本はおもしろいが眠気と地頭には勝てぬ。おやすみなさい……📖

『反芸術アンパン』を読み始めたが、軽めのエッセイどころか燃え上がるぐらい熱い若かりし頃の記憶なのだった。1960年付近の時代というと、若い芸術家だけでなく日本中がグラグラと湧き立つような熱気を帯びていたのではないかという気がする。

『時里二郎 詩集』を五分の一ほど読んだが、くたびれたところにこの濃密さは結構くるので、今夜はもっと軽い本に換える。赤瀬川原平の『反芸術アンパン』を久しぶりに再読することにしよう。

きたーく。思ったより長く出掛けていた。くたびれたので風呂に入って少しゆっくりしたいね。

なんか場違いなところ（アウトレット）に軽い気持ちでやって来たら、あまりの混雑に震えております。

さっきまで雨がちらついたと思ったら今度は陽が照り始めたり。今日は洗濯物を干すのが難しい日ですね。

なんどもあちこちで書いてるけど、ある程度邦訳も出ている有名なSF作家で、自分が好きで折に触れずっと読み続けたいと思っているのが、レムとストルガツキー兄弟とバラードの3組なのは揺るがない。その上であと付け加えるなら、まずはアーシュラ・K・ル・グイン、ついでサミュエル・R・ディレイニーだろうか。

国書の〈レム・コレクション〉の第二期もなかなか読む余裕が無くて、半分くらい積んだままになってるなあ。レムとストルガツキー兄弟の作品はいつかきちんと読み返したい。

四国でまともに行ったと云える場所は高松市ぐらいだ。松山や高知は行ってみたいけどちと遠い。

湿度高いの苦手なんだよなー。

おはようございます。今日も変な天気ですね。

現代詩文庫の『時里二郎 詩集』を読みながら寝ていきます。おやすみなさい……📖

森山卓郎『表現を味わうための日本語文法』（岩波現代文庫）読了。良い本だという噂を聞いて読んでみた、なるほどとても好かった。本書の趣旨は言語表現をより一層味わうために、文法という側面からさまざまに考えてみる試みとのことだ。言葉の使い方で意味合いがどのように変わるかを具体例をもって示している。 ひとつ例をあげれば、 「人を殺すような詩はないか」 （八木重吉「病床無題」） において、「あるか」ではなく「ないか」という表現が使われることでどんな違いがでているか、といった感じ。言われてみればなるほど首肯することばかり。読むたびに言葉に対する自分の読解が試されているようで、たいへん愉しかった。

自分は政治の話はするよ。それは人が幸せに生きていくための大事な仕組みだから。でも政局の話はしない。不毛だから。

一番搾りのホワイトビールというのを見つけたので買ってみました。

ちなみに「自由の相互承認」という考え方は、竹田青嗣氏の著作を通じて知りました。本が好きでよかった。

これまで自分の人生で「自⚪︎党を支持する」と明言する人には3回あったことがある。 一人は昔の認識のままで今がどうなのか知らない人。 もう一人は自分の収入が癒着のなかから生まれるものなので、何が起こっているか知りつつ無視して自分のことだけしか考えていない人。 最後の一人は自分の周囲はすべて自分の欲を満たすための道具とみなしていた人。 知らなければ知って改めれば良い。でも知った上で確信的にやっている人がいたら、人の自由に影響を与える立場に就けなくする仕組みが必要なのかも知れない。自分一人だけでやっている分には構わないが。

自分が思っていることは言ってみれば簡単なことで、自分が自由に生きられないのは嫌だし、自分のせいで誰かが自由に生きられないのも嫌だということ。ぶつかるときにはお互いに配慮し合って着地点を探すか離れる。 何かの理由で誰かが自由に生きられないならできる範囲で助けたいと思うし、誰かが誰かを自由にさせていないのなら、それには反対する。 これは人種も国籍も性別も年齢も仕事も年収も親族かどうかも関係ない。人間すべてに通じることだと思うし、そのための概念が「人権」なんだろうと思ってる。

