Ehēcatl
@kukulcana2sif6.bsky.social
📤 8
📥 16
📝 411
読書した本を流していきます フェリシモの色鉛筆のコンセプトに触発されて、 毎日1本づつ色鉛筆から連想を得た短編集を書いてます
#500色鉛筆の乱筆
のタグで検索して下さい
pinned post!
フェリシモの500色色鉛筆を揃えた記念 「500色鉛筆の一本一本に想いを馳せる」というテーマでスタートしました 一つの投稿につき1本分テーマとして書き、番号順で進めていきます ただし、初めての取組の散文書きなので、乱筆乱文が多めです ご了承くださいまし 今までの乱筆をまとめて追う形は下のハッシュタグからどうぞ
#500色鉛筆の乱筆
about 1 year ago
0
2
0
1/20「湊鼠」 湊鼠は調べれば調べるほど面白いことが分かったので書き留めることにする 大阪の湊村→現在の堺市の南西にあった村の名前 湊鼠は茶室の腰紙の一種 土壁で作られた茶室の下辺に貼られた和紙のことを指す 着物の裾を土で汚さないようにとの配慮された また差し色の意味がある 所謂マスキングテープのような扱い 新品の紙ではなくて、漉き返し、つまり古い紙をもう一度解かして漉いた紙を使用した なので、新品の紙に比べて燻んでいる 今では「湊紙」という名前で現在にも残ってる ただし、現在では由来となった堺市では生産はされていない 結論 湊村特産の青っぽい再生紙の色
#日本の色の日捲り日記
about 19 hours ago
0
0
0
とある受付嬢は早めに出社して 鏡に向かって精神統一をする フラッシュが焚かれると肌のコンディションが如実に現れる 地肌は元から燻んでいる それに、今日はオイリーで全体的に顔がてかっている オークルのフェイスパウダーをすると、色の相関効果で小顔になりそうだ パウダーパフを手に添えて、10円玉くらいのフェイスパウダーを取る 軽く揉み広げてからパタパタと叩く つけ過ぎると、暗くなりがちで野暮ったくなってしまう あくまでも土台として薄っすらと乗せるのがコツだ ほんの少しづつ肌がさっぱりとする 清涼感を纏わせ知性を漲らせる 私に自信をくれるこのルーティンで今日も窓口にいる
#500色鉛筆の乱筆
1 day ago
0
0
0
蒲公英の綿毛は風に乗り パラグライダーのように空を疾走する この仕組みを、ひとつの蒲公英を見てみよう まず、蕾から黄色い花弁が伸びて花が咲く 大きな一輪花というよりは、花の集合体が蒲公英の正体で、花弁一つ一つが花にあたる 次に受粉ができると、蕾全体が一旦閉じ る その間に、黄色い花弁は小さく折り畳まれ、空を舞う冠の綿毛が伸びてくる 下にある種もまた太っていく そして、蕾の先が白くなったタイミングで、360度にぐるりとまた開いて、各自の綿毛を展開する これが離陸の滑走路となって 一つ一つがパラグライダーのように 風が吹けば遠くへ遠くへと新天地に飛んでいくのだ
#500色鉛筆の乱筆
1 day ago
0
0
0
ここは満天の星空を体験できる場所 といっても、自宅の一室を厚手のカーテンで閉めた空間である 部屋の真ん中に鎮座するのが家庭用のプラネタリウムの投影機 ある天才プラネタリウム発明家が、ピンホール式から発展させて工学式のプラネタリウムを開発したのだ 1等星はもとより、ほぼ影と等しいぐらいの仄暗い8等星まで輝く精密さは他にも類を見ない そして、このプラネタリウムの目玉は「星が瞬く」のである 星の元になる原盤をセットして、電源を入れる プラネタリウムを天井に投影する すると、星がいっきに降り注ぐ 目を凝らすとキラキラと輝き自転も再現する 傾きつつ何も考えず眺めるのがいい
#500色鉛筆の乱筆
1 day ago
0
0
0
