。しかし「スンッ」を強いられる社会で生きていくことになる。徒労でも、違和感をやり過ごさず、口に出して可視化する。それが本ドラマが主張してきた大事なことだ が、物心ついた頃から日本国憲法があった直明の生徒は、これまでの戦いの歴史を知らない。よって、女性の意見を「わがまま」と見なす
#虎に翼
over 1 year ago
0
25
7
新民法では、夫婦はどちらかの氏を名乗る、とされたが、夫の氏を名乗ることが社会通念上当然、という意識のままなら、結局は妻が姓を変えることになる。しかし「折れたほうも、折れさせたほうも傷つく」。寅子と航一は、「永遠の愛を誓わない」ので遺言書で取り決めを行い、明律大同窓生の「判決」により、内縁関係、つまり事実婚を選んだ。 選択的夫婦別姓も同性婚も、それを望む人たちを排除しない、という誰にも不利益にならない制度なのに、保守が反対するのはなぜか。それは個人を「尊重しすぎる」ことで社会規範が毀損される、とのおそれからかもしれない。しかし、変化の中で変わらないものこそを尊ぶのが保守の本分なのでは。
#虎に翼
over 1 year ago
0
1
0
大学で「異文化理解の心理学」という講義を受けたことがあった。社会のマイノリティの世界を「異文化」と捉え、留学生、障害者、LGBT等の人たちについて考える、というもの。メディアのLGBT表象に関して、学生から「どうしていつもイライラしていたり、すぐ怒るのか?」という質問が出て、講師は「自分のことを常に人にわかってもらわなきゃいけない、というプレッシャーに晒されているから」といった返答をしていた。マイノリティは、マジョリティから、いつも説明を求められる。マイノリティは「自分が何者であるか」を語らせられる。「いつから異性を好きになったか?」とは訊かれない社会。それが「ヘテロシステム」だ。
#虎に翼
over 1 year ago
0
15
3
元宝塚歌劇団員で、LGBT活動家である東小雪さんの講演に行ったことがあり、そこで支援者を「アライ」と呼ぶことを知った。自分が見えていなかった世界のことをもっとおしえてほしい、と轟に寄り添う寅子はLGBTアライになれるか。そもそも、優三と結婚し、航一との再婚に悩む寅子はアロマンティック/アセクシュアルでなない、と言えるか。アロマ/アセクはLGBTQ+の「+」に分類される性的マイノリティだとされる 轟が過剰に男らしさ(マスキュリニティ)にこだわったのは、精神分析で言う「反動形成」かもしれない。作中では使われていないが、「ゲイ」であることを抑圧する感情が、大袈裟に男らしく振る舞わせたのかも
#虎に翼
over 1 year ago
1
3
0
リチャード・レスター監督『スーパーマンⅢ 電子の要塞』で、スーパーマンが「悪のスーパーマン」と「善のクラーク・ケント」に分裂し、死闘を繰り広げるシーンがある。ケントが邪悪なスーパーマンを倒し、元通りの正義のヒーロー、スーパーマンとなる。 裁判官(ジャッジ)の寅子と、悩む寅子との分裂。旧民法に定められた婚姻制度への疑問が法律を学び始める契機だった寅子は、航一の家に嫁ぐことや、妻の姓が変わる前提に、やはり納得がいかない。そしてこれは、轟が遠藤と付き合っている、という事実をネガにしている。同性婚という考え方が影も形もなかった時代の二重の理不尽。『恋せぬふたり』でも「普通」が問題になっていた
#虎に翼
over 1 year ago
0
1
0
筆記試験は合格していたが、口頭試問で「男装」を難詰され、反論したことが原因で不合格となったよね。戦争が終わり、日本国憲法が施行。よねはそのままで、自分を曲げず、弁護士になった。額装された(?)憲法第14条の前で、弁護士事務所の名前をどちらが先にするかで、ジャンケンするよねと轟。いい場面だ。 以前、桂場に、法とは「清水が湧く泉のようなもの」との法律観を語っていた寅子。時を経て、清水が湧く泉は法ではなく、「人権や人の尊厳」なのではないか、と認識が深化した。天賦人権説に近づいた、とも見える。
#虎に翼
over 1 year ago
0
2
0
reposted by
倉沢繭樹
so asano 📱
over 1 year ago
というわけで、きょうお披露目する新機能はカラオケ機能です。機能のリリースはイベントの直前を予定しています。 おふたりともとても素敵な歌をうたわれる方なので、ぜひみなさん聴きにきてくださいね。
add a skeleton here at some point
0
37
17
小学生のとき、ランドセルに親がつけてくれた交通安全のお守りを開けてみたことがあった。中には、何も書かれていない白い厚紙が入っていた。 「虎は千里を行って、千里を帰る」。寅子の願かけのお守り。優三は戻って来なかった。しかし、出征前に、優三が寅子に言った「トラちゃんの好きなようにして」という言葉は、戦後、日本国憲法というかたちになった。基本的人権の尊重。そして、胸が高鳴る人が現れた今、寅子の背中を押す言葉になって、再び現れた。 小野と高瀬の「友情結婚」を応援する、と告げた寅子。「優しさ」の玉突きで人が動くのだ。
