『本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形』(稲田豊史/中公新書ラクレ)は、以前は活字に親しんでいたが、その後、読書という行為そのものあるいはその行為の「変化」を学生へのインタビューをもとに実態を追ったもの。今や書店にいくことや本を買うこと、10万字のような大量の(!)活字を読む人は、今の若者から見ると金銭的に裕福で、時間的に余裕がある、いわば特権階級に属するらしい。彼らは、一つは経済的に余裕がないため、それに加えてスマホという、いつでもどこでも情報が無料で得られる手段があることで短文しか読めず、「いいね!」が多くついたコメントが信頼性の証しだと思っているらしい。
3 days ago