1/19「緋紺色」 なにこの色の混色理論 赤い絵の具の緋色と、青い絵の具の紺色を混ぜれば、そりゃ濃い紫色になるだろうて 混ぜた先の「紫」とは言わずに 混ぜる元の「赤青」というのに似てる ど直球なネーミングともいえる さて、昨日の銀白色もあったから 色の混色と光の混色の違いについてでも書いてみる 反射の色を反射するのか、光を吸収した色を見るのかの違い 色の場合、例えば絵の具とかだと 光は反射せずに光は吸収する 陰の如しで、「減法混色」という 光の場合、例えばガラスとかだと 光は反射して光にかき消される 陽の如しで、「加法混色」という 色彩は追々学ぶことにする
#日本の色の日捲り日記
2 days ago
0
0
0
徳川家康が全国を掌握して、天下泰平の世になってから、うん十年が経とうとしている 混迷極める戦国時代と比べて、大名も庶民も安寧を享受していた 心と身体が穏やかになると、とある大名は長崎伝来の生き物を飼い始めるものが出てきた それは、小鳥の囀りを愉しむ延長線上だったのだが 商人によると南蛮渡来で良い囀りをする鳥がいるとの触れ込みだった 早速殿様は商人に命じて、噂の鳥を買い付けるよう指示を出した 一ヶ月の後、商人の鳥籠から連れ出されたのは「金糸雀」だった 日本だと見慣れない真っ黄色な鳥で、雀よりもやや大きい 金糸雀は鳴くと、透き通って届く鳴き声だった 感嘆の声が漏れる
#500色鉛筆の乱筆
2 days ago
0
0
0
1/18「銀白色」 これは昨日の鬱々とした気分とは真逆で、筆が伸びやかに書ける! 銀は光の三原色をほぼ全ての割合で反射するので、真っ白に見える 金色が黄色みがかってるのも、黄色の波長反射の割合がやや少ない分黄色くなるわけで 銀の場合だと、真っ直ぐに反射して届く光と、周りに拡散して反射する光の塩梅があるので 色があるようにも、鏡のようにも、どちらにも比喩ができる 銀白となると、真冬にどっさり積もった雪の反射した色 つまり、銀世界の方が過ぎる 雪もまた、銀と同じく光を反射している 氷の粒々が各々に光をばら撒くので、光の三原色が混ざって、白っぽく見えるのが理由である
#日本の色の日捲り日記
3 days ago
0
1
1
1/17「岩井茶」 人気の役者起源に流行りがくるのは、いつの時代でも同じである といっても、流行り廃りを題材にするこは苦手なので筆が重い まず、歌舞伎については疎い 傾くで「かぶく」 気を衒うって意味がどう派生したのか そこに、女方という男性が女性を演じる特殊性の由来はなにか? 江戸時代で色に「茶」が流行ったのは何故か?とか 色の縛りについても何かありそうだなぁとよぎる 沢山の理由がある上でこの色が流行った訳だから書くには荷が重い題材だなというのが本音である 調べ切るには時間が足りないのと、明らかに江戸時代の装束についての知識不足なのが悔しいところである
#日本の色の日捲り日記
4 days ago
0
1
0
1/16「麹色」 日本の食卓を支える菌ナンバーワン! 日本酒に醤油に味噌 調味料だったら基本的には使用される ニホンコウジカビ(Aspergillus oryzae)が学名 澱粉や蛋白質を分解することに長けて グルコースやアミノ酸を生成する 一言でいうと、菌は菌でも漬け込んだら美味くなる菌というわけ 生物分解は腐敗と発酵の紙一重 日本の麹は、発酵という人間にとって良い方向性に舵を切った種類の子孫とも言える なんと、アフラトキシンという有名なカビ毒が生成されないことが論文に発表されている 論文を出してるのがキッコーマンだからガチ度が高いのも含めて興味がそそる
#日本の色の日捲り日記
5 days ago
0
1
0
カリカリと薄暗い部屋の黒板に、真っ白なチョークを叩きつける音が響く ここはとある大学の一室 服はよれよれで、目の隈が出来るほどに没頭してる教授は、とある未解決問題を取り組んでいた 権威ある国際数学研究所が何問か懸賞金をかけていた これを解けば、人類は世界を観測する目が飛躍する チョークを折ってしまった 離れにある備品室に取りに行かねばならない トコトコと歩いていると ふと、数式が変形できることに気がついた 脳内で猛烈にもつれた問題が解けていく 自然と気分転換になったのだろうか 或いは神の啓蒙だっただろうか 天を仰いで感謝する、 自分史上最高の満ち足りた気分だった
