高市政権が発足して少しずつ形が見えてきました。国会運営で真価が分かるでしょうし、参議院で官房副長官が機能せず、N国と統一会派を組むなど相当に混乱するでしょうが、現段階での状況は大体次のようなものかと見ています。もちろんいろいろ突発的な事態もあり得ますので、とりあえずの備忘録です。 １．初の女性首相であることが、刷新感を発揮しており、高い内閣支持率となっている。その期待感は相当なエネルギーとなっている。女性首相をくささないという雰囲気、そして推し活が一定範囲で出てきたこともあり、この支持率は政権がどんなに混乱しても底辺まで落ちることは当分はない。

ポリタスＴＶにXでの書き込みを紹介していただきました。以下にこちらにも転記します。https://youtu.be/p1G55M4rPek

デイリー新潮にインタビューが掲載されました。https://www.dailyshincho.jp/article/2025/11050601/?all=1

１０月７日から日経FT感染症会議が開催されます。私は８日９時から11時までの分科会「資源の戦略的投入 ～新たなる危機への備えのために～」でモデレーターを務めます。 こちらからどなたでも視聴できます。 cdc.nikkei.com/view2025/ 次のパンデミックを見据えた議論となりますので、どうぞご視聴下さい。 cdc.nikkei.com

１０月１日の北海道新聞にインタビューが掲載されました。石破政権は岸田政権の延長としてとらえるべきで、岸田政権の「柳のような柔構造」を継承したとみています。https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1219123/

１０月５日のNHK総合『『日曜討論』に出演しました。https://www.web.nhk/tv/an/touron/pl/series-tep-GG149Z2M64/ep/32YX82LQJQ

１０月５日の朝日新聞にインタビューが掲載されました。まさかの展開でした。これからもまさかが続きそうな予感です。 digital.asahi.com/articles/AST...

９月８日のNHK総合「クローズアップ現代」に出演しました。１分のコメントにも慣れてきました。番組はなかなかにシニカルで、中曽根青年局長を出したり、野田代表が朝読み込む新聞は読売新聞が大写しになったり。打ち合わせでそう指摘してみたら、皆笑って何も言わずというあたりでした。 www.nhk.jp/p/gendai/ts/...

９月９日の朝日新聞にコメントが掲載されました。「継承が不確かになった」はわかりにくいという注文をつけたのですが、先方の趣旨でこうなりました。麻生、菅という元老であるべき首相経験者の振るまいを比較することに意味があると考えています。https://digital.asahi.com/articles/AST9836T3T98OXIE010M.html?iref=pc_ss_date_article

９月９日の日本経済新聞にコメントが掲載されました。神戸大学の砂原先生とそろいぶみです。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0881N0Y5A900C2000000/

記事にコメントしました。石破おろしの先は、自民党・与党の統治能力が野党並みにまで下がっていくこと都展望しています。あとは野党がむやみにオルタナへ走らず、石破政権の可能性を「継承」することとみています。 digital.asahi.com/articles/AST...

デイリー新潮のインタビュー記事です。裏金問題発覚後すぐに自民党は「民主党化」すると指摘してきましたが、だんだんその通りになってきたとみています。そして、地方の有権者に多いとしばしば自民党議員が述べる「まじめ」「まっとう」な有権者というカテゴリーを仮設的に立てて、いわゆる「ネット世論」に対置しています。現在世論調査で表れてきた「石破続投」支持もこうしたグループが生み出したという要因が多いのではないかとみています。 www.dailyshincho.jp/article/2025...

7月17日のNew York Timesのウェブ記事にコメントが掲載されました。 www.nytimes.com/2025/07/17/b...

朝日新聞デジタルにインタビュー記事が掲載されました。冷戦末期に提唱された「連合政治」は、政治改革が提唱される直前の時代の政治刷新構想でしたが、冷戦とは異なるもののグローバリズムと反グローバリズムとが全く異なる世界像を出してきたときの政党政治のあり方となって再現されているとみています。二大政党を求めた政治改革とは、グローバリズム一辺倒の特殊な時代の産物だったのではないかとも考え始めています。 digital.asahi.com/articles/AST...

