ここ何日間かで、個人的に「あー社会全体が、ますますきなくさい方へ向かってるな」と肌で感じたことがいくつかある。具体的には書かないけれど、きわめてカジュアルに再軍備への警戒が解かれ、日本人優先の風潮が受容されつつある、と。映画やドラマ、サブカルチャーからの影響も無視できない要素だ。

日本社会は人を管理したがる。支配欲のかたまりだ。相互監視し、枠外にはみ出た者を排斥する。不可視のルールが縦横に錯綜し、人びとは自縄自縛に陥っている。優先席の譲り方・譲られ方からギターの弦の正しい張り方にいたるまで、常に最適解を求める気質が仇になっている。そして私にもその傾向が多分にある。

れいわ新選組についての言及を意図的に避けている？　斉藤幸平氏のいう左派ポピュリズムに当てはまらないかもしれないが、保坂展人氏が目下の政治状況を俯瞰した論説において一言も触れないのが不満というより不可解だ。取るに足らない党と目しているからかもしれない。左派やリベラルといった既製の枠に収まらない立ち位置が扱いに困るのかもしれない。保坂氏の指す＜急進的ではない漸進的な改革、対話を重ねて政策遂行するスタイル＞ではないかもしれないが、れいわ新選組は大きな括りでいえば「野党」だ。編集の意向かもしれないが、批判も含めて言及があって然るべきではないか。 president.jp/articles/-/1...

「無言の帰宅」問題はSNSならではの現象だ。本来なら〈え？　そんな表現の仕方があるんだ、知らなかった〉と知識不足を恥いるところが、モノローグを文字に変換すると「公言」になってしまう。黙って居られず、何か書かずにいられないのがSNSの恐ろしさ。 日常会話なら、無言の帰宅を知らなくても、たいして問題視されない。誰かが「へえ、知らなかった」と口にしても普通は〈このひと無知だな〉と思わないし、思ったとしても「ここに無言の帰宅を知らない人がいまーす」とおおっぴらに晒すような真似はしないはず。 スクショして、「無言の帰宅」を知らないヤツがこんなにいるぞ、と周知するのも、かなり恥ずかしい行為だと思うよ私は。

例年よりも遅いが、今年もわが家の庭に、黄金色の彼岸花が咲いた。

石破茂は退陣を表明してから初めて自由になった。残り少ない首相の任期中に、党内の事情を斟酌することなく、民主主義の本質とその危機を、思う存分に語ってもらいたい。 mainichi.jp/articles/202...

ドラマ『ウンジュンとサンヨン』を観ているが、すごい作品ではないか。息づまる展開、記憶を呼び覚ます映像。

自民党総裁選関連の報道をみるにつけ絶望感しかない。五人の候補者たちに日本経済を復興する意欲も牽引力もみられない。国民生活のことなんてこれっぽっちも考えていないのが丸わかりだ。自民党本位の政治が一掃されないかぎり、私たち庶民の暮らしに幸いは訪れない。 三度の食事すら満足にとれない子どもが少なからずいるのに、行政が積極的に対策を講じない結果、子ども食堂がやむなく存在するのに。貧困家庭の増加は政治の不作為に他ならない。バースデーケーキに喜色満面の茂木や、それを庇う自民議員が叩かれるのは当然だ。 自民政治に異論を唱えぬばかりか、如何に存続させるかに血道をあげる報道機関のありかたにもまた絶望感しかない。

Massive AttackやBjorkからは多大な影響を受けた。 私とて、彼らに倣って、心情的にはSpotifyをボイコットしたい。Apple Musicにしても同様。しかし、ライブを行わない泡沫アーティストである私が、音楽を世界へ配信するにあたって、現時点ではSpotifyやApple Musicのシステムを利用するしかないのだ。 Twitter(X)という伝達手段をなかなかやめられないように。