#500色鉛筆の乱筆
5 days ago
0
0
0
1/15「深緋」 読みが「こきひ」と「こきあけ」が混在してる 今日が「良い苺」の語呂合わせから煮詰まった苺ジャム色のようになったのかな? さて、小正月なのでこっちについて書くことにする 正月の松の内、つまり新年のお祝い事の期間が決められている 一年の運を運んでくれる歳神様がどっしりと構えているのが松の内で この期間中は歳神様がいる正月飾りや門松を飾るのが正式なお作法ではある 興味深いことに、松の内が終わる小正月が、1/7なのか、1/15なのかは、関東と関西によって異なる 15日は月の満月に当たるからという説もあるが 地域によって異なるのでよくよく確認されたし
#日本の色の日捲り日記
6 days ago
0
0
0
1/14「島松鼠」 きた、防風林、防潮林の代表格! 極寒でも塩害でも風が強くともやわやわの砂地でも耐えるから、植物の中では黒松は偉大である この耐えている理由としては、黒松の根っこに隠されている 菌根菌という、黒松とタッグを組む菌が存在する 根っこの隅々まで絡んでいるこの2人 松は光合成のエネルギーを送るかわりに 菌根は養分を返す仕組みがある しかも、水分を保ち他の菌類の防御壁ともなる 黒松は傭兵を雇う城下町が如く 菌根は城下町に行き交う傭兵の如し 面白いことに 黒松と菌根菌コンビは腐葉土が少ないところだと活躍しやすいので 人間が掃除をしてあげると生き生きと育つ
#日本の色の日捲り日記
7 days ago
0
0
0
高貴な人が通う学校で、一際変わった子が友人だった 所謂貧困層からの叩き上げで、反抗精神で学校に通っていた その彼と交友を重ねるうちに、チケットを差し出された 有名な音楽フェスのチケットだという 訳もわからずに刺激を求めてフェスに行ってみた 音楽フェスの熱狂に唖然とした なぜこの人たちは音楽を黙って聴いていないのだろうか? クラシック畑で育った身としては、 音楽鑑賞に雑音があってはならなかった クラシックのマナーである「反応せず無言で楽しむもの」がここでは通用しない 「嬉しいときって跳ねるんだ!」 友人に言われるがまま飛んだり跳ねたりしていた 胸の内側が熱くなった
#500色鉛筆の乱筆
7 days ago
0
0
0
合唱コンクール 秋の文化祭のメインで我が校の伝統である 個人戦の体育祭とは打って変わって、 文化祭の合唱コンクールはクラス対抗の団体戦である 夏休みが終わってからしばらくすると、候補曲が音楽の先生から何曲かあがる ファーストインプレッションの多数決で曲を決めたクラスや 熟考した後に曲を決めるクラスなど、 様々な形があれと、各クラス熱を帯び始める 曲が決まり、楽譜が配られたら、放課後に行われる自主練というパート毎の集まりに参加する 強制参加に嫌気がさす生徒もいるが、クラスのプライドが許さなかった 各教室から歌声が聴こえ、学校はハーモニーがある騒がしさがあった
#500色鉛筆の乱筆
7 days ago
0
0
0
1/13「利休白茶」 渋い 単なる白色よりクリーム色のようだ そこに灰色が混じってるから 若干彩度は落ちてのっぺりとした色みだね さて、利休は侘び寂びでお馴染みの茶道の開祖というイメージが強い そして、自分は実際に利休が使用されたと伝来がある「泪の茶杓」は見たことがある 尾張徳川家の伝来のもの 利休が最期の茶会の為に拵えたものだそうな 茶杓は竹製で抹茶を茶碗に掬う道具 見た目は節がある竹製の耳かきだ しかし、ほんの僅かに残った茶のタンニンによって磨かれるので 泪の茶杓は艶やかに光輝いているのが記憶に残る 何百年前のものも受け継がれるというのは不思議な心地だった
#日本の色の日捲り日記
8 days ago
0
2
1
