立替払いをしていた経費のお金が振り込まれ、ボーナスが入った気分でめちゃくちゃ買い物したい。良くない。

ここで一気に衣替えに踏み切っていいのか…？という気持ち

Signal to Noise フォースドエンターテイメントの来日公演で空席があるなんてどういうことだ！と暴れようと思ってたんですが、観てみるととても面白いけど薦めづらい…という複雑な気持ち笑。めっちゃ動いて言葉も多くて（AI合成の声だけど）なのに特に何も展開しないナラティブとかもない、というストイックなのか何なのかという変な作品。それでもまったく何も起こらないわけじゃなくじわ〜とカオスさは増していて、これどう終わるのかな〜と思ってたらちゃんと「これで終わります」って言って終わった笑。

飲み屋の隣の席の職場の上司部下と思われる女性三人組。一番先輩らしきお姉様が赤ワインカラフェでぐびぐび飲みながら馬刺しへの愛を語っている。私あなたと仲良くなれそうです。

ハンダ・ゴテ・リサーチ&ディベロップメント『第三の手』　これ当日券で行って一番後ろの席だったので、危惧されていた、人形劇がちっちゃくて見えない問題がもろに。劇場がオペラグラス貸してくれてかなり助かったものの、大半の時間をオペラグラス越しに舞台を見ることになるのは目が辛かった。 で、まぁ自分が見えづらいのは当日券だしなとは思うものの、客席の感じ的には中央ブロック前から4列目くらいがオペラグラスなしで見れるギリなのでは？という気がして、そもそももっと小さな会場で見るものなのかも…と。

ハンダゴテリサーチの当日券どれくらい出るんだろ。並べば見れる程度にあるならそれに合わせて動くけど、そうじゃないなら潔く諦めて別の予定入れたい。

中途半端に残すのやだなーと思ってぜんぶ注ぎきったワインが思いのほかグラスになみなみとしてしまい、残すのはもったいないとぜんぶ飲んでしまう、みたいなことをもういい加減どうにかしたい。

『墓地の上演』とても面白かった。穿った解釈かもしれないけどかなり「悪い」作者の意図が見れたように思ってて、その一筋縄では行かない感じが好みでした。村川さんの『テニス』も良くて、これは原作映画も見て考えたい。

ｷｮｳﾄﾁｮﾄｱﾂｲ…

10月のスケジュールやばいという話をあちこちで聞く。せめて隕石とKEXもう少しズレてくれんか…

ｷｮｳﾊｷｮﾄ

先週のKEXもはしご。back to back が時間が経つほどじわじわくる面白さだった。カオスな世の中にシニカルに真摯に向き合う態度というか、その両方を抱えられていることのかっこよさ。

Weathering すごく良かった。見終わったあとの充実感がやばくて、会場で見かけた友人を勢い飲みに誘い、振られ、ひとり宿ハイボール。トリップというかトランスというのか、まったりと自我を無くす快感みたいなの、見ていても気持ちよかった。

Mary Said What She Said、2階席最前列だったのでまだマシなのだろうけどそれでも字幕を追うのがしんどくて、途中で潔く見ない選択をすべきだったとちょっと後悔。めちゃくちゃ統制された演技と、俳優その人みたいなものとが共存してる感じ、匠の技と思いながら見てた。

ﾄｰｷｮｰﾄﾃﾓｻﾑｲ…

キッチンからピー！と音がして何事かと見に行ったらどうも夕飯作ったときにガスの火を切り忘れてたみたいで背筋が凍る…。昨日も夜の予定を思いっきり忘れていたし、新学期を前にして大変よろしくない。

餓鬼の断食 企みその2『STUDY|修飾を歓迎する環境←→拒否する身体』 今回はパフォーマンス作品で、ダンサー、ミュージシャンとのコラボ。toxic masculinity的な暴力性や男性の幼さを強く感じさせる言葉やモチーフが多く、それ自体にはあまり惹かれないのだけど、異なるジャンルの表現の即興的な組み合わせ方や、それぞれのパフォーマンスの質の高さには驚かされる。最初に観たのが会話劇だったせいで、言葉の使い方や口語的な台詞の上手さに注目してしまって、あの軽妙な関西弁はやっぱり魅力的だなと思う。

Undone Theatre, The Butterfly Project 母が日本人、父が英国人、香港に生まれ育ち教育を受けたのは英国という'cultural mess'な生い立ちのジョーイが、パートナーのガブと初めて見た『蝶々夫人』に動揺し、家族や自分自身を重ね合わせてしまう、という『蝶々夫人』の自伝的な翻案が中心にありつつ、一方で正面から翻案作品を作ろうとしたら人種やオリエンタリズムを突き詰めすぎて制作がとん挫したという流れから、さらにメタシアター的なフレームが置かれている。原作の西洋白人主義を批判するあまり、ガブの白人性を追求したり、両親の白人/アジア人フェチを疑ったりと→

