仕方ないと思いながら 重い足 夕暮れの坂を登る もうここまでと空を仰げば 沈む陽はまだ 雲の端にひとかけら残っている あと一歩だけ と 自分をなだめる声に 風が相づちを打つ 道端に散った光の粒を 幸せの欠片のように拾えたらと 子供っぽい想像をしてしまう やがて夜が　そっと肩に 柔らかな気配を置いていく #詩

お彼岸は過ぎたけど 近くの空き地にヒガンバナを見た。葉見ず花見ずこれは別名。彼女を思う。少女のような純粋さ持った人だった。いつだって私の癒しでいてくれた。心を許せる人が簡単に出来ない年齢になった。私の順番はいつかは分からないけど それまで貴女の事は忘れない。もう少ししたらの親友の命日。 #ひとりごと

赤い花見つけた 花が咲く時には葉がなく 葉が出る時には花がない 花見ず葉見ず追いかけっこ 貴方を想う 傍にいなくても その時まで想いを紡いでいく #詩

生き方を間違えたかなと思う事もある。もっと自由にあくせくせずに過ごして、幸せになれたかも知れないと。結局、生き残る事に精一杯で、自分をすり減らして、何も得ていない気がしている。 もう人生は折り返し点をとうに過ぎ、後は下り坂しかない。ただ淡々と日々を生きている。過ぎ去った日々をもう一度送ろうなどとは思わない。もう充分。 手を離すんだよ、とリチャードバックは言うかも知れない。私だって飛んで行きたい。イリュージョンを教えてくれたあの人はもう居ない。消えてしまった。 幸いにして、会いたいと言ってくれる友人が居て、どうにかなっている。楽しい季節は過ぎて行く。

夜の静けさに沈むたび 誰かの声が遠くで揺れている 差し出された手の温もりは もう届かないのに まだ掌に残っていて 胸をひりつかせる 失われたものほど やさしく輝いて 寂しさを包む光になる 寂しさに触れるたび まだ生きていると知ってしまう 深い静けさだけが応える #詩

秋の七草として古くから親しまれ、紫や白の小さな花を枝先にたくさん咲かせ、秋の風情を感じさせてくれる花 萩の花咲きたる野辺にひぐらしの鳴くなるなへに秋の風吹く… #秋花写真 #萩の花

♪ ほんとは傷ついてるけど笑っといた 「大丈夫」って言っとけばなんとかなるし ♪ ガラスのままで / narunaru 切ないけど等身大 絆創膏が必要なら貼る人でありたい 一枚でも二枚でも割れないように 痛みは温かさで和らぎますように m.youtube.com/watch?v=lzLJ... ( * . .)" 今回は歌詞サイト未掲載の曲です

乾いた唇でなぞる強がり 不自由しない金でも 潤せない乾きが どこかに張り付いている 雑にまとった香水で 「愛」らしきものを誘って また涙と一緒に眠るの 不器用なあなた 哀しみの先手を打つ様に また悲しい歌を聴く #詩

君の関心が流れる方向を ただ見つめている 距離もすれ違う温度も 届かない声と揺れる思い まるで私が 重さを持たないものみたいに 感じさせるのは　なぜ そっと告げる内側の声が 胸の奥で静かに揺れ始めた #詩

木の葉が舞う音 耳を澄ませるたび 誰かを思う心が そっと静かに揺れている 西の空ににじむ朱は やがて群青色に溶けてゆき 淡い光だけが 道しるべのように残る その先を見つめる時 訪れた静かな安心を共有したい 声にならない臆病な思いが 胸の奥で震え続けている #詩

小さな石を投げる 水に落ちれば波紋が 床に落ちれば乾いた音が それが全て 目を閉じて尚 映る それが全て #詩

一本の木があった 花を咲かせ実をつけ 影深く立ち続ける その下で子が遊び 若者が愛を誓い 老いが静かに木に還る 同じ根元に座っても 繰り返される時間は二度なく 季節は戻らない 誰も見届けはせず やがて木も土へ戻っていく けれど風が吹くと、 あの枝葉のざわめきを どこか遠くで聞いた気がして 誰かの心をかすかに揺らす 私もそんな幻のような跡を 静かに残していけるだろうか #詩

