ザンドラ・ヒュラー特集でハンス=クリスティアン・シュミット監督『レクイエム』を観た。1970年代ドイツ、敬虔なクリスチャンの家庭で育った20代女性のお話。アンネリーゼ・ミシェル事件を基に描かれた映画だという投稿を事前に目にしていたのだけど、そのことをすっかり失念しており、信仰と家族に対して揺らぐ気持ちとてんかんの症状に悩む主人公ミヒャエラのことを両親がしっかり抱きしめて(受け止めて)、その上で適切な医療に繋げてあげれば良かったのではないの?と思いながら観ていたので、投げ出されたように示される最後の一文にポカンとしてしまった。親身になってくれる友人の言葉が良い。
1 day ago