なんか「ギャル」という文化を選び取った主体っていうより「ギャル」っていう概念が出てきただけになるっていうか、男の子のほうが振り回されてればそれでメインディッシュ完全作成完了！！　みたいな　ギャルのキャラ、女性向け作品だと実際ギャルやってた人が書いてることも多いんで落差でかいな～～～？となるのはあるかも

オタクに優しいギャルはいいんだけど作品の「ギャルのカルチャー」に対する興味のなさのが嫌いなんすわ。別にオタクに優しい外国人でもいいが、そこで相手のカルチャーが紋切り型なら差別だろ。他者と接してんなら、その他者についても描け。

そういうタイプの作品、えてしてキャラクターの背景が弱かったり(超ショートショートだとどうせそこまで説明するヒマないしジャマまである)するし　実際傷口と包帯もファンタジーヤクザ版ロミオとジュリエットなのだが　ヨワラー生態の異様さと漫才パートのうまさ、そのわりに縦軸には傷ついたものどうしのモラトリアムの性質を併せ持つ……♥することで勝ち筋がみえている

最近格ゲーの動画観てると、コーチングしてくれるプロプレイヤーは「優しいオタク」やってますが、あれは共通言語である格ゲーがあるからで、その領域においては優しく教えるのも仕事であるにせよ「共通言語になるカルチャー」の領域なら互いに優しくしようとは出来るのではないかしら。理想論かもしれんが。

ギャルに優しいオタクって世の中にいないんだなぁ…と思う。

オタクにも優しく接してくれるギャルはいるけど、ギャルに優しいオタクのほうがファンタジー。

その意味で鬼滅は主人公を変えたのは正しかった。読者が一緒に長く付き合えるキャラに変えてきたので上手くいってた。

明らかに長編化に向いてねえだろ、出汁が取り続けられないだろ、という話でも連載化されるのは「その読切が面白かったから」というのは結構不幸なんじゃあねえかなあ。少なくとも編集は面白い短編と面白い長編漫画のパイロット版の区別が出来ないとは思わんのだが……

読み切りだとバチッとハマったやつほど連載化であらら……になるやつ面白いよね　ネジはサムライうさぎすき

ジャンプでモラトリアム漫画をやらんこともないんだけど、そうなるとコント回を毎週やれるぐらいのキレがないと弱い。短編の資質はあっても切れ味勝負型ではなさそうだし。

(そういえばこれルリドラゴンの話だったな……！と根本を思い出している顔)

一番手っ取り早いのは ルリが自らのルーツを辿っていった先にある「父親との邂逅」を物語の目標にするか あるいはドラゴン化が進行していく中でそれでもなお「人間らしさ」を希求する事を話の軸にするか くらいだと思うんだけど、今の所このどちらもを向かわずに、中途半端かつ心地良いぬるま湯でモラトリアムな女子高生ライフを続けようと手綱を引いてる感じで、結局作品として、どうしたいのかというところから逃げてる印象を受けるのよね……＜ルリドラゴン

「ルリドラゴン」 第1話の完成度は高いけど、それは同時に読切としての完成度が高いという面も強いので、この物語をどのように続けていくのかのプランが全然見えない所が引っ掛かるよね。父親に会う話にするのか、龍と人間のミックスとして自分の存在をどういう風に認めるのかという成長譚にするのか。 物語の軸がどこにあるのかはっきりしてないと、そう長くないうちに迷走しそうな気がするんだけど、どういう風に舵を取っていくんだろうなあ…… ↑と、Twitterに初回時点で書いてたんだけど、今まさに迷走してるとは思う

オタクに優しいギャルのギャル、架空の生き物過ぎる。ニセウミガメみてえな存在。

こう、「からかい上手の高木さん」系統というか　登場人物はほぼ二人、会話主体で、みたいにそもそもミニマルな展開をイメージしてる気はするんですよね　それを上手くない人がやるとマジでそれだけだな……？？？になるというか……