君の歌声に恋をする 夜の帳に滲む旋律は 胸の奥をノックして 踊り出したくなる高揚をくれる 秘密めいた囁きは 心を震わせ 誰にも触れられない場所で 私だけを包み込む 歌声に導かれながら 夢と現実の境を渡る その瞬間だけ 君が私に微笑む #詩

雨の様に降り注ぐ綺麗事が うざったらしかった 見せ掛けの優しさで 噛み合わないパズルのピースを 無理矢理合わせる 本心と乖離した表情が 反吐が出るほど嫌いだったんだ でも今は解る お前もそんなパズルのピースのひとつだったんだと #詩

窓から入る風が やわらかく頬を撫でてゆく こんな夜だけは願ってしまう 誰も苦しみに沈まず 皆が静かな呼吸で過ごせたらと 不幸を望む人などいない 避けられぬ窮地に立つ人もいる それでも今は 理想だけを そっと風に託してみたい #詩

夜と朝の真ん中 不安は墨のように 心の奥へ滲み込み 心細さは隙間風となって 声を奪い　息を浅くする それでも足を踏みしめ 揺れる胸の灯を抱きしめる まだ守るべきものがあると 自分に言い聞かせながら 明け方の気配を待っている #詩

誰よりもきみが幸せならいいよ優しい人になれなくていいや #短歌

急に夏が去ってしまって、さよならを言えなかった事に物足りなさを感じる。まるで喧嘩ばかりしていた恋人が居なくなった時のように。 私はトンボに似た翅を広げ住み慣れた町を巡る。私の小さな頭では思い出を溜めておくのは難しい。ストローくらいの容量しか無いので、次から次へ流れてゆく。多分それで良いのだ。掴んでは放し、繋いでは解く。 赤く膨らんで年老いた星でなく、まだ青白く小さいものを探す。生きようとする力がまた湧いて来そうだから。ここに望遠鏡は無いので肉眼で見える範囲を。ただ六等星はもう見えない。 列車の時間が迫る。翅を畳んだらスーツケースを持って乗り込まなきゃ。反対側のホームで君を待つ。

風に夏から託された秋を知る 指先に残る熱を惜しみながら 手を振るススキの穂を見ている 胸の奥で手放して 静かに息づく名残を抱く さよならの声なきさよなら #詩

思い出を辿れば後悔ばかり 言えなかった｢ごめんなさい｣ 握りしめたままの｢ありがとう｣ 胸の奥で転がる音 割れたままの記憶が 静かに夜を深くしてゆく 窓の外では月だけが見ている 後悔も愛しさも 過去の星屑となって ただ この胸の 小さな灯りになっている #詩

言葉に出来ないものと闘う夜に ひとり向き合うあなたへ お疲れさまと 温かなほうじ茶を そっと差し出したい 無力に身体が重く感じる時も あなたの心が抱えている中で とてもよくやっていると思うから その温もりの中で ゆっくり休んで欲しい #詩

苦しみも愛情も見えないものですが、両方を経験した人なら、受け取める能力を持っています　人の痛みに涙が出る体験も、笑顔の人が、残酷な扱いを通って来た人生も、何と多い事でしょう　笑う事も優しさも深みから、溢れ出します　よく愛情は恋愛か家族愛かの、二つに例えられますが、もう一つ大事なものがあります　それは人間的な愛情です　思い遣りも苦労も、今在る幸せの何たるかを理解しているから、人の情が動くのです　落ち込むのは弱さばかりではありません　感じる力を誇りに思って　必要な選択は、悟る事が出来ます　泣くから温かい、人でいられます #AIアート

詩ってすてきだな、とこの頃、 秋が深まるように 胸に沁みて思うようになった。人生に何か一つ、これをずっと手放さずにいると言えるものが欲しい。そう思って詩を選んだ。書いたり書かなかったり、すぐに嫌になったり。なのに理屈ばかり捏ねたり。才能なんて無い。わかりきったことだ。 でも、人が詩に寄り添う姿を見る時、詩がそうと知らさず人に寄り添っているのにふと気づく時 詩ってすてきなものだな、とこの頃思うようになった。取るに足らない雑感ですが。以前より心が少しは静かになってきたのかもしれません。そして関わってきてくださった方々のお陰かもしれません。#詩