多田淳之介×やどりぎ座『 For Encounters 』 去年閉館した静岡の小劇場やどりぎ座のクロージング作品。静岡の俳優5名のダンス・ノンバーバルパフォーマンスで、彼らや閉館した劇場のことは何も知らないけれど、劇場やそこがなくなることへの様々な思いみたいなものが絶えず流れてくるような不思議な作品。ハイライトは中盤のエンドレスオブラディオブラダで、『再／生』を思い出すあのリピートでへとへとになっていく俳優たち。

豊岡演劇祭、今日はフリンジの演目を３本。去年一昨年の地獄のような暑さが夢だったかのように過ごしやすい気温で嬉しすぎる。この涼しさがいつまでも続けばいいのに。明日帰るのが惜しい。

ハイドロブラスト『ケアと演技』 竹中香子さんの父親を亡くした経験と高齢者福祉施設でのAIRのことを語る自伝的パフォーマンス。前半は太田信吾さん、後半は竹中さんと演者が切り替わり、太田さんパートはジェンダー差等もあってはっきり演技なのだけど、竹中さんのパートはある意味で演じてないようにも見えるというズレが面白い。竹中さんと私は同世代でかつお父様の年齢やバックグラウンドも近そうで、家族の介護と自分のフェミニズムとで葛藤するあたりは共感しかない。これは正面から見ていては飲まれてしまうと途中からちょっと意識的に距離を取ってました。作品に入り込まないようにしたわけだけどそういうものとして面白かったです。

John Lithgow is to reprise his lauded turn as Roald Dahl in Mark Rosenblatt’s Giant on Broadway next year 👇

Tim Crouch and Chadwick Boseman in the new Globe season, is an odd sentence to write! www.timeout.com/london/news/...

Photos from Jamie Lloyd's "Waiting for Godot" with Keanu reeves and Alex Winter are out. You know you've been curious. Discuss.

羽田に着いたら阪神優勝してた。大変

Cow | Deer Katie Mitchell、Nina Segal、Melanie Wilsonの共同演出のパフォーマンス作品。舞台面に牧草のブロックのようなものが設置され、その上に布や葉っぱ、カラーテープなどが置かれマイクがセットされている。4人のパフォーマーがそれら小道具を使って音を作り、牧場や林にいる牛や鹿などの動物の様子を再現する。だけ。台詞もナラティブもなく、パフォーマーの動きで見せることもなく黙々と作られる音を聞く。サウンドスケープ的な何か…？と一瞬考えたけど、まぁ実験だしな実験と納得することにしました。やっぱさすがに眠かった…。

ともかく全日程終了。あとはパッキングして明日寝坊しないことです。お疲れでした。 上演中、エジンバラの演目の感想書き漏らしてるのがある気がする、と思い出したものの、どの作品かが思い出せない。あとで探すこと。

牛鹿。これはたしかにじっけんさく…

ゴールはロイヤルコート。ご飯どこで食べよう。

スピタルフィールドマーケットからバラマーケットを経てテートモダンへ歩く。時期的に最後の夏の陽気かも。今回のイギリス滞在、お天気は本当に素晴らしくて、同僚の先生からのメールにあった、日本はまだ真夏です、という一言でもうまじで帰りたくない。

滞在最終日にして目の疲れ肩の疲れが大爆発。明日のフライトに耐えられるのか。

Deaf Republic関連の記事読んでて知った Visual Vernacular という表現ジャンル culturesofdisability.mmu.ac.uk/what-is-visu...

Every Brilliant Thing, Sue Perkins 今回が二度目の鑑賞だけどそりゃOrange Treeでやった時の方が良いよなーとは思う。sohoplaceがまずゴージャスすぎるし、キャパも大きいし、チケット高いし、お客さんもどうしてもウェストエンドのエンタメ演劇のお客さんになっちゃうし。フリンジシアターで見るべき作品だと思う。ただ、今回はパフォーマーが公演時期で変わって、女性版は見ておきたいなと行ってきた。パーキンス、スタンダップ的というよりかは一人芝居に近いトーンに見えて、わりと暗い印象。鬱や自死のテーマを強調してるように思えた。

オイスターカードとか入れるパスケースってロンドンから消えたんですか…？ずっと使ってたやつがだめになったから買い直したいなーと思ってたのにどこにいってもない。キャラクターグッズの定番だったと思うのだけど。

「健常者の」というよりは「聴者の」と言った方が良かったかもしれない。障害の話ではないわけではないけど、「耳が聞こえないこと」を基盤にしたある種の共同体（republic）の物語という方があっているように思うので。

David Byrneが芸術監督になってからロイヤルコートの方向性がかなり変わっているのずっと気になっていて、パフォーマンスよりの人なのかなと思っていたんだけど、今回アーカイブでOperation Mincemeatを見て、昨日のDeaf Republic見て、この人の好みはフリンジシアター系のNew Writingなのではと思い始めている。ちょっと注目しとこう。

