松本卓也『人はみな妄想する』読んだー
専門的だし長いけど良書!本書の白眉はラカンによる難解な理論の明快な解説に留まらない。第三部「鑑別診断「以後」の思想」では、ドゥルーズ=ガタリとデリダがどのように理論を受け取り、批判的な視点を向けたか、そして各々の理論の差異と「交差」に目を向けており、実のところ根本では接続する箇所がいくつもあったことが明らかにされる。この点で本書は、現代思想と精神分析の流れを整理する面も持っており全体の把握に役立った(ただし該当の箇所は50ページと短いので別の現代思想家なんかを加えてもっと詳細を知りたい気持ちもある、がそれは本書の趣旨から外れるのだろう)
3 days ago