『ダーク・ミューズ オカルトスター列伝』(ゲイリー・ラックマン/谷川和訳・国書刊行会)読了。「啓蒙時代から現代にいたるまでの…魔法の袋の中に手を浸した」(序文)人々をスウェーデンボルグから始まり、ゲーテ、ボードレールを経て、マルカム・ラウリーまでの略歴と魔術的なものに関わった経緯やその後に与えた影響を簡潔に述べていく。多くは両親が離婚(死別含む)し、友人もなく孤独をかこち、霊的体験にしばしば見舞われ、アルコールや薬物に依存するなど共通した境遇を持つ。現実に絶望すると未知なるもの、科学では解明されていない(あるいは将来的にもできない)ものへの憧憬を抱くのも無理からぬことと感じられた。
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