ポストコロニアル以前の人類学的というのは言い得て妙。あらゆる取材には取材者の価値観が意識的にも無意識的にも反映される。質問の根底となる問題意識は必ず、取材者の持つ知識や価値観の反映であるからだ。「壁の向こうの」ではそれが如実に現れていた。親族に死者まで出ている地域の環境汚染を見て見ぬふりをして、汚染源の化学メーカーに職を求める人。シェールオイル採掘による地盤沈下で自宅に被害を受けたのに、最後の審判の来訪を待つばかりの人。わざわざそれを著書に記したのは、ホックシールド自身が彼らに強烈な違和感を抱いたからに他ならない。
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6 days ago