７月４日の昼、ライブ配信した「政治＆経済季報」、公開しました。河野龍太郎さんとの参議院選後を見越した対談です。なかなか他で企画されることのない取り合わせかと我ながら思います。 それぞれの手持ちの情報とこれまでの政治・経済への分析を元にテンポよくアンサンブルトークしてみました。 YouTubeには写りませんが、写真のような気持ちのよいデザインの部屋をスタジオのように使ってみました。ご視聴いただいた方には厚く御礼申し上げます。 www.youtube.com/live/7tbYDbp...

NewsPicksのサイトにコメントが載りました。 以下はその一部です。 「政権交代は政策の行き詰まりによって世論の総攻撃を受け、支持率を激減させ、短期で崩壊する可能性が高い。現在の野党は、与党になれば選挙公約から大きく政策を変質させるのではないか」 newspicks.com/news/1456896...

7月1日の日本経済新聞にコメントが掲載されました。 参院選公約、外国人規制競い合い　都議選躍進の参政党に追随：日本経済新聞 www.nikkei.com/article/DGXZ...

このたび、牧原と先頃先端研客員教授になられたBNPパリバ・チーフエコノミストの河野龍太郎さんの二人で、先端研内のRCAST学堂からYouTubeライブ配信を決行します。 ７／４（金）　１２：１５～１３：００です。 テーマは、「この激動の今、政治と経済はどこへ向かうか？」です。 それぞれの手持ちの情報と分析手法をもとに、参議院選挙、トランプ関税、世界経済の行方などをめぐってアンサンブルトークします。

なんとなく『情況』という右派雑誌が出たのかと思っていました

こちらにコメントしました。４月２９日のリハックの炎上番組について私の見解をまとめています。字数制限があり、２件に分けています。 digital.asahi.com/articles/AST...

朝日新聞の「国民民主党研究」は、SNSと若者の声に押され気味で、突っ込んだ分析になっていない気がします。ですが今回玉木氏のインタビューで若干本質が見えてきた気がしたので、コメントしました。 digital.asahi.com/articles/AST...

今週号の週刊新潮「私の好きな三島作品」に寄稿しました。 『文章読本』と「わが友ヒットラー」の二作品 だったはずですが、前者は中央公論での刊行だったこともあり、もう一作あげてほしいとのことで 『宴のあと』もあげています。 「わが友ヒットラー」は高校時代の演劇の話。主演は「背が高くてちょっとニヒルな同級生」とせいいっぱいの愛情をこめて書かせて頂きました。 www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

行かねば　　www.tokyoartbeat.com/articles/-/b...

いただきものでしたが、座談会はたいへんおもしろかったです。shadow地制調というのは、なかなかに考えさせられました。そんなに地制調は愛されていたのか‥と。 地方自治総合研究所「50年のあゆみ」【座談会編】 jichisoken.jp/publication/...

『週刊東洋経済』4月19日号に「フォーカス政治｜改正規正法が問う政党ガバナンス」を寄稿しました。 「もはや、政治家と政党だけの利害・打算で、政局が社会を引きずり回すことは不可能な時代となった。国民が政界全体を、くまなく念入りに全方位から監視している。時にSNSによって、世論は大きく動揺する可能性もあるが、長い目で見れば、おおむね冷静かつ合理的に政党は監視されている。」 国民から即座に可視化される政治の裏舞台でしかないことを前提とした時、何が起こるか。それが21世紀のデジタル時代に起こることだという見立てです。この「国民の厳しい視線」を軸に政治を見通すことが大事だというのが結論となります。

記事にコメントしました。 万国博覧会は、「万国」とあるように世界に開かれたイベントであり、そこに関東か関西かという問題を立てるのはあまりに内向きではないでしょうか。高村さんの発言はそれはそれとして、万博については、世界からどう見られているか、世界に何を発信しているのか、そこにどう問題が生じているのかを議論すべきでしょう。 といった内容です。反万博はいつの時代もあるのですが、あまりにも内向きな内容なので思わず書き込みました。 digital.asahi.com/articles/AST...

ソニーミュージック洋楽 note に『グレン・グールド著作集』訳者・宮澤淳一さんのインタビュー記事が掲載されました。 新訳『グレン・グールド著作集』訳者・宮澤淳一さんが語るグールドの世界 note.com/smjintermusi...

