六の宮の姫君、読みました。
昔読んだ時はろくに分からぬまま読み飛ばしてしまい。しかし今こうして読み返せることに改めて、本っていいなぁと思いました。
原案が卒論とのこと、単純にすごいなぁ…と思いました。引用や関係性の結びつけ方、所感や持論の展開の仕方などなどなど……ものを書くって、すごい。
それらがちゃんと小説になり、ミステリーの読み応えとして機能している。
連綿と続く人の営み、この道はいつか誰かが踏みしめた轍かもしれない、というようなことに非常に心動かされやすいので、まあ……結局感覚的な読み方しかできなかったけれど。でも本当に良かった。
about 19 hours ago