猫も寄ってこないし何もせず本も読まずソファでぼーっとしている日曜日。
年をとって寂しいということがあまりよくわからなくなった。若い頃は強烈な寂しさがあって(それを孤独というのだろう)、馬鹿だったからそれが何かわからずに無闇に逃げようとしてたくさん無茶をした。
充分大人になり親にもなって、どうやらその寂しさの正体がわかった気がしたけど、だからといってそれがなくなるわけではなく、引き続き馬鹿なことをたくさんした。
中年も過ぎて10年もの長い思いが叶った幸せなときにもまだ寂しさはあったのに、その後つらく苦しく思い詰めた長い時期が過ぎた頃にふと、気がつけば寂しさがなくなっていた。それ以来寂しくない。
6 days ago