#虎に翼
over 1 year ago
0
5
0
97年の神戸連続児童殺傷事件後、ニュース番組の討論で高校生が「人を殺してはいけない理由がわからない。罰が怖いから殺さないが、殺してはいけない理由に納得しているのとは違う」といった発言をし、識者を凍りつかせた。社会学者の宮台真司は『「脱社会化」と少年犯罪』で、人を殺してはいけない、というルールを持った社会は存在しないと語る。あるのは「仲間を殺すな」「仲間のために人を殺せ」というルールだと。そしてこう言う。子どもに人を殺してはいけない理由を説明し、納得してもらわないと人を殺すような社会は既に終わってると 美佐江は賢い。自分をスッキリさせるような答えがないことに薄々気づいているかもしれない
#虎に翼
over 1 year ago
0
5
0
総力戦研究所にいたことを航一が告白した際、原爆投下が「予想外」だったことが判明したが、それを差し引いても、机上演習で日本の敗戦は予測されていた。無謀な戦争を阻止できなかった、との慚愧の念が、亡き妻への思いにも重なるだろう。 花岡の妻の絵画は、家裁に飾られている。チョコレートを分け合う手。航一の妻は「満足な治療も受けられず」亡くなった。優未が写真を見せたのに応じて、家族写真を見せる航一。寅子に思慕する男たちの妻と、寅子との関係も様々だ 「小うるさいクソばばあ」vs.「差別主義者のクソ小僧」。入倉も寅子も、互いに「色眼鏡」をかけていた。金顕洙の放火容疑事件をへて、私たちの色眼鏡も問われる
#虎に翼
over 1 year ago
0
2
0
朝ドラ『虎に翼』についてのBlueskyポストまとめ(4) 2024年7月
note.com/mayuqix/n/n1...
loading . . .
朝ドラ『虎に翼』についてのBlueskyポストまとめ(4) 2024年7月|倉沢繭樹
(気になった、もしくは自分が何か書けそうな回のみ感想をポストしています。日付はポストした日のため、必ずしも本放送日回と一致していない場合があります。また、ポスト時の感想に一部加筆、修正しています) ○2024年7月2日 以前、桂場に、法とは「清水が湧く泉」のようなもの、とイメージを語っていた寅子。星長官の『日常生活と民法』の序文は、法律を法律家の専有物にしてはならず、広く多くの人々が理解し、協...
https://note.com/mayuqix/n/n1a1ff69a6fe8
over 1 year ago
0
1
0
敗戦後、軍幹部は判で押したように言ったそうだ。「空気には抗えなかった」と。山本七平は『「空気」の研究』で、「空気」とは物事の臨在感的把握による絶対化で、その対象に支配されることだ、と指摘した。「何か」が生々しくまさにそこにあると思うことによる拘束。山本はこう続ける。空気の支配は日本だけにあるわけではなく、どこの国でもある。重要なのは、空気に抗うことができるかだ、と。それは「水をさす」ことだ 総力戦研究所の面々は敗色濃厚な戦争を止めようと提言したが、黙殺された。航一はその責任を重く背負っている 寅子は航一に、あなたが背負っているものは私たちにも関係がある、と言う。罪はなくても責任はある
#虎に翼
over 1 year ago
0
20
6
長年に渡りホームレス者の支援を行っているNPO法人抱樸の奥田知志代表は、ご子息が不登校になった際、色々な支援先を探した結果、その経験をこう語っていた。ひとつの太い支援先を得ても、それが切れると、また元に戻ってしまう。支援は、細く広く、多い方がいい、と。 寅子が言う「拠り所」は、依存のようでもあり、支援のようでもある。しかし、何にも依存せず生きている人などいないので、問題は、依存の仕方と程度だ。拠り所は、友だちでなくてもいい。趣味でもいいのだ。優未は「モン・パパ」を歌う。
#虎に翼
over 1 year ago
0
7
2
reposted by
倉沢繭樹
ベンジャミン・クリッツァー
over 1 year ago
『1冊でわかるヨーロッパ大陸の哲学』 読み始め。まえがきの時点からおもしろそうです。
shopping.bookoff.co.jp/used/0015251...
loading . . .
1冊でわかるヨーロッパ大陸の哲学 1冊でわかる 中古本・書籍 | ブックオフ公式オンラインストア
【定価28%OFF】中古価格 1,100円(税込)【440円おトク!】「1冊でわかるヨーロッパ大陸の哲学 1冊でわかる」サイモンクリッチリー(著者),佐藤透(訳者),野家啓一の中古商品ページです。1,800円以上のご注文で送料無料。本(書籍)、漫画(コミック)、CD、DVD、ゲームなど中古・新品の通販ならブックオフ公式オンラインストア
https://shopping.bookoff.co.jp/used/0015251852
1
3
2
Load more
feeds!
log in