ノア・スミスが高市早苗と日本経済について書いた記事 Economic ideas for Takaichi Sanae www.noahpinion.blog/p/economic-i...

Reanalysis of that Nobel prizewinning study of patents and innovation statmodeling.stat.columbia.edu/2025/10/21/r...

このグラフとかを見ると「pハッキング」という観点だけで言えば心理学はだいぶマシな学問になっている（少なくとも現在はマシな学問である）と言える感じもする。 x.com/cremieuxrecu...

心理学だけが「再現性の危機」で有名になってしまったが，生物学とか医学でも普通に言われている

「質的研究」論争の中でも最大レベルのトンチキ発言を見てしまった… なぜ心理学の「再現性の危機」が「質的研究の危機」ということになるのか... x.com/wagashi_no_y...

世論調査は信用ならないと言っていたはずの人たちが、自分に都合の良い世論調査をそのまんま引用しているのを見たのですが、結局のところ「方法論への懐疑」というのは、せいぜい自分の信念を保つための道具でしかないんでしょうね。しかしこういう思考はしばしば研究者にも見られるから厄介。

話題の「ポピュラーカルチャーにおけるポリコレ汚染の分析」についての投稿も「体育における男性性の問題」に関する質的研究の論文も、「テーマや結論がもしも違えば（とりわけ真逆ならば）」真反対のイデオロギーの人たちが批判に参加し、今回批判している人はおそらく擁護に参加しただろうと思う。今回擁護している人たちの中には擁護する人とダンマリする人がどちらも出てくるとは思う。 この手の話題は少なからずそういうとこがある。

検定力分析が重要なのは「サンプルサイズが小さいと偽陽性のリスクがあるから」というだけじゃなくて「サンプルサイズが大きければ大きいだけ良いというものでもない」からですよね

サンプルサイズが少ないというだけで研究をバカにしている人、30万のサンプルを集めて相関分析で有意（p < .001）になりました！みたいな研究を強い証拠として信じていそう（偏見）

サンプルサイズが小さい質的研究はサンプルサイズがある程度大きい量的研究と比べて質が低いわけではなくて、研究の目的や研究が明らかにできる範囲、結果から解釈できる範囲がただ違うだけであるということがほとんど理解されておらず、定期的に「こんなに小さいサンプルサイズで一般化した結論を出すなんて質的研究は終わっている」みたいなことを言い出す人が（なんなら「プロ」も含めて）いる

非認知能力が全く大切でないと言いたいわけではありませんが、これからの時代は非認知能力！非認知能力！非認知能力！と言ってるような人たちはもれなく「認知能力」が足りないなぁと見なしています（皮肉）

「非認知能力を測る修学旅行」 www.nikkei.com/article/DGXZ...

相変わらずツッコミどころ満載である 「ファクトチェック元年」検証広がる一方 “ジレンマ”も… www3.nhk.or.jp/news/html/20...

AI秋元康が勝ったらしい natalie.mu/music/news/6...

さすがに面白い > 論文著者も特設サイトを公開し、「多くの人がLLMを使って論文を要約した(間違いを含む)ため騒ぎが大きくなっている」「LLMが人間の頭を悪くするという表現は間違い」「論文には制限事項を記している」「この種の初めての試みなので、今後さらに多くの論文や研究が発表されることを期待する」といった意見の掲載を余儀なくされています。 「AIの使用が脳を再プログラムし認知能力の低下につながることがMITの研究で判明」というのは本当なのか？ gigazine.net/news/2025091...

How Tokyo became an unexpected haven for China’s middle class

学術研究に税金を投入すること／しないことを正当化する理由を考えるより，それをしたら何が起きるかというシミュレーションをやったら良いと思うんですよね。 ここで用いられている論法は社会保障に税金を投入しなくて良い理由にも，軍事に税金を投入しなくて良い理由にも，なんなら国民から税金を徴収しなくて良い理由にも，政府が必要でない理由にもいくらでも転用可能ではという印象。 学術研究に税金を投入しなくていいこれだけの理由｜✨わん🐶にゃん😺癒し動画✨

> 衆院に続き参院でも少数与党に転落した責任は重い。本来なら選挙結果を受けて即日、辞任を決断すべきだった。続投するなら、自分しかできないことを国民に示し、党内を制御するのがリーダーとしての責務だった。 > 結局、「石破おろし」への嫌悪感から世論の「続投支持」が増える中で力尽きた。石破氏と自民党は50日間を空費したうえ、いわば「民意」に二度背いた格好だ。 石破首相の退陣、「けじめのない政治」を正す時　政治部長・松田京平

河野先生のこの辺の連投，件のコメントプラスを意識してのものなのか確証は持てないですが，強く同意しますね x.com/konoy541/sta... x.com/konoy541/sta... x.com/konoy541/sta...