そういや急に思い出したんだけど、先日「夜叉ヶ池」を読んだときに梨と書いて「ありのみ」とルビが振ってあるのを見て、「うわあ、好き！」となった。

わしは自分にやれる事をやる。とりあえずブックサンタの栞を買うのじゃ。

鵺のように捉えどころを無くしてずるずると豊穣な土地の権益を分け合うことで権力を維持してきた連中が、土地が痩せてうつ手が無く国全体の不満をつのらせたのが今の結果だと分からないのだからこういうことになるんだろうな。うまく行くはずはないし、これが自⚪︎党の本当の終焉の始まりのような気もする。 あんなのを「女性だから」という理由で選んだとしたら（もし政治理念で選んだとしたらもっと悪い）、うまくいかなかったとき、その同じ口で「だから女なんか」と言いだすのは目に見えているよな。投票した人たちはおそらく過去の価値観を引きずって今を見ようとしないだけで、保守でも極右でもないんだろう。

今日も近所の本屋に新潮文庫『巨匠とマルガリータ』が入荷してなかったので、そのためだけに街の本屋に行くのも億劫なので注文してきた。 ふとレジ横を見るとブックサンタの寄付付き栞が売ってたので、字がいちばんかわいらしかったのを購入。絵柄は3種類あって、こちらの寄付は送料に使われるとのこと。

マイケル・ジャクソンと聞くと瞬間的に「パン！ 茶、宿直」という言葉が頭に浮かぶ呪いをかけられている。

テラス席の注意書きがなぜかアナゴさん。

モーニングを食べに来ました。いつもは混んでいて入れないこともある店だけど、雨降りなので空いています。

そういえば先日のSF読書会の後の飲み会で、前にもここで書いた話になった。毎月10冊程度本が読めるとして、一年で120〜130冊ほど。とすると、あと20年生きるとしてせいぜい2500冊しか本が読めない。もっというと子どもの頃から読み続けたとして、書評家や研究者でもない人が一生のうちに読めるのはたぶん1万冊ぐらいが限度じゃないか。だから⚪︎⚪︎⚪︎みたいな本を読んでいる余裕は無いよ……。（最後のは冗談として話しました。） でもそれを前提として、実はどんな本でも初読には価値があるとも思っている。そして「これはもういいかな」と言う本がたくさんあって、その中でもう一度読みたいと思う本には特別な価値があると。

馴染みの書店が閉店すると悲しい。特に記憶に残っているのは、東京駅の松丸本舗、名古屋の七五書店とちくさ正文館とか。でも高校時代に毎日通った地元の本屋が、高校卒業してしばらく経ったら閉店していたのを知ったときの寂しさに比べると、それら3つは閉店を事前に知って最後に立ち会えたからまだ良かったのかも知れないとも思う。

おはようございます。朝から雨降りです。

だいたい五分の二ぐらい読んだ。そろそろ眠くなってきたので今夜は寝ます。おやすみなさい……📖

先日から森山卓郎『表現を味わうための日本語文法』を読み始めたが、たいへんにおもしろい。 主語が省略されたときの詩の味わいの変化などが考察されているが、自分の場合、主語が無い文章を見ると頭に浮かぶのは次のようなイメージ。 目の位置にカメラを置いて、視界には自分の顔は映らない。視界の両側から前方に腕が伸びて、何か作業をやっているように見える。 これが主語省略のときのイメージ。だからぜんぜん不自然じゃない。

帰りは『King Crimsonの濃縮21世紀ガイド』（要するにベスト盤）を聴いております。1969年から2003年の曲がみっしりと詰まっていますり

いろいろ疲れた。帰りやす。

今朝はLed Zeppelinの『永遠の詩』のdisc2を聴いていたんだけど、2枚組で全9曲、一曲15分超えのものばかり、ほとんどYES『海洋地形学の物語』と同じで笑ってしまった。プログレじゃん。まあ途中のアレンジはプログレというよりジャズだったけどね。