Deaf Republic ウクライナ/アメリカ人の詩人Ilya Kaminskyの同名詩集の舞台翻案で、ダブリンの劇団Dead Centreとロイヤルコートの共同制作。また脚本には聾の俳優Zoë McWhinneyが参加。戦時下の架空の町で、人形劇を見に来た聾の少年が兵士に殺された翌日、町の人々がみな耳が聞こえなくなる、という導入。戦争に抵抗する力のモチーフとして聾の文化を描くフォークロア的物語が軸にあり、一方メタシアターのレイヤーを駆使して今劇場に集う（多くは健常者の）観客を巻き込むように作品に対峙させる。でも台詞はあくまで詩的で、生々しい場面もどこか幻想的でさえある。

ナショナルシアターのアーカイブにある「自由に持ってってね」ボックスに古い公演ポスターがたくさん刺さってたので少し頂いてきた。オフィスに飾ろう。あとこのホテルの細ベッドを見てくれ。

😭😭😭

Hampstead Theatreで上演される「タイタス・アンドロニカス」で、主演のサイモン・ラッセル・ビールが体調不良で降板。ジョン・ホジキンソンが代役を務めることに。今年4月～6月、RSCの本拠地、ストラトフォード＝アポン＝エイヴォンのSwan Theatreで上演されたプロダクションのトランスファーで、演出はマックス・ウェブスター。 www.whatsonstage.com/news/simon-r...

Deaf Republicめちゃくちゃ良かった。今年観た舞台で一番かもしれない。

映像資料ばかりで本当に目が辛い…。ずっと迷い続けているアイマッサージャーをいよいよ買う決心がつきそう。

The Pitchfork Disney フィリップ・リドリーのデビュー作。上演を見たことがなかったなと何気なくチケットを買ったらこれが良かった。Lidless Theatreというたぶんまだ若手のカンパニーだと思うのだけど、丁寧に作られたプロダクションで、こういうザ・インヤーフェイスな作品って今やるとイタく見えることもあると思うんだけど、戯曲の持つダメな大人の幼さをちゃんと引き受けてる感じが良かったです。

Stereophonic, Duke of York's 2024年のトニー賞受賞作で、受賞した理由がよくわかる部分とよくわからない部分と半々で、とても面白かった。70年代ブレイク前夜のロックバンドの人間関係をレコーディングスタジオを舞台に描く、というベタすぎるバンドもので、正直ストーリーだけならチープなくらい（描き方は上手いけれど）。ただ見せ方がユニークで、全体的にドキュメンタリーっぽさがあり、特に1幕はまるで平田オリザ作品のような同時多発会話（戯曲もちゃんと二段組み）。NYの演劇詳しくないけど、少なくともブロードウェイクラスの劇場ではこの劇作、演出は珍しかったんじゃないかと想像します。

Juniper Blood, Donmar マイク・バートレットの新作。エコロジカルな生活のために田舎の農場で暮らす中年カップルの理想が来訪者たちのため崩されていく…のだけど、とにかく展開がすべて登場人物の議論で進むので見ごたえがない。エコロジー、資本主義、グローバリズムと大きなテーマが熱く語られる反面、人間関係の機微とか登場人物の行動で見せる部分がない。演出も俳優も良いだけにもったいない。劇評の評価も低めだけど、これはまぁ納得…。

The Merry Wives of Windsor, Shakespeare Globe グローブ座でちゃんと観劇してみようと思い立ち、Sean Holmes演出のこれを観に行く。想像以上に「屋外」かつ観光客相手で（そりゃそうなんだけど）すごく難しい劇場だと改めて実感。この条件でも派手さと繊細さのバランスが上手く作れるプロダクションが評価されるのかなと。華やかさとダークさが合いまった解釈で、晴天のマチネに見れたのもとても良かった。

来週にチケット買ってたRSCのタイタス・アンドロニカス、公演キャンセルになっちゃった…。今回観る予定のものがキャンセルになることが多くてめちゃくちゃついてない…。

エジンバラはこれで全部かな。

Philosophy of the World カルト的人気を得ているthe Shaggsの同名アルバムの成立秘話で、3人の女性パフォーマーがバンドメンバーの姉妹、舞台監督（役）の男が父親として、親子関係と舞台上の関係との二重の設定で物語が進行。どうも史実としても虐待のような形でバンドを組ませていたらしく、娘たちは父親に反抗し殺そうとするも父親は生き返り、ついには舞台も収拾がつかなくなっていく。アイデアは良いなと思ったし、客席との絡みも多く楽しいのだけど、終わり方が本当にしっちゃかめっちゃかだったのは、上手くまとめることもできそうだっただけに、ちょっともったいない。

The Horse of Jenin パレスチナのコメディアンAlaa Shehadaの一人芝居/スタンダップ。子供のころにジェニンの町に作られた馬の像を軸に、幼馴染のことや好きだった女性の思い出、Freedom Theatreで俳優のトレーニングを受けた経験、そして今起きていることを語っていく。語りの調子はチャーミングで魅力的だし、お客さんとがんがん絡んでいく様子も人懐こい。本当に言葉がないほど残酷な経験ばかりなのだけど、それでも、それをコメディとして語ろうとする彼の表現の強さを見た。