case20240201 ハチ
テセラクターを倒したと思った瞬間、崩壊するQの残滓がワタシ達を引き裂いた
見た事もない場所を彷徨いながらあの人と離れたのに消えない自分に安堵する、それはあの人が与えてくれた存在の力故なのだけど同時に申し訳無さに胸が痛み、そんな優しいあの人が今無事なのかという不安が胸を焼く
とにかくあの人を見つけよう
人に視えないワタシは喧騒をものともせず人混みを抜け裏路地に入り込み街を抜ける
はず…だった
『珍しいな…同位体が独りでお散歩か?』
路地の階段の隅で煙草を加えていた彼女には、ワタシが視えていたのだ
#神椿市Doubleexposure_sideB
over 1 year ago