おはすこフライデー⛅
12月19日は思弁的小説『死霊』を書いた埴谷雄高の誕生日。死霊という小説については、ゲーテが死の直前まで書き続けた「ファウスト」と同様に、ある作品を生涯かけるということについて色々思いを巡らさせられますね📕「死霊」のような青臭いものは誰だって書けると嘯く人は多いですが、実際にはほぼ誰も一生を賭けてはやらないわけです。書いているうちに作家は老い、テーマは内部的に変質していく。その変貌自体が興味深い。
個人的には埴谷が若き日に書いた二章三章の、首猛夫が熱情的に暗躍するテンションの高さが好きですね。ぷふい!👻
1 day ago