「AIによる概要」を消せる無料の「Chrome」拡張機能が登場 - ZDNET Japan

みなみかわと大島育宙のラジオ，端的に言うと「道徳的な正しさを象徴する主体として株が上がることへの恐怖」を色々な方向から話していて面白かった。「俺たちのみなみかわ」現象をキモいと言ってのけるのがまさに「"俺たちの" みなみかわ」である。 podcasts.apple.com/jp/podcast/%...

豊田真由子が参政党に行くことよりも参政党が豊田真由子をとることに対して色々な「意味」を考えたくなるが，なんせ言っていることもやっていることもコロコロと変わる党なので，案外「深い意味はない」のかもしれず，結局は「反ワクチン」路線を捨てるとも限らないのではと見ている。

生成AIが特に気を遣わなくて良い，自分のことを全承認してくれる「友達」をやってくれる時代に育つ人（いわば「AIネイティブ」世代）にとって，生身の人間と友達になる必要性というのはどんどん下がっていくような気もする。人間同士の関係の方が人間とAIの関係性よりも明らかにコストは大きいので「コスパ」という意味では人間はAIに勝てないんじゃないか。あとはベネフィット面でどうかという話になるだろうけど。

生成AIの「ハルシネーション」が問題だとは散々言われているけれど，もっともらしい嘘をつくのはいわば「人間譲り」であるし，そういう部分をなくしていこうとすれば「平均的な人間」から遠ざかっていって，どんどん「正確性を重んじるあまり断言を控える専門家」のようになっていくんじゃないか。私たちは生成AIに本当にそれを求めているのだろうか。

人類は「分からないことを分からないと言ってくれる生成AI」を本当に求めているのだろうか。たぶんこういう抽象的な問いを立てれば「求めてる」と言うのだろうけど，問いを具体的にしたらどうなるだろう。 たとえば「ダイエットをするのにAというやり方とBというやり方のどちらが良いかを教えてください」と生成AIに尋ねるとして，「それぞれこのようなメリットとデメリットがありますが，あなたにどのようなやり方が合うかに関する情報が不足しているため，どちらが良いか判断しかねます」と応答するAIを人類は本当に評価するだろうか。

次の自民党総裁に関する世論調査にもしも「誰でもいい」という選択肢を入れてみたらどのくらい選ばれるのかということは結構気になる

新しい「もっともらしさ」？ 生成AIはなぜ平気で嘘をつくか　米オープンAIが論文公開、性能評価の基準見直しを提言 - 産経ニュース

【生成AIはなぜ平気で嘘をつくか】米オープンAIは5日、生成AIが誤った情報をもっともらしく事実のように回答してしまう「ハルシネーション」について、性能の評価指標や学習方法に原因があるとする研究論文を公開した。もっともらしい嘘よりも不確実性を適切に表現した〝謙虚な〟回答を奨励するなど評価基準を見直すことで、課題の解決につながるとした。

玉木がただの「政局おじさん」になっているところに，政局を感じる x.com/tamakiyuichi...

一部左派の「ナベツネ陰謀論」は正直見苦しいんですよね。「統一教会陰謀論」あたりと同じで，政敵が絶大な権力と結びついた集団であると認識することが好都合なのかもしれませんが，全然有益な発想ではない。政局の複雑さを舐めて，特定のアクターの影響力を絶大なものと見積もるのは，普通に現実を見誤っていると思う

中北浩爾氏。私個人の見立てとは少し違うが，信頼回復にならないという意見が出ることが重要だろう。 > つまり、読売も毎日も、取材はきちんと行ったけれども、石破総理の真意であったり、真意が揺れ動く可能性であったりを読み間違ったのです。この点を峻別しないと、大手メディアはいい加減な取材をしていると、マスコミ不信を煽るだけになってしまいます。 news.yahoo.co.jp/profile/comm...

読売新聞も毎日新聞も「信頼回復のためには透明に取材プロセスを示せば良い」と思っている節があるように見えるのだが（その象徴がオフレコ破り）言い方は悪いけど「自分たちが悪くないと思っていても基本的には全面降伏で謝る」くらいの方がちょうど良いと思うんですよね。擁護の余地がいくらあっても，誤りがあったこと自体は否定できないわけで。 そのくらいマスメディアは信頼されていないし，マスメディアを信頼してない人はマスメディアの取材過程にも言い訳の中身にも興味がなくて，端的に言って「負けを認められるかどうか」だけを見られているんじゃないかと。

この件に関しては割と「擁護派」なので毎日新聞側の理屈は分からなくもないが，これじゃ「誤報だろう」と憤っている層には全く届かないだろう。説明してほしいであろうことを特に何も説明していないし，読売の検証記事と比べたときに何を伝えたいのかも本当によく分からない。 「首相、退陣へ」報道　説明します | 毎日新聞

なかなか面白い 若者に逆襲される「先送り政治」　積み重なった不作為の末

色々な人が色々なことを言っていますが，一つだけ言えるのは左派にとって今はいかに自民党を破壊するかではなく，いかに自民党を「防波堤」にするかというフェーズだと思うんですよね

