『人新生の「黙示録」』。週刊金曜日のインタビューで『フランスの内乱』を論じているしり手に取った。本書のメインはハイエク批判。反緊縮派も新自由主義者もどちらも需要の問題にばかり気を取られていて、「市場の自由」を信奉している。「われわれはいまや全員がハイエク主義者である」。『フランスの内乱』からアソシエーション論と専制と異なる独裁の系譜「プロレタリア独裁」概念を「エコロジー独裁」として蘇らせる。ジェイムソンの「国民皆兵論」も参照。「暗黒社会主義」という名称はなぞ。絵に描いた餅感は否めない。またパリコミューンや赤いウィーンを振り返るのは良いが、その実験が続かなかったという歴史も見るべきではないか。
5 days ago