私にとって何でもない日が 誰かにとって特別な日だと思うと 今日生きてるのも悪くない気がする #言葉 #ひとりごと

わたしは 忘れ去られた日記です 静かに　 秋の日差しを浴びている 古い古い日記です 誰にもわからない 言葉で書かれた ひとりぼっちの物語です でも確かにここに こうして息づいています 重なる一頁一頁は 美しい夢の跡 いつか優しい指に 捲られる日を 待っているのです #詩 @elliemylove.bsky.social

君の笑顔が 私がいない場所を照らしている その光を見るたびに 自分の輪郭が薄れていく 羨望は痛みに変わり 寂しさは静かな重さとなって 胸の奥に沈んでいく それでも消えないのは 比べてしまう心 届かないと知りながら 君を追ってしまう弱さ その弱ささえ 誰にも見せられず 光の届かぬ場所で ただ孤独だけが隣にいる #羨望　 #詩

湿った草の匂いとともに 夏の名残を密かに運んで 風は知らない歌を 口ずさみながら 頬をかすめて去っていく 枝から落ちた木の実は 眠りの続きを見ながら 静かに土に抱かれている 私もまた 季節のすき間に身を沈め 誰かの気配を待ちながら 遠くの光をそっと追う #詩

急に不機嫌になった空 君が傘を持っているかと 見上げた雲のいろ

散る花に 胸の奥が密かに痛む 咲いていた姿は 夜に溶け もう届かない 君の声も 時にほどけ消えていき 思い出す度 切なさが胸を染めていく 止められないものを ただ見送るしかなく その静けさが 消えない影となり寄り添う #詩

君が話す度に温かい星が零れる その光に　目を細める私は いつか忘れられるだろう 君のいない夜は 深い水の底を　ただ漂い 息の重さだけが　私を満たす それでも君の物語の端にいたい たとえ君にとって 一滴の雨にすぎなくても 私には　永遠に消えない音になる #詩

蝉の音も 遠くかすれて 日差しは 傾き 燃えるような夕焼けも どこか 物悲しい 生ぬるい風が肌を撫で 遠くで響く祭りの音も 今はもう かすかに聞こえるだけ 終わりゆく季節に 明日には 秋が訪れる そんな予感を 胸に抱いて 静かに夜を過ごす #詩

私は博愛主義者だ。 犬も猫も選ばないが、みんな生きていていいと思っている。 例えば学生時代。男友達の誕生日にポエムを書いて贈った。 彼を特別好きだった訳ではないが、親しい友人だったので、全力で君が生まれて、いかに私が幸せなのかと詩を紡いだ。 「なにこれ？」と言われたが構わなかった。 私が私の気持ちをポエムにした時点ですべての愛は世界に満ちていたから。 みんな幸せになるといい。 妻も恋人もいない私だが、お前らを愛している。 みんな私の心地よさの礎になるといい。

君の日々が 忘れたい事ばかりでなく 覚えていたい事に 静かに彩られていくといい 何気ない言葉が 心の奥に灯りを残して 君を温めてくれますように #言葉 #詩

生きる覚悟は少しずつ薄れ ただ安らぎを求めるボクは 風に揺れる朽ちた葉のようだ 笑おうとしても力は抜けて 今日もボクは 誰にも気づかれず静かに転がっている 誰かに拾われることもなく 自分の影と小さく会話する 声は風に溶け 笑い声は遠くで割れ 世界は回り続け 誰も振り向かず ボクだけが 時間の隙間で凍りついている

生きてきた道が 言葉を選ぶ術を教えた そのたびに 誰かとの間に壁が立ち上がる 互いの距離をそっと測りながら 心地よい居場所を探す その扉を開けるのは 心という小さな鍵 安らぎを託せる たった1人を探している #詩