まじめな話，このタイミングで高市さんが総裁になって首相になったとしても，参政党はすぐには政権に接近しづらいだろうし（反自民という最大のアドバンテージを失うので），強硬な保守路線を打ち出せば立憲はもちろん，国民民主もなんなら公明も距離を置く可能性が高く，高市政権で離れた保守層が戻ってきたとしても石破支持などで残っていた穏健派の支持層が離れるリスクもかなりあり，かと言って今このタイミングで中道的な路線を模索すると最も熱烈な支持層からは「ガッカリ」されるだろうし，総じて壊滅リスクは高いのではと思ってしまう。

コメントプラスより。隠岐先生がなかなかすごいこと言ってる。 > 石破首相の退陣を求める声には「選挙で負けたのなら責任がある」や「続投支持デモまでするならなぜ自民党にいれない」など、全体として「ルールとの整合性」で人々の行動をジャッジするものが多く、これはこれで印象的だった。彼らは彼らなりに政治のルールに対して一定の見識を持つ者としての自負があったのだろうが、こちらとしては「この人たちは、とにかくルールが大事なのだな」と思って見ていた。また、「為政者の人権感覚次第で自分の人生が狂わされるリスク」をさほど感じずに生きている人でないとその発想になれないな、とも思っていた。

人によって意見は分かれるかもしれないが，読売新聞の「検証報道」も，毎日新聞の「飛ばし記事」も，おおむね正しかったと評価せざるを得ない印象…

新入社員「年功序列を望む」5割超　終身雇用の意向も強まる www.nikkei.com/article/DGXZQO... 学生や若手のキャリア観が安定志向に振れてきています。 パーソル総合研究所の調査では、仕事を通じた成長意欲や「やりたいこと志向」が2019年比で1割ほど下がっていることが分かりました。 背景に何があるのでしょうか。

石破辞任に対する反応。党内からの意見が全体的に幅広く内容もある程度は読み応えがあったが，野党側の意見は全体的に薄い。 個人的にはこれに尽きるかと。 「石破総理大臣が辞任しても、衆参両院で少数与党の状況が続く以上、次の総裁選挙ではどういう政権の枠組みを目指すかという議論も含めてやらなければ意味がない」 www3.nhk.or.jp/news/html/20...

NHKが速報出したけど，また明日になったら「そんなことは一言も言ってない」とか言い出したらさすがに面白い 石破首相 総理大臣を辞任する意向を固める www3.nhk.or.jp/news/html/20...

研究に国のお金を出してもらうためにはある程度の「ナショナリズム」が必要という話，個人的にはそんなに忌避感がない反面，自国民「だけ」に価値があって他国には価値がないというような排他性を示すことは，軍事領域などごく一部を除く多くの領域できわめて困難だろうと思う。 とりわけオープンかつグローバルな方向へのシフトが進行している中では，自国民だけに利益のある科学研究というのは純粋に考えにくく，仮に研究者が自国ファーストを訴えても，その発見を別の国で利用することが一般に可能なので，自国民の利益に「も」なるとしか言えなくなる。

地味に面白かった 開成の校内模試「百傑」に中国人続々…エリート親が子供の東大合格のために入れる文京区立小の4校「3S1K」とは（プレジデントオンライン）

そもそも本当に類稀なる才能を持った「ギフテッド」なる子どもを特別なカリキュラムで育てるとして，それを普通の教員養成課程で免許を取って特に「ギフテッド教育」に精通もしていないであろう凡人の教員が指導できるのか，その指導がどこまで効果があるのかというのはよく分からない。

個に応じた教育課程ってまぁトレンドとしてはずっと言われてることなので特に驚きもないんですが，個に応じた教育課程をやろうとすればするほど，必要なリソースは莫大なものになっていくが，現実にはリソースは有限なのでトレードオフが生じるんですよね。いまの教育現場にそれを捌けるリソースはない。

中教審も教師の仕事を増やす「才能」は卓越していますね。これも「ギフテッド」ですかね。 「ギフテッド」教育を本格実施へ　個別カリキュラムで高度な学習 - 日本経済新聞

ネットで今一番迂闊に発言してはいけないのは，政治の話よりも男女論という感じはするんですよね。男女論はもはや「差別主義者」というレッテルの貼り合いばかりで，あまりにも「道徳化」されている（そして多分，自分たちの側こそが「客観的に」考えているとお互いに思っているから厄介）

エボサイを久々に見たのだが，本当に何を言っているのかよく分からなくて何か藁人形のような「心理学」を見ているんじゃないかと思ってしまった x.com/selfcomestom...

読む政治：リベラル層も取り込む参政党　「党員が主人公」の柔軟さと危うさ | 毎日新聞

「女子枠」には賛成でも反対でもないが（端的に言えばどうでもいい），こういう検証は必要だろう。しかし，この論文からはほとんど何もわからないなという感想。効果がないのかすらもよくわからない。 名古屋工業大学における女子推薦入試の実施とその効果について www.jstage.jst.go.jp/article/jsee...