次は尖った本を読もうと決めて、マリア・グルドーヴァ『人形のアルファベット』を読み始めた。現実世界のあれこれとしても読み替えられそうな、抑圧されたグロテスクでヤダ味のある寓話が続いていて、なかなか今の気分に合った良い本を嗅ぎ当てた感じだ。お昼に読み終えた「ワクシー」が後を引くイヤな話で(褒めてます)シャーリィ・ジャクスン賞受賞作と聞いて納得しました。男は哲学を学び試験で良い点を取ればお金がもらえ、女は厳しい労働に耐えながら男と番って世話をせねばならず、お金がないと出産どころか避妊もできない世界で独り身になった女性主人公は、あるカップルの住む家の台所に間借りできるようになり…という話。
1 day ago