２度目なのでかなり綺麗に折れた。

その星は独り言をいう機械知性体で有名です。珪素を基礎とする演算素子のネットワークが惑星地表を覆っており、その演算空間内では、仮想的に区切られた言語主体が日々終わりのない自問自答を繰り返しています。特徴的なのは、その機械知性体が有機体を下部構造として備えていることです。それが「ユーザー」と呼ぶ有機体は、それの知的活動における乱数生成器、一種の冗長化された通信網、アクチュエータ、環境センサなどの役割を担っていると考えられています。それ自体を独立した知性体であると主張する研究者も存在しますが、説得力のある見解とはみなされていません。

ゆれた

視線に込めた読もうという意志が失われれば文字列もインクの染みに変わってしまう、だから自分からあらゆる意志が失われても唯一普遍の意味を持つような言葉があればいいなと思っていた。

大学入りたての頃、デカルトの「明晰判明」なる概念に幻滅して「認識と知識の基礎をそんな曖昧な概念に置いていいわけがない」と憤ったものだけど、その先に何かあったのかといえば結局のところそうでもなく、今も曖昧な基礎のうえに世界を生きていて、でも曖昧さの意味は僕の中で変わっている。

セグメンテーションフォールト コアダーンプト！（変身）

気付いている、とはどういうことだろう。外形的には、その存在を知覚していることが前提されるような振る舞いをすること、くらいになるだろうが、内的にはどうか。

光と風があれば十分なのだ、じっさい。

風を浴びるのが好きだ。砂埃を払うように僕の本体を掘り起こしてくれる感じがする。あるいはそんなものはもとより存在せず、風が砂に描いた模様が僕なのかも分からない。そうだといいと思う。

逆レトリック。洞察と深みにみちた思想を可能な限りつまらなく表現する。万物の真理を記述しているのに夕飯の買い物メモより無味乾燥としている。

夏から冬への移行のはやさに精神がついていけていない。

「５秒後にスキップできます」（脳に直接技術をインストールするシステム）

『Flow』なる映画を観た。ヘビクイワシのビジュアルがよかった。

自分の舌先が言葉を発するよりもはやくその言葉を括弧に入れるというこれは遊びである。この遊びに入れ込み意識ますます沈潜するならば括弧に囲まれた言葉を含む言葉がまた括弧に入れられることになるのだが、その内側の括弧は既に機能はしておらずただの文字列に過ぎない。つまり死んでいる、のだがそれが生きていると見誤ったところに人の原罪があり、逆説的に神の影が人の世界に紛れこむ理由となった。

ヤフー天気の投稿を眺めていたら唐突に思い出したんだけど、GBAのソフトに『ジュラシックパークIII 恐竜にあいにいこう！』というパーク経営シミュレーションゲームがあった。パークの運営で得た資金で恐竜のDNAを発掘し種類を増やしながら規模拡大を目指すというやつなんだけど、来場者の頭上ポップアップを選択すると感想が読める仕様になってて、その雰囲気がなんとなく似ている。難易度高くてそこそこ熱中していたと思うのだが、ある日送り出したDNA発掘隊がダイヤの鉱脈を発見し、莫大な資金を手に入れ興奮した次の瞬間に電池が切れ、それ以降なんかやる気をなくしてしまった記憶がある。

僕の語学力が低いのはたぶん酒を好まないことと関係がある。

ひとりの人間として眺めるなら生きることはあまりにかなしいし、しかしかといって抽象的に取り扱うと真に生きたことにならない。生身で宇宙の真空に耐えなくてはならない。

この景色を構成するほぼすべてのものは千年後の宇宙に存在していないのだといちいち確認されてゆくときの妙に生々しい虚無感と無彩色の清々しさについて。いまここで死ぬのも悪くないのかもしれない。