吐き出せぬ言葉を削れば 少しは胸が軽くなったのだろうか 悲しみを否定してまで 思い出を美化する必要はないと 痛みを抱えたままの私が あなたを一番身近に感じられる 愛しさとは 痛みを抱いても揺るがぬ　 見えない絆 #詩

繋がりは大切にしたい。皆さんどうしてるかしらと思うから1日に1度はフォロワーさんの所をお訪ねてしています|ω･)وﾞ ㌧㌧

夕暮れの風に 夏の熱がまだ残っている 予報の雨も来ていないのに 胸の奥が寂しさで冷える 君の声が聴こえない それだけで 世界から切り離されてしまう #詩

咲き誇る花は 風に散り 香りだけを夜に残す 川面に映る月は やがて欠け沈む 声も手触りも思い出も 掬えば指の間からすり抜ける 移ろうものの中で 一瞬　確かに光る その光は心に残り 闇夜をもそっと照らす #詩

ご飯代わりにしたいほど好きなスイカ。スーパーの棚に数切れ。もう片隅に追いやられて君の季節は終わり。次の季節を担う果物がキラキラと幅をきかせてる。寂しい季節変わり。 #ひとりごと

心に貼った絆創膏を わざと晒した為に 本当はなかった傷が欲しくなる ひび割れた皮膚をなぞっても 手応えなくすり抜けていく感覚 なのに 痛みを求める 冷たい空気に手を押し当てる 誰にも気付かれない孤独を ただ可視化したかっただけ #詩

遅かれ早かれ終わる命 ささやかに広げた風呂敷を 畳むように生きていく 小さな宴に招ける人は多くはなかったけれど 少しの満足と余韻をもって 死んでいけるように この道を歩こう 死んでいく為に この時を生きていこう #詩

誰かの笑顔に 一瞬救われても 寂しさは背中を追ってくる 抱きしめた温もりは 解けたあとにより深い孤独を 突きつけてくる 寂しさは影のように寄り添い 温かさは光となって胸に残る それが溶け合い 人生という旅の道しるべになった #詩

逃れられない。 あなたは、どうしてますか？ note.com/kina_ay/n/n2...

寿命を思う 終わりを知ることは どこか虚ろで 深い海を漂う 安心をそっと拾うようだ 君といる残りの日々は 指先から零れる砂のように 僅かな光を放ち 消えていく この一瞬が 永遠に触れていることを 今 私の鼓動が教えてくれた #詩

見たこともない街で 常識をひっくり返して あなたと語りたい 日暮から夜更けまで この世は誰も知らず 心という脆弱なものに あなたと踊りたい 振り回され眠る 遠い雲の連れて来た 雨模様の行く先 虹なんて見つからず ひとり濡れていたとしても 変わりゆく街並み 全くの白紙で あなたと朝が来て 世界が回る光る #歌詞っぽい何か

言葉をかき分けるように 探してしまう まだ私への想いが か細く息づいていないかと けれど残るのは　冷たい空虚だけ 夜に溶けゆく影となった私は さまよう幻のように揺れる 君の声は 伸ばした手を払いもせず ただ静かに　私を惑わせるだけ #詩

花びらは風に溶け 名もなき川へと流れた 昨日の笑い声も涙も ひとつの水面に揺れている 砂時計の砂は止まらず 落ちるたび　景色を変える 月は沈みまた昇るけれど 同じ夜は二度と帰らない 今日の影は今日の光で包み 時の岸辺へとそっと返そう #詩

🪼🐬 #言葉の体温 幸せな人生って、なんだろうね。 大きな夢を叶えること？ 誰かに深く愛されること？ それとも、ただ今日を穏やかに過ごすこと？ 答えはきっと、人の数だけあるんだと思う。 けれど一つだけ言えるのは── 君が「これでいい」と微笑む瞬間こそが 幸せのかけらであり、人生を彩る宝石なんだよ。 だから焦らなくていい。 君の歩幅で見つけた答えが 君だけの幸せになるのだから。

偉人たちのように 誰にも語り継がれない どこかの片隅にあるような日々 歴史に刻まれなくても ひとつの呼吸として 確かに この世界に溶け込んでいた せめて 私の足跡に小さな花よ 咲いておくれ #詩