1/12「縹色」 ハナダといったらジムリーダーのカスミ ・・・と町の名前とセットで覚えてるポケモン世代が多そう ポケモンの町の名前は、日本の伝統色から付けられていることがあるので 後の日捲りには、ポケモンの町の名前が潜んでいるのかもしれない 縹色は露草の青い花弁を使って染料したもの ただ、露草の絞り汁では、水で色が落ちてしまうために 絵の下書き用として用いられたようだ 時代によっては、染料として板木に刷られていたそうだから適材適所なのかもしれない また、藍色の濃さを示す縹色もある 「濃>浅」とか「深>中>次>浅」とか 段階を踏まえているようだ
#日本の色の日捲り日記
9 days ago
0
1
1
1/11「真鍮色」 身近にある! 5円玉が真鍮だ 正月の参拝にお賽銭として投げまくっていたものの、詳しくない! これは真摯に向き合わねば 真鍮とはなにか? 結論、銅と亜鉛の合金 銅が60〜70% 亜鉛が40〜30% と配合比率が異なるものの 銅と亜鉛が2:1と覚えればよさそう 5円玉の他にも、金の代用品としての仏具に用いられたり、小判の紛い物になったりとしてる 5円玉を観察してみる 稲穂は農業 穴の周りの歯車は工業 五円と書かれてる周りの横縞は水面で水産業 裏側の双葉は林業で 産業が「芽生える」と掛けてある つまり、国力の礎が刻まれているデザインが5円玉にある
#日本の色の日捲り日記
9 days ago
0
1
0
1/10「瑠璃」 瑠璃だ ガラスとも言われるから、大量生産できる今の時代だと、七宝の一つと言われてもピンとこないかもしれない 七宝とは 「金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、珊瑚、瑪瑙(めのう)、硨磲(しゃこ)」のことを指す 金銀珊瑚はそのまま 瑠璃はラピスラズリとか青い宝石全般(なので青いガラスも含む) 玻璃は透明な水晶 瑪瑙は色がついてる水晶 硨磲はシャコガイのことで、真珠のような色味がある これらが仏教における極楽浄土にキラキラとあると説いていると(無量寿経など) なお、キラキラと光の輝きが放ってるというイメージが極楽浄土なので 成金趣味というわけではない
#日本の色の日捲り日記
11 days ago
0
1
1
1/9「赭」 そお?! 偏が赤だから、赤関係だろう まず、赤土が焼いた色の名前があることに驚く 赤土は酸化鉄の赤だから、焼くと更に酸化して赤くなりそう 感覚としては純度の低い弁柄って認識でいいのかな? 読みとしては日本書紀にもあるらしく、古の顔料なのは間違いなさそうだ 赤土というと関東ローム層がある これは富士山がどっかんどっかん噴火した際に火山灰が堆積し鉄が酸化したもの 関東ローム層は普段は硬いが崩せば脆いという厄介な土地なのと 火山灰は植物の栄養素である、燐や窒素、カリウムが化合する関係で 植物育ち難いのもある そう考えると、よく関東は大都市になったなと
#日本の色の日捲り日記
12 days ago
0
1
0
今日は日曜日 この日は休みの2日目である 朝から布団を干して取り込み、ふかふかである 下ろしたてのジェラピケのネグリジェをきて、部屋を温めながらベットに入る 羊が1匹、柵を飛び越えた途端に夢の中に入った これは、夢の中いる? 微睡みの奥にはイケメンがこちらを見つめている 昔読んだなろう系の王子様が理想的に合体してるではないか 「目が覚めたかい?」 ・・・この声は、有名声優の⚪︎⚪︎さん! 名王子様として、第一線を走っていることで有名だ 「さあ、姫、目醒める時間だよ」 そっと抱き上げる 王子様の顔が近い いや、まだ寝ていたい! 夢の続きでまた会いたいのだから
#500色鉛筆の乱筆
12 days ago
0
0
0
1/8「二人静」 二人静はお菓子の名前で聞いたことがあるような と、調べたら両口屋是清だった では、二人静とは? 静御前という白拍子、今でいうダンサーが居まして、源義経の妻となったと これが源平合戦の後に追放の折に旦那を慕いながら舞ったという伝承が残ってると 二人静の静はこの静御前 能楽の物語に出てくるわけであらすじはこう 吉野の神社の巫女さんが静御前に憑依する事件が起こりまして 神主さんが払い奉る時に、伝説の舞を再現してくれと頼んでみたところ ほれほれと巫女さんにシンクロしながら舞を舞ったそうな 高貴な人が舞った時の服の色がこれ ってな感じらしい
