"想像界での問題は主と奴の袋小路だけではない。…自我のナルシシズム的位置づけをフロイトに沿ってみてみると、次のことがわかる。...フロイトは、自我リビドーと対象リビドーとの対立を考え、この両者の考えを、一方が使われればそれだけ他方が減少するとしている。つまり、ナルシシズムという形で自我への充当が増えれば、それだけ外界の対象へ充当するリビドーが減るのである。...つまり自我が構成されればされるほど、あるいは自我が問題になればなるほど、対象への欲望の道はとざされてしまうのである。ナルシシズムは欲望に対立するのである。" 『負のラカン』p27
14 days ago