英国王エドワード7世の妻アレクサンドラ王妃は、自ら小型カメラを持って写真を撮るのが好きだった。 彼女が撮った王室の日常や行事、余暇の写真はたくさん残されており、それはアルバムとしてまとめられて出版された。しかも写真は手作業で貼り付けられたものだった。 それはクリスマスの慈善活動の一環として作られたので、比較的安価で大量に刷られた。 そして当時は、写真（印刷されたもの）を手貼りでアルバムに貼る女工が存在した。 実際に本を見ると糊の位置が異なっていたりする。 mondomodern.thebase.in/items/121008...

最も醜いものの誕生を見た翌日は 最も美しいものを見て心紛らわす。。 www.youtube.com/watch?v=EKo_... ...キルステン・ブレイズ...なぜ、彼女が世界的に有名にならなかったのか？

退院から2ヶ月。 一昨日26日に病院で最後のCTスキャン検査があり、再発の気配もなく、やっと「完治」ということに。 そして万全の体調にして臨んだ「ポルノ・ムービー・エステティカ」上映会。 昨日27日、代官山Amaranth Loungeで開催。 これまでで最高の30名。超満員の盛況でした。 今回は映画解説も２枚に分けて印刷したゴージャスなものを配布。 映像も前日の夜中2時半まで編集に手を入れて、これまでで最も完成度の高いものにできたと思う。 また来年、春くらいに開催したいと思いますので、そのときはよろしくお願いします！ photo by Toshiei Uchiyama

英国のティーン誌『Flair』1972年９月号 サイケデリックやヒッピー・カルチャーが終焉を迎え、みんなシックな方向に帰ろうとしていた時期。 70年代らしくシャツの衿はかなり大きめ。 女のコがこんなファッションをする時代はもう二度と戻らないだろうなぁ...

TVシリーズ『バビロン・ベルリン』はこれまで観た1920年代を舞台にしたどんな映画をも凌駕する〝衣裳考証〟の凄さを感じたが、なかでもシャルロッテのこの縦縞のブラウス。 ドラマのために制作したと想像するが、絶妙に20年代っぽい。ちなみに主人公、ゲレオンのスーツの下のドレスシャツの柄もよく見るとどれも絶品。

底抜けに楽しそう！ とかでなく、何か不吉さも含む人工的で静止した写真。 ハリウッドの映画スタジオがプロモーションのために撮影したもの。 1940年代から70年代までの映画のスチル写真に奇妙な「人工性」を感じて、それらを集めて本にしたのが女優のダイアン・キートンだ。 自身、写真も撮り写真集まで出してる才媛ダイアン・キートンだが、彼女は優れたエディターでもある。 本書『Still Life』は女優として有名になって、そう経っていない1983年の刊行。 現在絶版で海外では1万円を超える古書価格になっている...（続 mondomodern.thebase.in/items/118493...

作家ボリス・ヴィアンが自作曲を歌っている、この映像を観たことがある人はあまりいないと思う。 2000年代初頭、P2Pでのファイル共有がまだ盛んだった頃に入手したもの。 中学３年生のときに曽根元吉・訳の『うたかたの日々』を兄から勧められて読んで大感動。 多才でルックスも良かったヴィアンに夢中になり、その後、ヴィアン関係の本もたくさん集めたが、ほぼmondo modernで売ってしまった。 最後まで残した彼の写真集は売れずに残っている。 日本でのヴィアン・ブームは90年代までだったからかな... mondomodern.thebase.in/items/101327...

大雨が止んだあとの深い緑…

9月19日公開の『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家』...やはり60年代から70年代のルグラン作品は圧巻だ。映画でいうと40分あたりからで、もちろんジャック・ドゥミとの協働作業が最良。 ドゥミの『ロシュフォールの恋人たち』のメイキングをアニエス・ヴァルダが当時、撮影したが、彼女が監督した『5時から7時までのクレオ』（61）ではミシェル・ルグランが作曲家の役で登場する。たぶん若き日のルグランの姿を最も観れるのが、この映画。 ところで「...世界を変えた音楽家」のほう、かなりの高齢になっても演奏力にまったく衰えのないルグランに驚いた。 unpfilm.com/legrand/