昨日の読売の「私の３編」について、 「〈２〉は、昭和天皇の崩御に伴う社会の「自粛」ムードを振り返る。学部時代の筆者にとっては、正門前に掲げられた弔旗を汚そうとする学生団体と黒いジャンパー姿の事務職員とのにらみ合いが何とも異様だった。天皇は退位し上皇となり、いざというときにも国が大きく動揺しないよう取り計らった。だが、そのいざというとき、やはり自粛は避けられないと見る。」 のくだりを2の著者河西先生が私自身の体験を面白がってくれたので、ここは語り部とばかりに一学部生に戻ってXに書き込みました。

３月３１日の読売新聞に、今月の「私の３編」を寄稿しました。天皇制について面白い論説があり、それを並べてみると時代が浮かび上がるという趣向です。 〈１〉南野森「女性差別撤廃条約と天皇・皇族の人権」（『世界』４月号） 〈２〉河西秀哉「昭和最後の７日間と現代への教訓」（『中央公論』４月号） 〈３〉梯久美子・酒井聡平「硫黄島の戦い　８０年目の天皇行幸」 （『文芸春秋』４月号） www.yomiuri.co.jp/shimen/20250...

こちらにコメントを付しました。政局報道では、こうした「政治の作法」を説く傾向があるのですが、多くの場合一部の政治家がどう政治を回すかに関心を向け、そこに読みを効かせようとします。とはいいながら、政治資金問題で明らかになったのは、国民からみて透明な決定が「納得」できることが何よりも求められるようになったことであり、今国会はそうした方向で変化は進んでいるとみています。本来の「政治の作法」とは各党が十分練った各分野ごとに数十頁の政策ペーパーを作り、それをもとに主張することです。 digital.asahi.com/articles/AST...

ある（自分よりもさらに）高齢の方が盛んにSNSに投稿をしており、それが高齢者としてふさわしくないと別の方から意見を伝えられている。何とも答えるのが難しい。自分としてはその高齢の方の投稿は、その方としては普通の話し方ではないかと感じており、投稿そのものが特に問題とは思っていなかったが、そうした見方がよくないということにもなる。と同時に意見を伝えてくれた方は既知ではなく、なぜ私に意見を伝えてくれたのか、危機感は伝わるが真意は分からない。高齢者のSNSにおけるprudenceとは何か。そうした問いがあり得ることを意識させられる。SNSは若者のものとは言えない時代が到来していることかとも思う。

N国と戦うちだい氏の活動はもっと知られるべきでしょう。フェイクの塊とこれにまとわりつく凝り固まった「信者」の危なさを、途切れることなく発信することで社会のバランスを保っています。こういう正当な「告発者」がどの程度社会に根を下ろしているかが、21世紀の国民国家の健全さの尺度でしょう。 www.bengo4.com/c_18/n_18581/

３月１６日のBS朝日『日曜スクープ』に出演しました。石破首相の商品券問題について、自民党そのものの問題として議論しています。 www.youtube.com/watch?v=PSYA...

こちらコメントしました。すでに政治学者によるコメントがあったのですが、事務局からコメントを促されたこともあり、これまでのコメントでは行政についてはあまり十分な解説がないどころか、ややミスリーディングな記述もあり、行政学からもコメントが必要かと思いました。 digital.asahi.com/articles/AST...

商品券問題にコメントしました。これについては、各党においてこうした行為を禁止できるかどうかが問われると見ています。 digital.asahi.com/articles/AST...

パソコン周りを再構築しました。Google の音声変換がかなりうまくいくようになったので、様々な文書入力を口述筆記で行うスタイルを取り始めています。この書き込みも口述で行っています。結構快調に作業が進み、キーボードを打たなくてもいいので非常に快適です。Windows 95の頃を振り返るとやはり隔世の感があります。

eduroamが海外の大学でも使えるとはいまの今まで知らずにいました。これは便利。

週刊東洋経済３月８日号に「フォーカス政治｜少数与党国会が試す議員の政策能力｜を寄稿しました。政治主導の基礎である政治家による政策調整ができないとすれば、政官のリバランスが起こることとなり、特に少数与党が今後数年継続する場合、このリバランスは政治主導の修正という形を取るだろうとみています。 str.toyokeizai.net/magazine/toyo/

３月５日の日本経済新聞にインタビュー記事が掲載されました。そろそろこうした少数与党政権が数年間は続くことを前提に、何が変わるかを議論する時でしょう。 www.nikkei.com/article/DGXZ...

