ホントにやっと終わった。でもこれを編集と打ち合わせしてさらに磨き上げる作業があるんだよね。原稿入っても描きながらその場で変えたりもするし。最終形はまだ全然わからない。

ありえない土台を強引に成立させてその上に矢継ぎ早にゴンゴン建物組んで許可なくどんどん住人が集まってくるみたいな、自分しかわかんない例えだけど日常の枠内で一番弾けたゴールデンラッキーを完成させたような話ができた。

7行くらいのセリフを削って4行くらいにできると、でかしたぞ自分って思うよね。

ネームネームネームが終わらない。きのう終わったと思ったけど気のせいだった。気のやつめー。

最近、登場人物がこのあと酷い目にあう、つらい思いをするってフラグが立つ漫画を読むのがきつくなってきた。歳のせいかもしれない。描くのは別。

「このコマいい絵にしなきゃ」っていうプレッシャーで描く手が止まるの困る。どうせ描かなきゃいけないのにいちいちピタピタ手が止まる。

めちゃくちゃいいネームが描けた喜びと、原稿描く時間がちょっぴりしか残ってない悲しみでプラマイゼロ。凪。

これ今がお彼岸だから旬ネタとして描いたわけではなく、なにか死を象徴するものを画面に入れたいなと思って描いたらたまたまタイムリーだったという漫画描いてるとよくある偶然。

ネームの合間にネームをしようかと画策中。

その前に電子コミック読む専用に手のひらサイズのiPad欲しい。目標。

来年はでっかいiPad買ってデジタル作画を練習して安心して手描きでいっぱい漫画描きたいな。目標。

右下のこれ

そういや漫画で初めて彼岸花を描いた。

やっぱり榎本俊二おもしれー

扉絵が2枚めとか4枚めとかにくるまんがもあるじゃないですか。 あれってやっぱり映画のタイトルクレジットが冒頭でなく序盤や中盤のいいとこでバーンと出て気持ちいいやつの影響なんでしょうか。 近年だと『ザ・キンクス』が途中扉かっこよ作品ですよね。

マンガのアイデア、どうにも上手くいかなさそうな具合でもしつこくいじり続ければ、そのうち突破口が開きいつも必ずどうにかなるので、それを信じてひたすらいじったりつまんだりする。

リアルなマンガもいつか描いてみたい。

全員必ず死ぬのにそれを知ってて発狂しないのすげーなって。人間のシステム。

ネームあと2枚（全4枚）

迫り来る死というのは漫画の大事なモチーフだから存分に味わっておこうっていつも思うんだけど気がつくと日常に紛れてどうでもよくなってしまう。狂わないように備わった大事な仕組みなんだろうな。

人間稼働できる時間が7〜80年っていうのが絶妙の長さなんだよね。自分いま56歳だから長くてもあと24年‥あるといえばあるしないといえばないなー。

じゃあこれまで物語だと思って受け取ってきたあれやこれは一体何なの？という。

「物語」というものはそもそも存在しないという視点。

ついさっき自信満々で描いたばっかりの話を真っ向から否定する発想が出てきてわくわくしてくる。

描かれた、書かれた、写された、モチーフのことじゃなくて、もちろんそれは含まれているけど、絵や文章や写真や映画の表現そのもののことに、最近興味がある

ついに描けた念願のメムメムちゃんファンアート。

『ムーたち』みたいに自己流の思考＆論理＆条理を突き詰めつつもウルトラ抑制した漫画の反動で『斬り介とジョニー』みたいなノー抑制漫画を描きたくなったんだから、キャリア最高に抑制してる『ザ・キンクス』の反動で出てくる漫画がどんなものになるのか読者としてもすごい楽しみ。作者としてはたぶん描くのはツラい。

これまで「デタラメ」「テキトー」「めちゃくちゃ」な漫画家呼ばわりされ続けてきたので『ザ・キンクス』で「きれいな話」「まとまってる」「落語のよう」等のコメントをもらうようになってかなりソワソワしてた。 「きれいにまとまってるいい話」を読んでもらうのが目的の漫画じゃないことを自分に言い聞かせながら描いてる。