オタクに優しいギャル、ギャルを出したらもう満足！！みたいな人が結構多くて、詰めが甘めなのが多い気がしてるんですよね……　ギャル妄想を共有してる前提で読まされるというか

笑ってる　オタクにやさしいギャル、そんななんだ

そういう意味ではサプライズ忍者みたいな「足りてると思ってるとこに出してみる」みたいなのとは別で「これがあったら即メインディッシュとしてなりたつ！」みたいなノリになりやすい要素って感じかも……　オタクに優しいギャルみたいなのが近いのかな

死神／吸血鬼の要素が悪いという意味では勿論ないんですが、イベントを起こす力が弱い初心者が選びがちモチーフってあるよな〜〜という　そして出すだけで割と「やり遂げたぞ！」にもなりやすいとこあるな、という　オメガバースは頭からケツまでの展開がほぼ決まってて型なのでちょっとずれるかもだけど設定出して満足はまあまあ見るかな

吸死のきさらぎ駅回がきさらぎ駅がめちゃくちゃにされてかわいそうな回だったみたいに　「ギミックの有無」じたいは実はさほど問題ではない説

うまい作品はうまいから……なにやってもなんかうまい……(バカの結論)

「人食いエイリアンが侵入したので脱出しないと死ぬ部屋」がALIENだしなあ……(名作も還元してけば実は陳腐といっていいギミックはいってますなんだけど　なんかバレない……うまいから……みたいなこう、身も蓋もないあれが)

Odaは誇りに思ってほしい、とネパールやインドネシアで語られ、麦わら一味の旗とパレスチナの旗が同時に掲げられるの、尾田栄一郎の思惑を超えてワンピースが抵抗と解放のシンボルになってるんだし、尾田栄一郎はそれに力をもらっててほしいし、一方でワンピースのジェンダーや親陰謀論の側面は批判されるべきだし、そうやって多面的に語って立体的に出来る物語は国籍問わず世界で歓迎されると思うんだな

ああ、とうとう…。追悼でヴィスコンティの『山猫』を観よう。レジェンドがまたひとり逝ってしまった。 心より合掌。 【クラウディア・カルディナーレが87歳で死去 ――　『8 1/2』・『山猫』に出演、イタリア映画界の伝説的俳優】 hollywoodreporter.jp/movies/142549/

日本人の客と作ってる側がバカというより救いようのない話になるが概ね正しいかもしれん。ハリウッド映画も作ってる側はともかく客は似たようなもんだし。

世界大ヒットの鬼滅の刃、明確に人権を謳うリベラルな作品だしねえ…(鬼側のバックストーリーが高確率で社会批評で重い)(無惨だけが一貫してクズ)

インドネシアやネパールで麦わら一味の旗でデモが起き、世界女性デーでセーラームーンが掲げられ、陸上競技のトップスター(ブラックアメリカン)が日本のアニメがつらい年少期を支えてくれた、と答える中で反リベラルの文脈があるから、と言い切るのもどうだろう…。物事の読解や解釈は自在なのでフェミニズムも反フェミニズムも同じ作品から受け取れる、だと私は思うよ

俺ですら古典が追えてないのに、俺よりも古典を追わない連中がごちゃごちゃ何が画期的かの話をしていると「コイツらつまらん」の気持ちが湧き立つ。イーロンの肥溜めの高齢の識者たちが懐かしい。

そういや谷岡ヤスジも忘れられた漫画家になってしまったのか。ギャグ漫画は水物故に画期的だった作品の記号だけは残る。「性的な興奮を鼻からの出血で表す」という「鼻血ブー」を作っただけで偉大だ。

林原めぐみも、松本梨香も、元は良い人なんだろうけど、私の家族や近所のおじさんおばさんがそうなっていったように、メディアとか軽く触れたネットに価値観を変質させられていったんじゃないかと思ってる。 たとえば、Youtubeを開くと、もっともらしく編集した韓国のウソショート動画とかウソ迷惑外国人動画がおススメに表示される。しかし、普段からネットでファクトチェックでもしていないと、それをウソと見破れる知識はなく「そうなのか」と思うしかない。そのくらいウソが巧妙になっている。