かかりつけの内科医が「最近、職場環境での不調を訴える方が増えているんです。人間関係とか、勤務時間とかいろいろだけど，心を痛めている方が、とても多い」といった。それからためらいがちに「やはり政治が悪いんでしょうかね」とつけ加えた。陽キャラの先生にはめずらしく、憂いを帯びた表情をしていた。 先生はなぜ私に、唐突に「政治が悪い」といったのだろう？

「歌詞とは多義的なもので、論理的矛盾を常にはらんでいるから、一概にはいえないね」

『虹彩／夏の記憶／深夜ソナタ』 Artist：岩下啓亮 Sardine Total time：18分 Recording date：2003年, 2003年, 1992年 Release date：2025年9月20日 Photo：kisakino_mina 未完成曲集です。ミニアルバムのつもりで出したらシングル扱いになっていた。よろしければ聞いてみて下さい。 music.apple.com/jp/album/iri...

富む側かどうかはわからんが、ヒトデナシ度合いがもう半端なく、投資家だか起業家だかは知らないが、そこら辺の企業経営者も真っ青の、まさに人間を食って生きている。 そんな悪辣なヤツを私はひとり知っている。しかもそいつは虫のいいことに自分を被害者だと思っているようだ。 あんなヤツ、私は二度と関わりたくないね。まっぴらだ。 それにしても増えたね。人をだましてたかることで、利を貪る連中が。そのくせおのれをヨゴレだと自覚していない。 金儲け、したっていいですよ。本人の努力で事業を拡大することにケチをつけるつもりはない。だけどね、人の道を外れちゃいかんだろう。周囲の人を巻き添えにするような真似をしては。

生産者から小売業者まで商いをなりわいにする者なら誰もが、簡単に値上げしようとは考えない。物価高騰による価格変更は苦渋の決断の末に行われるものだ。そこを想像せずに市場の動きを注視するのみの政治家や、より高く売れば儲かるじゃん的な物言いをする資本家は産業を軽視しているとしか思えない。

九月半ばだというのに、蒸し暑い日が続く。すてきな開襟シャツが飾ってあったので、衝動買いした。肩口に小さな擦れがあったので二割引きしてもらった。さっそく明日、着ていこう。

お喋りしていて、「で、主語は何なの？」と訊ねられるのが苦痛だ。いちいち主述を指し示さなきゃなんないのが。不正確で・意味のない・どうでもいい話をしたいんだ、私は。 話す相手があってのことだから、反論はしないけれども。私は自分勝手なんだろうな。話す内容が伝わるような工夫を怠っているのかも。 察してくれとはいわない。でも、話の流れで分かるもんじゃないのかな。そんな不満を抱えつつ、もう何年も、途中で諦めてしまっている。

On September 20th, 2025, I will release three unfinished songs that we recorded in the past in the form of a mini album. linkco.re/Sgavnu6Q

絵本は子どもが開く扉だ。部屋の隅に置かれていれば、子どもは自然と手にとり、黙って読み始める。長年読み継がれてボロボロになった絵本たちは、むしろ幸せそうに、ぼくにはみえる。 「八木さん」の配慮がうかがえる今日の『あんぱん』、あのシーンは格別だった。

通りすがりの三、四歳児くらいの男児が、♪もーりもり もーりもり　ンコが出た、と高らかに歌っていたので、思わず噴きだしてしまった。既製曲だろうか、それとも彼のオリジナルだろうか？

しかし今回の「石破退陣」をめぐる新聞社政治部の暗躍ほど腹立たしいものはなかった。自分たちが日本の政治を動かしていると錯覚している驕り高ぶった連中だ。君たちいったい何がしたいんだ？　政争が飯の種とは浅ましいかぎりだ。自民党もたいがい腐っているがマスメディアも同様だ。忘れないぞ絶対。

私は、かなり石破びいきのほうだと自覚しているが、それでも「石破やめるな」ムーヴメントには違和感しかなかった。私が一か月前に＜柔軟性も大切だが、機会主義の自覚がないのはいかんともしがたい＞と記した理由もまさにそれ。次がもっと酷くなるのは分かりきったこと。その時期が少し早く来ただけだ。 腹くくろうぜ、いい加減。自民はしょせん自民でしかなかった。石破だからといって存続を望むのは、温すぎる。早かれ遅かれ、こうなる運命だったんだから。