#日本の色の日捲り日記
13 days ago
0
1
0
1/7「威光茶」 徳川頼房ってだれ?! となったので、まずここから調べることにする 結果、水戸黄門こと徳川光圀のお父さんと判明 水戸家の開祖となる この徳川頼房の諡号、つまり、死んだ後に贈られる名前が「威公」 生前に頼房が好んだ色が「威光茶」と呼ばれるようになったという 色味は、茶色にしては若葉の色味に近い黄緑色 写真のように七草をくたくたに煮た葉の色に似てるなぁという感想だ 年末年始、正月のご馳走に胃腸が弱っているだろうと、消化に良い七草とお粥しにして食べる 芹、なずな、御形・はこべら・仏の座・すずな(蕪)・すずしろ(大根) これは諳んじれるね
#日本の色の日捲り日記
13 days ago
0
0
0
1/6「猩々茶」 猩々ということからだな 中国に伝わる人の言葉がわかる飲兵衛の猿である 酔っ払って真っ赤に顔が染まってるのが特徴である アルコール→アセトアルデヒド→酢酸 と代謝で分解のアセトアルデヒトが血管を拡張して真っ赤にする 茶色くなってるので、ある程度は酔いが醒めたのだろうか? いずれにせよ、飲み過ぎには御用心である 真っ赤に染まった猿と言ったら、デスマッチのカリスマ葛西純選手がよぎる いかんせん、血の赤なので、見る人によっては嫌悪感があるのだが 生と死の紙一重を愉しむファイトスタイ ルと、筋の通ったマイクパフォーマンスは「漢」なので、好きな1人である
#日本の色の日捲り日記
13 days ago
0
0
0
1/5「碧色」 好きな色が来たな 自分は緑色に近い青色が好きな色合いなので、碧色はいい色と主観では感じる 碧玉とはなんぞやと調べると 石英の結晶が粒々と細かく混在しているもので 不透明な石が多いという
#日本の色の日捲り日記
16 days ago
0
0
0
1/4「茜色」 おっ、日本における王道な色が来た 茜と藍染は古来の染色方法としての二大巨頭か 赤い根っこで茜色 読んで字の如し しかも使い方によっては止血剤や逆に血を増す漢方でもある 生命力の赤に愛されすぎである 血に関与する漢方が先なのか、染め上がった布の方が先か どちらが先に知られてたかは鶏か卵か論争な予感はする 古来より茜色は夕焼け小焼けのような空の色を染め上げる 「あかねさす」という枕詞にもなっていて「日」や「照る」「紫」などに繋がる 太陽から連想される言葉が多い印象がある 太陽のような「君」に掛かると知って、推しが眩しい感覚は古来にもあったのだなと悟る
#日本の色の日捲り日記
17 days ago
0
1
1
浅煎りのコーヒーと濃厚なミルク 一対一で混ぜるとカフェオレができる まずはコーヒーを淹れる 中挽きの浅煎りなので、やや酸っぱい匂いが立ち込める お湯を沸かして、細い口のケトルで、漏瑚にセットしたコーヒー豆へ注ぐ じわっと泡が立ったら、ぽちゃりぽちゃりと滴り落ちる ミルクパンでミルクを弱火で温める 縁が泡だったら、すぐに止めなければならない 風味は残して、人肌よりも暖かくすればなおよい 淹れたてのコーヒーと温めたミルクのご対面だ ぐるぐーる、ぐるぐーる 漆黒の中に純白のミルクが混ざっていく 均一に混ざったのならばカフェオレになる 丁寧に淹れていたら眠たくなってきた
#500色鉛筆の乱筆
17 days ago
0
0
0
1/3「月白」 月見で一杯! と、言うには秋が過ぎ去ってしまった感はする 奇しくも今日は満月の夜なので、暦を制作する上で、今日の配置は狙ったな?と過ったりする 今日は夜中じゅう、月が巡る 白く反射する月の輝きは、今夜は渾々と或いは燦々と降るのではなかろうか? 今晩は冷え込んでいて、月明かりもさぞや通りやすかろうか 月白がほんのり青みを含む理由 身も蓋もないことを書けば、月は玄武岩とレゴリスという灰色の埃で覆われてるからで 強烈な太陽光で所謂白飛びしてる状態なのである ここに空の青さ、レイリー散乱によって光が貫通して、色味が相殺されてほんのり青白く映る原理となる