画家のダリと妻ガラの1930年代の写真。 ガラが穿いているワイドパンツは1930年代にリゾートで爆発的に流行するもの。上流女性が最初にパンツ姿になったのは自由な雰囲気のリゾート地でのこと。 都会では無作法となる服装もリゾートでは許された。 一方のダリ。こんなパンツを穿いた男性の写真は一度も見たことがない。オックスフォードバグスとも違う。 これは推測だが、ダリは女性もののパンツを穿いてガラと「ペアルック」にしたのだと思う。 素材はジャージーではないか。伸縮性があってラフに着れたし、当時、シャネルが推していた素材だからお洒落の先端でもあった。服飾史的にもとても面白い一枚だ。

大量破壊、大量死、既存価値の破壊の時間を経てベル・エポック＝アール・ヌーヴォーの残り香が薄れてゆく一方、のちにインターナショナル・スタイルと言われる様式、近代建築四巨匠や構成主義、「デ・ステイル」の活動は既に活発化。その間にあって、先行する諸デザインを吸収変形消費する（起源を抹消する）アール・デコ・スタイルの一群があったということになりますが、例えば、のちにUAMの主要メンバーとなるロベール・マレ＝ステヴァンスもこの博覧会での仕事を見ると、やっぱりアール・デコっぽいなと思わせられたり。

監督ジョセフ・フォン・スタンバーグは、マレーネ・ディートリッヒに尊大そうなポーズを取らせるのが好きで、彼女に対してずっとマゾヒスティックな恋愛感情を抱いていたと思う。 この写真...スタンバーグはディートリッヒよりも小柄だった！ で、それも納得。マゾヒストは女性を見上げるのが好きだ→

フリッツ・ラングの『メトロポリス』(1927)で、ダンスシーンの振り付けを受けるブリギッテ・ヘルム（アンドロイドのほうのマリア）。 このダンスはアール・デコ期に流行った動的な人形の動きとよく似ている。 どちらが先とかでなく、時代の空気だったのだと思う。

ツイッターは自撮りアップしたら顰蹙買いそうな風潮があるので、まぁ、フォロワー少ないこちらだったらいいかな…と。 入院してからずっと鼻から胃まで管を入れていました。 胃液を吸い上げるために。 16日間も！ かなり不快でしんどかったけれど、病状が改善されてやっと外せることに。 その記念として撮った写真。 フリッツ・ラングの映画に出てきそうな雰囲気を狙ってみましたがどうだろう？ ちなみに5kg痩せたのに顔はあまり変わらないかも…

入院生活...それも４本のチューブに繋がれて不自由な２週間ともなるとたいへん退屈なのですが、思わぬ事件もあったりします。 mondo modernのblogにその詳細を書きました。 ...病室でちょっとだけDEVOのSatisfactionのPVを観てしまったら... mondomodern.thebase.in/blog/2025/07/22/102919

ヴァージニア・ウルフの日記より 「（1925年）4月27日 ……元はウールナーのアトリエだったベックのスタジオで『ヴォーグ』誌の撮影のために座ってきた。ここでウールナーは、結婚を望んでいたという私の母のことを思っていたのだろうか……」 「ベック」はモーリス・ベック。当時英版『ヴォーグ』カメラマン。 「ウールナー」は彫刻家トーマス・ウールナー。「私の母」は無論、ラファエル前派のミューズだったジュリア・ジャクソン。 ここを読んで思い出したのは、ヴィクトリア朝風ドレスを着たウルフの有名な写真だけど、あれが『ヴォーグ』に掲載されたのは1924年。 …あれ？

入院中の病室で選挙の結果の詳細を追う。 …いま、こんな気分だ… Ministry of Fear（恐怖省）_Fritz Lang_1944

古書店 mondo modernのポストカードがなくなってしまったので印刷用のコラージュを制作。 手元にある1941年の雑誌『Pour Elle』の カバー女性の顔以外は、自分で撮った写真で.. mondomodern.thebase.in

『眠るパリ』 Paris qui dort 怪光線により時間の静止したパリ。エッフェル塔の上にいたため光線の影響を免れた男は「眠るパリ」を冒険する… ルネ・クレールのSFコメディ。撮影は1923年で24年公開の『幕間』より実は早い。彼の監督第1作と言うべきなのはこちらかも。 1925年2月6日公開。 本作のオリジナル版（上映時間約65分）は散逸。1971年に晩年のクレールが作った再編集版（36分）もあるけれど、しかしオリジナルに近づけようとする努力は現在も続いていて2018年の4Kレストア版は59分あり、かつ画質美麗でとても良い感じ。 m.ok.ru/video/226251...