＜忙しいひと-岩下啓亮 Sardine のUGC&ショート動画再生1,000回を突破！＞とな？ んー「忙しいひと」のショート動画をつくった覚えはないのだが…… Instagram方面だろうか？ 私自身が各サブスクに配信した固定画像で音声のみの「忙しいひと」の再生回数には変化がないので、きっと誰かが、動画の背景かなんかに使ってくれたのかもしれない。そも"UGC"が何なのか、私は今ひとつ分かっていないのだけれど、利用する際には、ひとこと伝えてくださるとありがたい。 milestone.tunecore.co.jp/milestones/W...

SNSで、かつての同級生や知人が排外的な考えに染まって、それを隠そうともしなくなっているのをみるたびに、暗澹たる思いを抱く。みんな感性豊かで、知性も教養もあったはずだのに、自分の住う国の経済的・文化的な凋落を他国の人のせいにするなんて、虚しくならないんだろうか。「日本が外国人に荒らされている、連中が大きな顔して街を闊歩するのが気に食わん」的なことを平気で書いている。今まで理性で抑制していたはずの悪意が、箍が外れたかのように露出していて辛い。なにがきっかけで、何からの誰からの影響で、かくも偏狭になってしまったのか？　悲しいというか情けなくなるよ。いずれにせよ、もう二度と会うことはあるまい。

本日8月30日、前触れなくひっそりとリリースしました、岩下啓亮 Sardine『Cassette Gadget 4q (sketch)』。ギターやキーボードの弾き語り一発録りで、サービス精神皆無の、しかし意外とポップで、あっという間に聴き終えてしまうアルバムです。興味ある方はどうぞ聞いてみてください。鰯拝 music.apple.com/jp/album/cas...

むちゃくちゃ激しい雨だった。クルマが浮くのではないかと思うほど道路が冠水。側溝が溢れ、坂道が滝のようだった。無事に帰り着いたが怖かった。写真は午後６時すぎ、熊本市北区武蔵塚付近で撮影。

ウラギンシジミ🦋のサナギ 薄い紺色と半透明の淡緑色に、金色のスペード♠️和菓子かグミのような美しさ。

先ほど放送のNHKのクラシック音楽館で、久しぶりに興奮する楽曲に出会った。ドゥダメル指揮ベルリン・フィルの野外コンサートで奏でられた、ガブリエラ・オルティスの「青い鹿」。難しくはなく、すぐに理解できる、シンプルで逞しい、2022年につくられた管弦楽曲だ。 メキシコの女性作曲家オルティスについて、調べてみると興味深い。下掲のアルバムに収録の『レボルシオン・ディアマンティーナ』は昨年グラミー賞で最優秀現代クラシック作曲賞を受賞している。 "Kauyumari" Gabriela Ortiz music.apple.com/jp/album/kau...

どうして標準に均したがるかねぇ。つまんないでしょ、そういうの。 浪漫がないのはいやだね。効率的かつ合理的に功利をむさぼるだけの人生はごめんだよ。理想を持たない言葉には触発されないな、悪いけど。 最近は誰もがみんな言葉を丁寧に扱いすぎだ。ある意味・もっと、ぞんざいに使ってもいい。どんなに気を遣ってても、揚げ足とろうと思えばとれるもんね。言葉は生き物だ。一つの意味に絡めとられたら、終いにゃ身動きとれなくなる。しょせんは文字の連なりなんだから、カマすなりスカすなり、自由自在に書けばいいのさ。