#日本の色の日捲り日記
18 days ago
0
0
0
ママの秘密? 僕、知ってるよ! あのね、ママは寝静まっているとね 布団の隣から抜け出してね 部屋を出るんだよ ママが居ないって慌てて探してたらね ママが暗いキッチンの中から冷蔵庫の扉を開けてるのを見ちゃったんだ ママは冷蔵庫の奥から小瓶を出したんだ 僕が取れないようにしてるんだよ、意地悪だね 苦い黒いお湯を飲みながら 「あー、今日も美味しい」 っていって瓶の上にある紙を開けるの あれは絶対にプリンだよ! 甘いけど鼻がつーんとする不思議なプリンだ ママはうっとりしながらプリンを食べててずるい 「ダイエットしなきゃ」 って言ってるのに、ママだけ甘いもの食べててずるい
#500色鉛筆の乱筆
18 days ago
0
0
0
「料理なんて、化学変化だよ」 と豪語したリケジョ 事の成り行きでチョコレート菓子を作る羽目になった 生命活動のためだけに胃に食べ物を流し込むだけでいいと思ってた 料理の良さなんて全くわからない レシピを調べて適当にチョコレートブラウニーを作る レシピの「混ぜて、焼くだけ!」という謳い文句が胡散臭い 手順書という名のレシピに従う ドロドロに溶けた、甘い匂いがする泥が目の前にあるのだが これが固体になる? 泥を型にぶち撒ける あとはオーブンで焼くだけだ 夜更けのキッチンでオーブンを開ける ほかほかの固体レンガができていた 初めて焼いたにしては、興味をそそられる見栄えだ
#500色鉛筆の乱筆
18 days ago
0
0
0
夜も更けてきた頃のカフェにマスターのいつものカプチーノを頼む 濃厚なコーヒーを抽出した上に 温めたミルクを混ぜる そして、泡立てたミルクによって更に覆いをかぶせる カプチーノはふわふわな見た目と口当たりで人気だ 特にお気に入りは、キャラメルを溶かしたカプチーノ マキアートに似てるが、カプチーノのミルクのふわふわを堪能するために オーナーに頼んでコーヒー側にキャラメルを溶かしてもらっている 砂糖が焦げた苦さとコーヒーの酸味が混じる苦さとがマッチングする ミルクの優しい甘さと、キャラメルの甘露さとも合わさって とても、とても 寒いひと時には心の奥底まで染み渡るひと時だ
#500色鉛筆の乱筆
18 days ago
0
1
0
あれは小学生に上がる前のこと 両親は自分の部屋を拵えてくれた 自立の一歩として物置部屋を改装した部屋だった 真新しい大きなベットに勉強机が一脚 部屋ができた当日は大いに喜んだものだ しかし、就寝時間に入って ふかふかの布団に入ったて横になると 目がギラギラに目が冴えてしまう 急激な環境変化に緊張したのだろうと今では分かる 「おやすみなさい」と優しく寝かせて扉を閉めた母に対して 「お兄ちゃんになるんだからね」と諭された手前 全く寝れたいと口が裂けても言えなかった 布団の中でこそこそ遊んだ ゲームの画面が明るくて、起きてるとバレそうである ギリギリの暗闇をぬっていた
#500色鉛筆の乱筆
18 days ago
0
0
0
古ぼけたブランケット カシミヤという素材で織られている 素材となっているカシミヤゴードという山羊は寒い地域に住む そして寒さを耐え忍ぶとて毛を細く密に生やしている これが、寒い外気に晒されても内側に入らず 逆に体内からの温かさを外側に出さないカシミヤの秘密なのである 一枚うん万円するカシミヤブランケットは母の一張羅であった バブルが膨らむ前に購入したそうな 寒い中を歩いていることが多かったので、寒さ避けのブランケットを欲しかったという 年越しの最中、真冬で寒い中を歩いていると、そっとカシミヤのブランケットをかけてくれたものだ その母は夢の中に居てくれるだろうか?
