ピションの≪ツァイーデ≫。
今は博物館となった牢獄を訪れる若い女性。元看守の男に問う、「<歌う女>と呼ばれた母の情報がほしい」と。フェルゼンライトシューレの空間を、一瞬にしてムアワッドの『灼熱の魂』の舞台となった中東に変える一言、<歌う女>。
ピションの音楽の選択・構成、ムアワッドのダイアログ、5人の歌手たちが素晴らしく、ムアワッドのオリジナルであるだろう仏語の字幕(舞台上では独語と伊語が話される)をときに書き留めながら視聴。壁、白い布、グラスハーモニカのためのアダージョ。感動的な舞台。
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