狂乱の1920年代（＝レザネ・フォル）のモードには奇矯といえるものも多い。 ちょうどアール・デコの幾何学性が流行り始めた1926年のモードが１枚目の写真。 色彩は不明だが、襟元の毛皮などはこの当時、パステルカラーに染色するのが流行ったというから、案外色彩に富んでいたのかもしれない。 20年代のモード雑誌を見ても、幾何学模様はそう多くはないから、こんなコートはかなりアヴァンギャルドだったのではないか？ mondomodern.thebase.in/items/111066263

「報道官は、イスラエルが支援する「ガザ人道財団」が５月下旬にガザで活動を開始して以降、同財団の（食糧の）配給所に向かっていた４１０人以上がイスラエル軍の発砲や砲撃で殺害されたと指摘」

エルザ・スキャパレリはローマの裕福な家庭に生まれ、根底には古典主義的美意識があったが、彼女がモードの世界にデビューした時期はシュルレアリスム全盛期。 トロンプルイユ（騙し絵）の手法をよく用いたが、革のグローブもその典型。爪の部分の遊び心... スキャパレリの作品にはふたつの方向がある。 ひとつはルサージュ工房に依頼した、凝った刺繍のあるクラシカルでゴージャスな服。 もうひとつの方向は綺想、あるいは奇矯...エキセントリックなもの...→ mondomodern.thebase.in/items/98920128

【満員御礼！】 先月13日に一度だけ告知した 【ポルノ・ムービー・エステティカ】上映会。 最初、申込み用のメールアドレスを間違えて告知してしまい、当初は応募ゼロ。 かなり焦ってChatGPTと修正内容、タイミングを相談し告知したところ毎日のように申込みがあり、30人の定員に達しました。 10年前に作った映像は増補改訂しているもののほぼ同じ。 それでも毎回、満席になりリピーターの人も何人もいる。 大学生３人の申込みがあったり、客層の新陳代謝もある。 それと今回も女性が半数！ 女子人気の高いイベントなのだ..😄 というわけで満員御礼申し上げます。

【訂正と再告知です】 昨晩、「ポルノ・ムービー・エステティカ」上映会の告知とご予約の受け付けを始めました。 じつはメールアドレスに間違いがありました！ メールを送れずに諦めた方も多いかと思います。 大変申し訳ありません。 正しくはこちらになります↓ まだ十分に席はありますので、ご検討よろしくお願いします！ [email protected]

【ポルノ・ムービー・エステティカ】上映会 7月12日［土］代官山【Amaranth Lounge】にて復活！ ポルノ100年を彩る膨大な映像作品から『ポルノ・ムービーの映像美学』の著者・長澤が精選した23本。 これを55分にまとめた映像を解説付きで上映します。 現存する最古のフィルムから1990年代まで.. エロティシズムと笑いと驚きに満ちた作品の数々！ さらにスライド映像100枚の上映で、ポルノ史変遷の背後にあったものを解き明かしていきます。 会場はバーレスク・イベントなどで知られるエロティックな秘境 定員制にて要予約 [email protected] 長澤まで

「生きながら死ね」ガザが置かれてきた状況 l.smartnews.com/m-lH4sB5m/US...

グレタさんが語ったこと　ガザをめざした10日間、たどり着けずとも：朝日新聞 www.asahi.com/articles/AST... #イスラエル・パレスチナ問題 「環境や気候、子どもたちの未来について気にかけるふりをしながら、現代の人びとの苦痛を見ることも、認識することも、そのために闘うこともしないのなら、それは世界の大半の人びとを排除する、極めて差別的な『正義』へのアプローチです」

ヴィヴィアン・マイヤーの決定本ともいえる写真集が入荷。 彼女は15万点以上の写真を撮ったといわれるが、生前、一度も作品を発表することなく2009年に83歳で亡くなった。 残された膨大なネガの大半をオークションで入手したのがジョン・マルーフ。このとき彼はマイヤーのことをまったく知らなかった。 マイヤーの作品にはセルフ・ポートレートも多いが、それは自己愛よりもむしろ自分の存在を確かめている雰囲気だ。 また足元や靴だけを撮った写真も多く、何かしら「不在」感のような観念が彼女にはあったように思う。 mondomodern.thebase.in/items/109281...