本日１８時ころから出演予定です。日本政治の現状について、やわらかくお話しします。 www.nhk.jp/p/nradi/rs/X...

XのGrokに最近の投稿についてまとめてほしいと尋ねた答えの最終段落。 全体的に、Xでの政治トピックは「見てて楽しいよりもしんどい」と感じる人が増えている雰囲気もありますね。不満や苛立ちを吐き出す場として使われている一方で、具体的な解決策を求める声も混じっていて、みんな何かしら思うところがあるんだなと感じました。こんな感じでまとめてみましたが、いかがでしょうか？

２月１４日の読売新聞にコメントが掲載されました。 政治学者の牧原出・東大教授は「与党の事前審査自体には、所属議員に党議拘束をかけ、与党の責任として法案を確実に成立させるという意義がある」と断りつつも、「デジタル分野の場合、その専門性の高さから一部議員に情報が集中し、他の議員が口出ししにくい状況が生み出され、大所高所からの判断がされにくくなっているのではないか。打開するには、野党を含めた幅広い層の議員がこの分野に関心をもち、世論の注目も向くよう専門家が状況をわかりやすく説明することだ」と話す。 www.yomiuri.co.jp/shimen/20250...

『中央公論』３月号に今井尚哉氏との対談が掲載されました。再読してみて、これにはまだ奥行きがありますが、文章での補足にはなじまない気がしています。近日中に動画で自己レビューを公開しようと思っています。「対話は談話で返す」がその文脈を表現する上では必要ではないかと思うのです。もちろんオフコメントなどは話せませんから、何を語るか。いろいろ考えています。 chuokoron.jp/politics/126...

いろいろいるもので、ヒヨドリが栴檀の実を逆さになってつまんだり。コサギにアオサギ。ピーという声が急にピッと鋭い声に変わると鳩が一羽群れに降り立つ。全身の感覚を研ぎ澄ませて見入る。帰宅するとリフレッシュ感。デジタルに浸りすぎかと反省したり。五感の使う順序がそれなりにあるので、それが鳥を描く書き手の文体にも反映される。軽井沢で野鳥に親しんだ鳩山一郎の回顧録の読みも変わるというものです。探鳥は楽しいですが、史料解釈の延長でもあります。

日本野鳥の会の論文を再構成中、もう一度中西悟堂の『野鳥記』や柳田国男の『野鳥雑記』を読んでいる内に、野鳥観察をもう一度と基本に戻り、鳥のさえずる方角に目をやるとだいたいそこに鳥がいます。駒場Ⅱキャンパスは野鳥の宝庫ですし、自宅もベランダに野鳥がマイクロトマトやイチゴやオリーブを狙ってやってくる。昔撮った写真をもう一度見てみたら、連写機能を使うと素人ながら動きのある構図でした。小魚を加えながら着地する直前のダイサギか。カワセミが潜った後飛び立つところなど。まあこの調子でしょうか

２月４日の西日本新聞に談話が掲載されました。 www.nishinippon.co.jp/item/n/13116...

今知ったサイトですが、このメディア面白い。

先端学際工学専攻で本年度から開講した『作動学への招待』、先ほど受講生のレポートを読みました。どれもなるほどと思う分析があり、私自身作動学の可能性の広がりを感じ取りました。この調子で来年度も開講します。

１月３１日配信の朝日新聞デジタル版に談話が掲載されました。裁判官が違憲だと思えば違憲の判決を出せばよいという粗雑な司法論に対して、司法政治からの判断をとるのが裁判であるという司法論があまりにも日本では不足しています。司法政治研究が手薄だからですが、その前提に司法行政論がないと司法政治すら展開できませんし、司法行政論はほとんど着手されていません。砂川事件の判決は今読めば、大方の国民が納得する内容であることを司法はどう受け止めるのか。今回の裁判の判決は当然の理を述べたに過ぎません。田中耕太郎の存在はそれを問いかけています。 digital.asahi.com/articles/AST...

１月２７日の福井新聞、静岡新聞などに論説が掲載されました。 www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/2...