スティーヴン・イッサーリス「バッハ 無伴奏チェロ組曲」(2021、松田健訳、アルテスパブリッシング)を読む。軽妙な語り口というかしばしば余計なことを挟む語りだけど、中身はかなり高度で理解できない記述も多々あった。「物語を読む」とあってこの組曲を標題音楽として捉えるのかと気にしていたが、キリスト教を背景として成立しているのではというくらいのことだった。各曲の分析に宗教色はなく、純粋に楽理的または技術論であって教えられることが多かった。一番役に立ったのが5番の演奏ではプロでも指定の調弦はしていないこと、思われているほどには難易度は高くないとあったことで、それじゃ弾いてみようかという気になっている。
about 1 month ago