一枚の写真が強い印象を残した。 右は女性飛行士のアメリア・イアハートだ。 左は誰？　流行し始めたばかりの縞模様のパンタロンスーツを着た女性は... 彼女も飛行士だった。 調べ始めると彼女たちの多くに符合する数字があることに気づいた。 ...黎明期の女性飛行士たちと儚き生... その詳細を下記に書きました。 連載【ロマン的魂と夢-5　速度への憧憬と儚き生---黎明期の女性飛行士たち】長澤 均 note.com/briony_lodge...

1960年代末に発売されたコンピュータカーという玩具があった。 さまざまに窪みを作ったカードを本体後ろから挿すと、それを読み込んでいって前方に排出しながら自在に走るというもの。 窪み次第で左右、前後に移動...つまりプログラムされているということでコンピュータカーという商品名になった。 カードは台紙が用意されていて、自分で切って〝プログラム〟することもできた。 数種発売されたうちのひとつ、ビュイックセンチュリー。 ちなみにビュイックはこんなコンセプトカーは発表していないはず... さすがにもうそろそろ手放す時期...

以前、mondo modernで売った本に『Das Getto』というのがある。 ナチ占領下でのワルシャワ・ゲットーでのユダヤ人の生活の記録で、ドイツ軍将校ハインリッヒ・イェストが撮影したものだ。 これらの写真は1982年に発見され、88年に展示、そして本になった。 正視するに堪えない写真ばかりだが、いまイスラエルがナチと同じことをしている。

『ストライキ』Стачка シンプルなストーリー。匿名性高い集団劇。技巧を凝らしたショットの数々。平均ショット長2.5秒という高速編集。 セルゲイ・エイゼンシュタインによる初の長編劇映画、すなわち彼の本格的映画監督作第一弾。撮影はエドゥアルド・ティッセ。 申すまでもなき傑作。 高速編集はジガ・ヴェルトフの影響大。クレショフのモンタージュ効果も導入。しかしエイゼンシュタインは本作をもって即物的映像作品を志向するヴェルトフと袂を分かつ。本作制作直前に携わったのはラング『ドクトル・マブゼ』の再編集だった…その影響は？ ゴスキノ、プロレトクリト共同制作 1925年2月1日レニングラードにて初公開

電池切れをそのままにしてきた腕時計がいくつもあり、工具と電池を購入して自分で交換。 真ん中のCASIOデータバンク「Invisible Machine」は、ネーミング、ロゴ、アイコン、カラーリング（11色くらいだったかな？）、パッケージデザインも担当したので、出来上がりをいただいたもの。 見るとSUN '95の表示...95年以来、止まったままだったのか... ところでタッチスクリーンでの設定なのだが、使い方は完全に忘れている。 ...ま、表示が見れただけで楽しいかな。。

22日、DOMMUNEでのトークイベント。 19時から始まり、深夜の12時半に終了。 ...なんと5時間半。 これは終了時の記念撮影。もうヘトヘトでしたね。

22日のDOMMUNEでのトークイベント。 深夜まで5時間半の長丁場に。 300枚近いスライド写真を流し、映像も多数。 かなりの視覚のスペクタクルになったと思います。 休憩時間に『コンピュータ ノスタルジア』へサインを求めた若い女性が、25年も前に書いた『パスト・フューチュラマ』も持ってきていて、そちらにもサインが欲しいとのこと。 ...見れば付箋がぎっしり貼ってある。 ずっと下の世代にも読まれているというのが、とても嬉しかった！ その夜の彼女の投稿...「著書のセンスはいつもすごい！」 ...最高の褒め言葉ですね😄 ちなみに配信での試聴は約400人だったそうです。

