#江戸時代ならみんな知ってる
藤原不比等は唐に嫁に行った妹から面向不背の玉というものをもらう。
しかし讃州の志度というところで竜宮の王に玉を奪われてしまった。不比等は志度の地に留まり、玉を取り返す方法を考える。
そのうち不比等は土地の海女と恋仲になり、自分の身の上や玉のことを話す。
やがて二人の間に息子が生まれると、女は
「自分の子を嫡子としてほしい。そのかわり玉はわたしが取り返して来ましょう」
と言って、海底へと泳いでいく。
女は竜宮で玉をみつけ、自分の片乳房を切り裂いてその中に隠すと不比等のもとに帰ってきた。しかし陸についた時にはもう息を引き取っていたという。
能の『海士』より
20 days ago