穏健派が好もしいなら、主権を奪いに行けばいい。そんな気概もないだろうが。 商店街としてのまとまりと個々の店舗の個性は、どちらも大切だよ。魚屋のおかみさん声がうるさいから黙らせろみたいなモードに入ったら、たぶん商店街は魅力が失せるね。仏具屋のとっつぁんムスッとして何考えてんのか知れたもんじゃねえ、と訝しるのもさ。 真剣にものを申しているさまを、傍から見てりゃ、そりゃ怖いさ。追及している当事者に、他人の目を気にしているイトマなどないから。 親分がヤメたといえば早々に瓦解するよ。親分のカリスマ性に依存しているあいだは。利用するだけ利用してるくせにさ、虫が良すぎるんだ、みんな。

アグレッシブな部分を削ぎ落としたらつまらなくなるよ。中庸の罠だ。 まァと眉をひそめてコショコショ耳打ちしあったり、一挙一動に一々けしからん・行儀がなっとらんと目くじら立てたり。そーいう小市民的しぐさが身に染みついたらオシマイじゃんよ。少なくとも私はいやだ。 エッジを削いだら・尖った部分を丸くしたら、刃は刺さらない。どこにでもある・誰にでも親しまれる・無難な集いには、全く興味ない。 鋭い問いかけには、耳を塞ぎたくなるもの。それが的を射ていれば、なおさら。ソリッドさはときに、人を苛立たせる。真相を暴露されたときに、人はうろたえる。図星をさされたら、傷つく人もいる。怒りだす人も、中にはいるだろうね。

いちばん好きな時期のピーター・ガブリエル。『プレイズ・ライブ』よりもいいと思う。 open.spotify.com/album/4Qw59M...

選挙が終わったらさっそく「政局」一色だ。政治部の連中は筆先一つで首相の首をすげ替えられるとキングメーカー気取りでいる。その思い上がりと願望が毎日の飛ばしと読売の号外に露呈した。取り返しのつかない世紀の大誤報が流布された今日という日を覚えておこう。 「速報」や「独自」に踊らされないことだ。お為ごかしのファクトチェックに頼らず情報の真贋を見きわめる目を養うことだ。世界は将棋盤ではないし人は将棋の駒ではない。政治を対局ゲームに擬えれる政治部の遊興につきあう義理はない。私たちは報道に誠実を求めよう。記者が「政局」にうつつを抜かせば抜かすほど、政治の課題を解決にみちびく政策が後景に退いてしまうのだから。

ひとりでも多くの人にみてほしい。 伊勢崎賢治議員の質問は次の２点。 1. 日米地位協定 地位協定におけるレシプロシティ（互恵性）。「在日米軍基地が他国への攻撃に使われそうな時、日本がそれを拒否する権利を地位協定の中で担保すること。『自由なき駐留』 2. ガザについて ガザで行われていることはジェノサイドです。パレスチナの国家承認についての閣議決定を求める。 youtube.com/live/B8-H73S...

鰯の青春白書『Everything / Nothing』2025年版 - 鰯の独白 8月2日に再リリースしたアルバムについてのレビューを、はてなブログに投稿しました。基本的には昨年リリース時の記事に歌詞を加えて再構成したものです。 さっきクルマを走らせながら、このアルバムを爆音で聞いてみたけれど、うん、昨年配信の時よりずっと良く鳴っているぞ。読みながら、聞いてみて。 kp4323w3255b5t267.hatenablog.com/entry/2025/0...

記事より孫引用。
＜今の時代に合ったメロディやリズムで歌わないと誰も聴いてくれない。同じことがリベラル知識人やメディア側にも言える。俺たちは高級な前衛音楽や洗練されたジャズを演奏しているのに理解しない客が悪い、この良さをなぜわからないと嘆いているようなリベラルな言語が多すぎる＞
2015年『SIGHT』誌に載った渋谷陽一の批評である。
さて、2025年の現在、ある意味、政治のことばはポップになり、一般にも通じるようになった。反面、「俺たちのリズムやメロディを理解できない大衆が愚か」式の愚痴めいた繰り言がＳＮＳに溢れている現状だ。 news.yahoo.co.jp/expert/artic...