> トランプ氏は見出しをめくりながら、「人々の死、死、死、死、恐ろしい死、死だ」と述べ、これらの記事は「ここ数日間」に公開されたものだと主張。「これらはすべて、最近殺された人々だ」と続けた。 > 「見ろ。あちこちに埋葬地がある」「埋葬されているのは皆、白人農民だ」とトランプ氏は主張した。 > しかし、キャプションによると、この画像は2月にコンゴ民主共和国の都市ゴマで起きた集団脱獄の際に女性たちがレイプされ、生きたまま焼かれた事件に対応する赤十字職員の様子を捉えたユーチューブ動画のスクリーンショットだという。 「狂人が何かの間違いで大統領になってしまった」と考えるしかない……

どうか、読んでほしい。ガザから届いたばかりの声です。パレスチナ人の存在自体の否定としか言いようがない虐殺と民族浄化が続く中、イスラエル軍の攻撃が、人々の命のみならず、手足を奪い、生活を徹底的に破壊している。爆撃で足をずたずたにされた少女が、それでも言う。「いつか私も整形外科医になり、自分と同じ苦しみを抱える人々を助けたい」 d4p.world/31752/ アイサール自身も取材をしながら、辛かったと思う。本当に本当に、辛かったと思う。もうやめろ。虐殺を、封鎖を、占領をやめろ。 《イスラエル軍の攻撃が、飢えた人々の命と手足を奪い続けている（Aysarさん寄稿）》

トランプ氏主張の「白人迫害」映像、コンゴで撮影の無関係動画と判明 jp.reuters.com/world/us/KV5... トランプのように、事実関係はどうでもよく、自分の思い込みを「事実」と押し付けてくる徒輩はわが国にも少なくないですが、どうコミュニケーションすればいいんでしょうね。しかも権力者となると。 しかし、この件はトランプの白人至上主義的人種差別性も垣間見せているわけですが、そんなのをアメリカ人が支持するのはともかく、日本人で支持する者は何考えてるんでしょうか。白人に虐げられることを喜ぶマゾヒストか。そういう日本人のことは「家畜人ヤプー」と呼ぶのが適切ですかね。

【書籍】倒錯の都市ベルリン／長澤均＋パピエ・コレ 読了しました。名著です。すごく面白かった。こういう名著は、絶版にすべきではないです。私が知りたいことが、全部、書いてありました。これ一冊で、あの当時のベルリンの全てがわかりました。 文化（表現主義、新即物主義、映画、音楽、建築、キャバレー、カフェ）、政治（オカルティズム、トゥーレ協会、SS、SA）。貴重な写真もふんだんに掲載されていて、本当に贅沢な一冊だと感じました。とても満足いたしました。長澤先生、ありがとうございました。朝松健さま、ありがとうございました。

新刊の書影きましたー 早川タダノリ著『「日本スゴイ」の時代：カジュアル化するナショナリズム』（朝日新聞出版、2025年）6月13日発売予定 2000年代から2020年代はじめにかけて、大量に生産された「日本人の誇りを取り戻す」物語群＝「日本スゴイ」。それがやがて「日本人らしさ」の再定義として国策的に活用され、「クール・ジャパン」戦略の中にビルトインされていったようすを描きます。それらのナラティブは、1990年代後半に台頭した官製歴史否認論＝「国民の物語」創出と切り離すことができないんですよね…… 生業がおそろしく忙しくなってしまったため執筆にえらい苦労した本ですが、ようやく校了しました。

5月22日［木］19時～ のDOMMUNEでのイベント.. ヴィンテージ・コンピュータをテック面よりもデザインから解剖していきます。 コンピュータに関心なくとも、デザインに..あるいはその歴史的文脈に興味ある人には楽しめる内容にしました。 この棚の下のあたり持って行きます！ www.dommune.com/streamings/2...

『コンピュータ ノスタルジア』の著者_長澤 均とテクノタク飯塚が_ヴィンテージ・コンピュータ・カルチャーについて_縦横無尽に語り尽くすDOMMUNEでの一夜 当日は、写真のPET 2001の実物も会場に持ち込みます。 公式サイトとチケット購入はこちら computernostalgiadommune01.peatix.com www.dommune.com/streamings/2...

