冬の小昼――どんぶりいっぱいのお葉漬とおもち
上:干し柿、お茶、お葉漬/下:味噌塗りのもち、焼いたもち、さとだまり
午前、午後にお茶を飲む。大どんぶりにいっぱいのお葉漬はいつも欠かさず、熱いお茶を何杯もおかわりして飲む。
とくに午後のお茶には、のしもちを焼いて、さとだまり(砂糖醤油)や生味噌、きな粉などをつける。粗末づくりの干し柿(四つ割りにして蚕棚に並べて干したもの)なども食べる。学校から帰ってくる子どものためには、焼いたおもちにさとだまりをつけ、弁当箱に入れて、こたつやぐらの天井につるしておく
『聞き書 長野の食事』安曇平の食より
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11 months ago