ネッテルの新刊が出るのか。これはたのしみ。＜RP

"2023年ブッカー賞最終候補作" "語り手の私と親友のアリナは親友で、20代のころはお互いに「子どもは産まない」と誓い合った仲だった。その意志をかたくなに貫く私とは裏腹に、アリナは結婚し、やがて子ども(イネス)を身ごもる。そんななか、主人公はアパートの隣に暮らす母子家庭の男の子とだんだん交流を深めていく。男の子は感情をコントロールるすことが苦手で、衝動的な暴力を母親にぶつけがち。母親は子どもを育てていく自信を失い、故郷の姉に預けることを考えている" グアダルーペ・ネッテル/ 宇野和美 訳 『一人娘』 www.hanmoto.com/bd/isbn/9784...

おはようございます。昨晩はすっかり寝落ちしてしまいました。金曜日です。

自分の前をFIATが走ってるんだけど、FIATって後ろから見るとオニギリみたいだね。

木曜日も無事終わりました。帰りやす。

本を読んでたら昼寝するの忘れた。午後の部開始。（うーん、つらい）

西崎憲さんの小説を読んでいると、強く音楽性を感じることがある。これは自由律短歌にも感じるもので、たぶん氏の音楽活動に繋がる創作姿勢によるものではないかと思っている。 同じように小説とは違うものを感じることは他の作家の場合でもあって、自分の好きな作家を例にとれば、泉鏡花にも強い音楽性が。すっと眼前を流れてゆくことで作られる旋律のよあな美しさ、時間芸術のような面があるというか。 まったく別のものを感じる人もあって、例えば開高健なんかは逆に石碑のような時によって侵食されない普遍的なものを体現しようとしているような気がする。コッパードや吉田知子の場合は不思議な形をした小さな置物かな。

BGMはSwiss cameraの『酸素と丘とレンズ』。西崎憲さんが所属するバンドのフルアルバムです。

昔からレーズンとかラズベリーとか、ドライフルーツを練り込んだパンが大好きで、今朝もベリー&ナッツのパンを食べてしあわせだった。 あんまりにもフルーツが好きなので、前世は原猿類だったんじゃないかと思うときがある。

今朝は18℃まで下がったらしい。流石にこれでは蚊も動けないだろう。

参考までに、もう少し詳しく『夜叉ヶ池・天守物語』の改版で変更されたところを。 まず本文のフォントについては、一行あたりの文字数を1割ほど減らして（具体的には一行39文字を36文字にするぐらいの感じ）、その分フォントを大きくしてある。そのままではページ数が増えてしまうので、旧版では独立した改行になっていたト書き部分をカッコに入れて本文に組み込むことで、全体のページ数はほぼ同じかちょっと少ないぐらいで抑えられている。また旧版からあった澁澤龍彦の解説に、〈新編 泉鏡花集〉の編者である吉田昌志氏による解説が加わっている。

おはようございます。黙々とやる木曜日です。

今夜は寝ます。おやすみなさい……📖

うとうとしながら感想を書いてたらうっかりして殆どの文章を消してしまったので、もう一度はじめから書き直したよ。やれやれ。

泉鏡花『夜叉ヶ池・天守物語』（岩波文庫）読了。新たに改版が出たので読み返した。まずは「夜叉ヶ池」。かつての信仰と敬虔さを忘れ、驕り高ぶった村人たちに最愛の妻（ひと）を奪われた鐘楼守の怒りと絶望感。大立ち回りから夜叉ヶ池の氾濫という大スペクタクルは何度読んでも凄い。そして続く「天守物語」の冒頭、花の精たちが白露で草花釣りをする姿のなんと見事なことか。これほど美しい物語の開幕は読んだことが無い。物の怪を使ってなんの衒いもなく純愛を描き切る。これこそが鏡花の真骨頂だろう。しかもこの二作を組み合わせる岩波のセレクトには賞賛を禁じ得ない。自分が鏡花作品を人に紹介するとき、岩波文庫を強く薦める由縁である。

ライブとギグとセッションて、音楽ジャンルが違うだけでみんな同じものと思っていいんだよね。