『救ひを求むる人々』 The Salvation Hunters いずことも知れぬ港に生きる名も無き人々の「汚辱に塗れた生」… アメリカでの助監督を経て欧州武者修行に出たジョセフ・フォン・スタンバーグ。帰国後売れない俳優ジョージ・K・アーサーと組み、5000ドルという信じがたいまでの超低予算で制作した全6巻のインディーズ作品。 彼の初監督作にして脚本編集も担当。後年の大作とは異なるテイストだが、スタンバーグのトレードマークたる光と影を自在に操った絵作りは本作にも見られる。それは陰鬱な主題ともども欧州仕込みのものだったのかもしれない。 1925年2月1日NYCにて公開。

貧しい僕になぜかアンティーク家具店からこんな写真が付いたメールが送られてきた。 イギリスから輸入した本物のアール・デコの家具（たぶん1930年頃と推測）を完全レストアしたもの。 もちろんバールウォルナット材。ガラスも当時もの。 事務所の1930年代のキャビネット（これもイギリス製）を売って、こっち買えないかなぁ、なんて夢想したぞ！ 底部も丸くて何も置けないところがデコらしくていいよね。 これで40万円てかなり良心的な価格でない？

昨年10月に発売した書籍『コンピュータ ノスタルジア』。 その立体版としてDOMMUNEにてトークイベントを開催します！ 著者_長澤 均とテクノタク飯塚が、レアな実機を持ち込みコンピュータ・カルチャーへの思いを膨大な図像とともに語り尽くす一夜。 5/22［木］19時〜 ぜひ渋谷パルコにご来場ください！ 当日は編集担当の内山も参加し、本ができるまでの四苦八苦も明かされるでしょう。 またDOMMUNE主宰、Amigaを愛用していた宇川直宏もトークに参加。 ライターのクーロン黒沢もVIDEO GUESTとして登場します。 持ち込みのレアな実機等は、追って告知しますのでご期待ください。→

フランク・ホーヴァットは『Vogue』や『Harper's Bazaar』のファッション・フォトで50年代から60年代にかけて活躍した写真家だ。 街頭の群衆の中にモデルを置いた、そのルポルタージュ的写真のインパクトは大きかった。 こちらは『ジャルダン・デ・モード』誌のために撮った1959年の作品。 そう彼はもともと報道写真を志向していた...（1 mondomodern.thebase.in/items/105484906

『コンピュータノスタルジア』の担当編集者、内山氏はなんとチャップマン・スティックの奏者だ。 キング・クリムゾンのトニー・レヴィンが愛用したことで有名だが、弾くのはけっこう難しそう。。 映像の左側が内山氏で、彼が1990年代に参加していたバンド、Harpyのライブ。 アヴァンギャルドで格好良いぞ！ Laibachを想起させるところがあったが、どうなのだろう？ ところで共著者・飯塚、編集・内山、＋僕の３人でのトークイベントを５月後半に開催予定。 詳細は追って。 ライブ映像の全編は↓ youtube.com/watch?v=hdPb... #コンピュータノスタルジア

1990年代初頭くらいだと思うが雑誌『ぴあ』の特集のトビラページのためにオブジェ制作の依頼があった。 最初のラフ・スケッチが１枚目。 でも、これでは立体オブジェにしづらいので、もう少し作りやすいようにしたのが、２枚目。 宇宙船はまったく別の２機種のプラモをを合体させて作ることに.. 実際に作ったのがこ３枚目の写真。 ビル群はブリキを切って、細かくライティングして色味を付けた。 星空はスチレンボードに穴を開けて背景からライティング。 イマイチ奥行きのない写真に仕上がってしまったが、実際には２メートル以上奥行きのある立体セットだった。

同じだ

『裏町の怪老窟』Das Wachsfigurenkabinett 蝋人形師に求められ、三体の人形のための物語を依頼された詩人。バグダッドのカリフ、イワン雷帝の怪異譚を書きあげるが切裂きジャックの物語を書き始めたところで寝落ち。すると夢の中にジャックが… 舞台美術家から映画に転身したパウル・レニの監督作。独立系プロダクションの制作だが出演はエミール・ヤニングス、コンラート・ファイト、ヴェルナー・クラウス、ヴィルヘルム・ディターレと豪華。 20年代前半世界を席巻した「表現主義」映画、最後の傑作と言えるか。1924年10月6日公開。 ☟英語字幕版 youtu.be/PNFVsG3McaA