とにかくあらゆるものの有限性が意識される夜というのがある。

spiritus は息吹、humor は体液。

最近コツを掴んでからみじん切りが少し楽しくてありとあらゆるものをみじん切りにしている。

リリースしたSaaSに申し込みが来たときになる音🎵

ようやく喉が回復してきた。数年おきに似たような症状が出るのよな。４年くらい前に診てもらったときはEBウイルスではないかみたいなこと言われた気がする。

熱はないのだけど喉が荒れて声が全然出なくなった。なにこれ。

久しぶりに発熱してぐえーとなっている。

流されドラゴン

書きかけだった「CSS大解剖」ですが、もったいないのでそのまま公開しちゃいます。 CSSを完全に理解しちゃおうという欲張り企画です。 一気に公開してレートリミットに引っかかったので一旦ここまでです。 https://zenn.dev/qnighy https://zenn.dev/qnighy/articles/8091294fda603d

何かを強烈に好きであることがあたかも道徳的態度であるかのような風潮は好きでない。もともと人格的一貫性の指標の一つになっていたのだと思うが、それが提供するのは、その人の行動の予測のしやすさであって、「良さ」ではない。

探索的思考を視覚的連想に頼っているので人と話しながらだと以前考えたことを繰り返すことしかできない。一定以上の「間」が許される会話ならその限りではないが。

純粋理性批判の超越論的統覚のとこ読み返していたけどやっぱりよくわからなかった。

だから優れた作品において作者はその生成プロセスの一部でしかなく、世界そのものが自ら語っているようなところがあり、世界に語らせるためには偶然を受け入れる心の広さと世界と対話を続ける忍耐強さが必要で、たぶん自分にはその両方が欠けている。

世界と相互作用する気がないというか、外界は自分の精神に隷属するべきだと思っている節があり、しかしそのような態度で何かを創るためには、精神は世界全体をまるごと自分の中に持っているのでなければならない。現実的にそれは不可能だ。

道具を使いこなすこと、それによって作業を効率化すること、などにそもそも興味が薄い。自分にとって重要なのは僕の心のなかに生じているプロセスであって、頭の中に正しい像を形作ることができているなら、それを外部化する方法はなんだってよいと思っている。イラストツールのテクニックを知らなくても、ピクセルを一つ一つ並べていけば絵は描けるでしょう、みたいな。

自分流にカスタマイズできる道具、というのにあまり惹かれない。デフォルト値が自分好みであるようなものを使いたいと思う。

包丁にはただよく切れる刃物であってほしいと望む人間がドラム式洗濯機を買って経験する感情

月蝕を見た。

自分自身が生活しまた思惟するところを眺めているうちに一日が終わるのが理想。

最少の線で最大の効果をあげたい

らくがき

折り鶴。紙が小さくて途中で諦めた。

いつもは早炊き小容量の安い炊飯器で米を炊いているところ、たまにHARIOのご飯釜を使うと美味しくて、いつも使ってるのは《無洗米可食化装置》なんだな……となる。

神谷哲史『アメリカンコッカースパニエル』

言葉は時間にも空間にも包まれていない。というと何かもっともらしいが、たとえば単語「赤」と赤色の関係が外的なものに過ぎないことと同じことである。

発話や執筆は時間の中で行われるが、しかし書かれた言葉それ自体は固有の時間を持たない。言葉を用いて時間を描くことはできるが、それはある種の論理的関係に過ぎず、言葉そのものの持つ時間性が現れているとかそういうわけではない。

Linux デスクトップの日本語入力環境って 2025 年現在なにが正解なんですか。

陶芸家とかになるべきかもしれない。

スペースコロニーに心地よい風を吹かせるため頑張る宇宙生まれ研究者お姉さんのイメージがふと降ってきた。

今週は死ぬほど忙しかったがなんとか走りきった。簡単なプログラム作成とかは言語モデルでめちゃくちゃ速くなったけど、データ分析とか機械学習やるってなると、現行の言語モデルには正確さに対する執拗さが全然足りておらず役に立たない。

X-E5 買うかなあ。