厚労相によると＜国民健康保険加入者の7割の保険証が7月末で有効期限を迎える＞が＜期限が切れた保険証でも当面、保険診療を受けられる＞とのことだ。 最近二つの総合病院へ通ったが、先週の受付では、マイナカードを持たない外来患者に、かなり強い口調で「８月から使えなくなりますよ」と勧めていた。
今日から柔和になりますように。 
外来受付の職員さんも、私のような「マイナカード持ってません。今後も持つつもりありません」という雰囲気を発散している者には何もいわない。説得できそうな人を見定めてマイナ保険証への切り替えを勧めてるんだよね。それもまあ難儀な仕事だと思うが。誤った施策を強行すると現場が翻弄されるのよ。

一言だけ。 政局、党としては「静観」でいいんじゃないか。石破がとどまろうと次が手ぐすねひいていようと、れいわ新選組の立ち位置は変わらないのだから。 私は、参院選が終わったあと、ただちに街角に立ち、社会支援に動く候補者たちや、今後の党としてのあり方や組織についてを真剣に考える支持者のみなさんを尊いと思う。れいわ新選組は我がこととして考え、当事者として動く。党まかせじゃないところが、素敵じゃないか。胸を張っていこう。 あ、尊い、だなんで、私がもっとも避けてる表現を、つい使っちまったぜ。

選挙が終わったらさっそく「政局」一色だ。政治部の連中は筆先一つで首相の首をすげ替えられるとキングメーカー気取りでいる。その思い上がりと願望が毎日の飛ばしと読売の号外に露呈した。取り返しのつかない世紀の大誤報が流布された今日という日を覚えておこう。 「速報」や「独自」に踊らされないことだ。お為ごかしのファクトチェックに頼らず情報の真贋を見きわめる目を養うことだ。世界は将棋盤ではないし人は将棋の駒ではない。政治を対局ゲームに擬えれる政治部の遊興につきあう義理はない。私たちは報道に誠実を求めよう。記者が「政局」にうつつを抜かせば抜かすほど、政治の課題を解決にみちびく政策が後景に退いてしまうのだから。

『不滅の男』はJ-popに横溢していたマスキュリズムをおちょくった1999年の作品だが、歌詞を額面通りに受け取ってもらってもかまわない。2:31あたりで剣道よろしく「面」と叫んでいるのはメンズへのエールである。いやホントだって。 イントロが「Substitute」ふうだ（ギター切れ味いいでしょ）とか、さびがムーヴの「Do Ya」くりそつだとか、民生っぽい間奏の前半は「Hot Legs」で後半が「If You Can't Rock Me」じゃんとか、いろんな角度から突っこんでほしいんだよね。ロック愛好家に無視されるのが一番ツラい。 music.apple.com/jp/album/%E5...

甘い言葉、おもねる言葉で誘おうと考えているわけではない。 たとえば「日本国憲法って、もう期限切れですよね」といったカジュアルな問いに、「いや、そんなことないよ。目下の国際情勢において、戦争に参加しろという外圧から、日本を防衛してくれている」という答えを、穏やかに説けるかどうか、だ。 うまくいえないけどね。相手もデータを駆使して、いろいろ研究してくる。ネット上の空中戦的な言説においても常にアップデートする必要がある。「あ、そういうことか、なーんだ難しいことじゃないんだ」と安心させる要素が、（れいわのみならず、社民や共産を含めて）もう少し必要なんじゃないかな。 人権を重んじる党を増やすためにも。

今回は他責の言葉を、なるべく使わないよう心がけていた。「〇〇党を支持するようなヤツは」式の愚痴や罵倒は、そう思わない人の気持ちを遠ざけるだけだから。けれども問題点はあきらかだ。全体主義の勃興と露骨な戦争への準備。それに対してどう警告すればよいか、絶対悪だと唱えるだけではだめだ。 「日本」を誉めてもらいたく思っている人に「日本は底が抜けた、もうダメだ」といっても、まるで届かない。此方が国の厳しい現状を示したつもりでいても、彼方からは国を貶めるようなことばかり言っている人たちだと思われている。国家の威信を求める人に国家の幻想を唱えても、まるで響かない。 が、それでも言わなければいけないことかある。

