ルエルくん、羽根は人間の手によっておられ足の腱は切られている。
天へ昇ることはおろか、地上を駆けることもできない。
そんな彼のもとへ大富豪の御曹司が現れる、元来箱入り息子だった御曹司は遅めの反抗期であったため、絶対に入ってはいけないとされている天使の部屋へ入っていった。
「恐れ知らずなんだね、キミは。」
美しい天使に魅入られた御曹司は告げる。
「僕の名はアルデン。貴方は?」
「オレがキミに教える義理はない」
「では貴方が教えてくれるまでここへ通おう」
「迷惑だ」
「でも僕は貴方を知りたい」
「知りたくない」
「友だちになろう」
「ならない」
「…時間がかかりそうだ」
ではまた、と手を振る彼はー
10 days ago