『海ゆかば』と聞いて『血槍富士』しか思いつかんかった。

いつの日かフィクションも酒や煙草と同じく、害あるものとして受け取られる日が来るだろう。こんなものに中毒していることが信じられないと思われる日が来るだろう。それまで我々はフェイクとフィクションの害悪に付き合わねばならない。

やはりフィクションは悪だ。早くこんなものを捨てられるぐらいに人類は新しい技術を作らねばならない。

姉がめちゃくちゃフィクションに影響を受けやすくて、最近は毎日やなせたかし先生がいかに偉大か、アンパンマンがいかに愛されていたかと言う話をしてくるので、僕は独裁者のプロパガンダ映画は凄く効果があるんだろうと思ってる。

熊本地震はいうまでもなく、九州は台風や水害も多く、被災経験を持つひとは少なくない。地震で自宅が全開した知人もいるし、友人の実家は先般の水害で床上浸水している。でも、そんなことはどうでもいいと思われているんだろうな

ホラーと日常を切断して考えるのは実際不可能なんですが、これはホラーと親（ゴシックロマンス）を同じくする他のジャンルとの差異で考えるとわかりやすいです。ホラーにのみほぼ唯一成立する形式として「こんな話を聞いたんだけど」という伝聞形式があります。SFやミステリではまず存在せず、ファンタジーの一部でのみ成立する形式です。この伝聞はたとえば報告書であったり、発見された映像記録であったりもします。何故、ホラーがこういった形式を必要とするのか？　それはリアリティを最大値までとらないと怖くならないからです。

他の部と比較するとどうしても4部を日常系という目で見てしまう　相対的日常系漫画ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない

ホラーには物語の前後に「日常」描写が欠かせないという話なのかも

いやでもホラーってそもそも取り返しのつかない傷を負うものなのかもな……　ジョジョ4部は連載ものだからそこから日常へと戻っていくところを何度もやってるけど、他のホラー作品もきっと描写されてないだけでメインの物語が終わった後には取り返しのつかない傷を抱えたまま無理やり日常に戻っていくのかも

確かにホラーだ。でもホラーエピソードの後に取り返しのつかない事態はいくつかしか無くて、基本的には何事も無かったかのように日常に回帰してくことが多いからやっぱり日常系ホラーなのかも…？

『動かない』の懺悔室実写化をホラーとして傑作と褒めたら「ホラーなら観るのやめるか」と言ってる人がいて流石に目を疑ったわ。マジで世間の人間は何がホラーか分かってねえのかもしれんとすら思った。

スタンドが出てくる作品だけに絞っても三部は旅物、五部は抜け忍もの＋内部抗争もの、六部は監獄もの＋脱獄もの、七部はレース＋旅物とジャンル作品要素が追加されてるけど、四部はそこが薄く、結果としてジョジョ全部通じて存在するホラー要素が最大化されているんですよ。

ジョジョ、全シリーズを通しても一番ホラーやってる四部や派生の『動かない』シリーズがホラー扱いされてねえのは納得してねえぜ

ジョジョ四部はホラーです。

そうかな？　そうかも　どうだろう……

ジョジョ4部は日常系ですよね？（？）

先日観てきたショーン・ベイカーの初期傑作集は「日常系映画」でどれも面白かったですよ。「生きることは辛く苦しい」が通奏低音として流れていて、どの話も日常で成立するスリルやサスペンスがちゃんとあるんで。

俺はミソジニーかつ高い声が嫌いなので、架空でまで若い女性キャラを能動的に摂取したくねえのだ。

日常系「四コマ漫画原作アニメ」という括りだと嫌いな作品は多い。若い女が嫌いだし、スリルもサスペンスもない時点で辛い。

子どもと生活すること、日常ではあるだろうけど、イベントが目まぐるしくある、という意味ではズルもズルの変化球だし、大人がうっかりすると子どもは死にかねないという意味でも「日常系」のおだやかさからは実はずれるし、よつばもめちゃくちゃ危ない瞬間が何度もあるし