今の日本国憲法は「権力を縛って、一般人の権利を守る」もの。 だから「皆の幸せなんてどうでもいい自分たちが権力の座に居座って力を楽しみたい」連中が憲法を変えたがるんです。 一般人なんて自分たちの便利な使用人くらいに扱いたい。 でも本音は言えないから、いろいろ屁理屈をこねて“改憲”と言うんです。

今回の参院選。れいわ新選組は３議席か。厳しい結果だな。候補者の資質は、どの方も抜群だったと思う。 支持者である私の反省は、エコーチェンバーのエリアを超えて、さらに遠くまでリーチする、説得力のあることばを、探し当てられなかったことだ。それはSNSの限界ではなく、有権者の無理解でもない。 たぶん一般の有権者にとって、れいわ新選組はストイック過ぎるように映っているんじゃないだろうか。べつに何かを強制しているわけではないのに、その懸命さ、万事しゃかりきな姿勢が、「いやーもうちょっとラクに生きたいだけで、どちらかといえばお国任せで」と思う人には、厳しそうに見えるだろう。 もちろんこれは個人の感想である。

差別を公然と標榜するような政党に未来はない。人の心のなかにひそむ不平不満や体感不安につけこみ、「私たちの日本が外国人の食いものにされている」と煽りたてるような政党は、断乎としてNO!だ。 私たちはいま岐路に立っている。ほんとうに合理的な選択なのか、よくよく考えて投票にのぞんでほしい。 あなたの対外的な嫌悪や不安、恐怖といった感情はどこから発生しているのだろう。そしてそれをおおっぴらに表明することで嫌悪や不安や恐怖の感情が解消されるだろうか。否、それは何の解決ももたらさない。相互理解をたち切ることは、人生の可能性を捨てさることに等しい。 「日本人」よ、あなたのことだ。

賢いが、無口な少年がいる。自分の気持ちを伝えたいけど、表明できずに悩んでいる。もどかしがる彼に告げたい。ムリに喋らなくてもいい。時間をかけて自分の考えを紡げばいい。そしてその考えにもっとも近いことばを探りだすんだ。相手にすんなり伝わるよう工夫することを忘れずに。ことばを磨け、と。

『不滅の男』は、当時のJ-popに横溢していたマスキュリズムをおちょくった1999年の作品だが、歌詞を額面通りに受け取ってもらってもかまわない。2:31あたりで剣道よろしく「面」と叫んでいるが、もちろんメンズへのエールである。いやホントだって。冒頭のストロークからあっさり終わるエンディングまで、切れ味のいいロックンロールだ。 youtu.be/gSWTdklcIpA?...

先ほど放送された日曜討論を観ても分かるが、対米従属からの脱却を説く山本太郎と、さらなる対米従属を訴える神谷宗幣では、外交姿勢が真逆、主張が180度違う。 れいわ新選組と参政党を同一カテゴリーで処理しようとする東京新聞の記事は判断を誤らせる。 www.tokyo-np.co.jp/article/420072

無償化の一環として＜給食の副食費免除もしくは補助＞がある。米やパン以外の「副食」を行政が負担するという制度だ（全員ではない）。しかし肝心の「主食」は何故か例外なく有償なのである。給食の重要性がますます高まっている昨今、副食のみならず米やパン＝主食を含めて、給食は全員対象で無償化にするべきである。

配信開始しました！ 岩下啓亮Sardineが1999年に制作した9曲を収めた『鰯の遁走』、本日7/12リリースです。 私の作品中もっとも分かりやすく、親しみやすいアルバムになりました。 36分、おつきあい願います。鰯拝 music.apple.com/jp/album/sar...

有権者がこの毎日新聞の乱暴なアンケート調査の「外国人労働者の受け入れ」という表面的なタイトルのグラフを見て投票先を決めてしまえば、それは正しい判断ではない可能性がある。そういう意味で毎日新聞のこの調査記事はミスリーディングなだけでなく有権者にとって有害である可能性がある。