『ザ・キンクス』、ターニングポイントになるネームをやっと完成させた。推敲しすぎて面白いのかどうか全然わからない。いびつな形のネームだということはわかる。いびつな形のネームがまだ描ける自分で嬉しく思う。

いつものことだけどいろんなやることを先送りにしてたら身動きが取れなくなった。

編集への大事なメールを送らなきゃと思ってから4時間経過してようやく送信できた。はやいほう。

『ザ・キンクス』第3巻が10/23に発売します。 祖母、母、娘の3人で買い物にいったり、 学童クラブに子どもをお迎えにいったり、 祖父、父、息子の3人で健診にいったり、 公園のクローバーを数えたり、 コピー紙を折って綴じてマンガを描いたり、 おなかが鳴って食べ物をさがしたり、 新製品のジュースを買いにコンビニにいったり、 ふかしイモにバターとハチミツのせて食べたり、 子ども会費の集金にいったりする 榎本史上最高に普通のストーリーのマンガです。 跳んだり跳ねたり爆発したり×××したりまったくしません。 よろしくおねがいします。 amzn.asia/d/bVPAcaL

目の前のネームやりながら単行本の作業をやらなければいけない。時間は増えないけどやることが増えた。時間内にできるように、やることを減らすべきか、そもそもやらないか考えることにした。やることがネームと単行本作業と考えることになった。

あまりにも目の前のネームができないのでちょっと先のネームをやってみたり、はるか彼方のネームをやってみたりした。どれも全くうまくいかなかったけど、あがいたという珠玉の事実が残った。

今日も一コマもできなかった。けどなんとなく骨格はつかめた。これから外枠と筋肉と内臓と神経を足していく。たましいは勝手に宿る。

暗くて重いテーマだから画面も暗く重くしなくちゃいけないことはない。試せることはざくざく試してみようと思う。

かねてから懸案の難しいネームにとりかかっているのだけれど、丸一日かかって１コマも進まなかった。そうだろうそうだろう。

仕事じゃない絵描いた。よかった。

ネームのセリフで誤字があったのを原稿中に気がついてそのまま忘れてたんだけどメシ食べてたら今急に思い出した。「無礼」を「不礼」って書いてたんだ。

攻め攻めテーマで漫画を描くとか

早寝早起きとか

仕事じゃない絵を描きたいと思ったらなるべく描くのがいいと思った。たいてい目の前の仕事優先なんでまず描けないんだけど、何故わざわざ絵を描く仕事で生きてるのかの考えが一瞬アタマをよぎる気がして、そういうよぎりこそが欲しいので、できるできないはおいといて、自分が欲してることをアタマで思うのはどんどんやるべきだと思った。

いろいろモヤモヤくさくさした状態のブレイクスルーになるんじゃないかなと思う行為や考え方をひねり出した。

自分はすぐ何かにつけて紙に書き殴るなどをする。そうすると落ち着くし落ち着いた後にその紙を読むと面白かったりする。

滅多にないことだけど原稿が予定より2時間早く上がったので、今後も自分が漫画家としてやっていけるためにどうすればいいのか思いつくことを紙に書き殴るなどをした。いい2時間だった。

ブルースカイは下書き保存ができないからツイッターの下書きにコピペしておいて、それをまたコピペしてブルースカイでポストしてる。

自分が漫画を描く大きな理由のひとつ。自分を仰天させてきた先達作品に肉薄して可能ならば後ろから肩をつかむことなんです。達成できてないので漫画をやめる気にならない。

いつのまにか創作欲が上向きになってきた。今のうちに描けるだけ描いときたいけど描ける量は決まっているので特に変わりなくいつも通り。

最後の最後でやっぱり「ビュウウウ」がいいかなとまたいっぱい悩んでやっぱり結局無音にした。