#500色鉛筆の乱筆
18 days ago
0
1
0
1/2「白梅色」 お正月の間なので、お祝い事の白梅かと過った 梅は百花の魁(さきがけ) というぐらいに開花が一番早い 地元の梅園では早咲きは二月の初旬頃には咲く 九州の南端ではもっと早く 梅は1月でも咲くらしい 極寒の中に口火を切って咲く花に魅せられたのであろうか 少なくとも 松竹梅と一括りにされるこれら 厳冬期でも緑に生い茂ったり、青々としていたり、花が咲いたり 永久の若々しさを演出するもの 故に縁起物なのである 白いおしろいファンデーションに、ほんのり紅を刺す この色合いが日本では好まれるだろう 赤ん坊の初々しさの連想かもと察するに至る
#日本の色の日捲り日記
19 days ago
0
2
1
1/1「青藍」 一年の計は元旦にあり この日捲りカレンダーをお題として 日記をつけてみることにする 一年の目標 ・この日記を365日続ける ・1週間に一度は自転車を乗る ・白チャートをやり切る ・1週間に2冊は新刊を読む ・ストレッチをする 青藍で思い浮かぶこと 写真に引っ張られるが雲海に浮かぶ富士山と日の出直前の空を思い起こせる 「青は藍より出でて藍より青し」という諺もぼんやりと思い起こす 青いというのは高貴な色だったともいう
#日本の色の日捲り日記
20 days ago
0
1
0
屋根裏部屋のトランクから、古びたランプと日記が出てきた パラパラと黄ばんだページをめくり読んでみる 酸化した紙は埃っぽく酸っぱい そして、煤けた手で何度か日記を触った跡があった この日記が書かれた頃は、きっと石油ランプが普及した頃だっただろう 「この部屋の隅々まで明るく照らされた」 「煤けたランプを拭く頻度が少なくなった」と 羽ペンで流れる文字から、嬉々としてランプを灯していたことが伝わる 蝋燭はランプに変わり、ランプは電灯に変わった 後に火も付ける必要も無くなると知ったら、日記を書いた主も更に喜ぶだろうか ガラクタと思っていたオイルランプが愛おしく感じる自分がいた
#500色鉛筆の乱筆
21 days ago
0
0
0
「誰も寝てはならぬ!」 姫の宣言にそんな無茶な!と画面越しに叫んだ オペラ、トゥーランドット 曲がスケートで使用された事で一気に有名となったオペラである ご多聞に漏れず、今見てる私もその口である 第3幕まであるトゥーランドットは休憩を挟んで約3時間で上演される それなのに、明日が仕事というのも忘れて、深夜の1時すぎ 徹夜コースでトゥーランドットを今みている うつらうつらと最後の3幕目まできた 冷徹な姫トゥーランドットが出した謎掛けを王子オラフが解いた しかし、オラフは名を明かさずに去る そして冒頭の宣言に至る あの曲が流れる最中、眠たいのに「寝てはならぬ」とは
#500色鉛筆の乱筆
21 days ago
0
0
0
梔子は無言を貫き通すわりには、なんだかんだで主張する植物だ 確かに、梔子の葉は厚く艶やかで、葉脈も浮かぶ深緑の色合いだ しとしとと梅雨時で濡れる夕闇に、紛れ込むのも無理はない しかし、梔子の花が咲くと話が変わる 純白の六片の欠片が、差し色をしたかのように目立つ また、濃厚な香りを漂わせるので、自然と鼻をくすぐり、何だろうかとこちらを振り向かせる 花が咲く梔子はまるで芸者の版画のようである うなじが妙に色っぽく見える、 女性が普段見せない首筋のチラリズムが世の旦那集の興味をそそるようなものだ 雨に濡れる梔子に、振り向くひとはいる 清楚で無言の彼女に何を思うだろうか
#500色鉛筆の乱筆
21 days ago
0
0
0
松は人にとって優秀な植物である 殆どの葉が落葉する厳冬期でも、常緑に生える松の葉に、生命力と神を宿ると信じられている 年末年始の時期に飾られる門松にも「永遠、長寿」を願って、松を使うのだ また、松は塩害が強く、栄養が乏しい土地でも深く根付くことができる 海から強い浜風が吹き抜ける地区では、砂が民家や畑に積もらないように 海岸に松を植えて、風を避けるようにしたのである 特に黒松は江戸時代に日本全国に植えられるほど普及した まだ苗木となった黒松は弱々しく、苦心に育ててきたのである 「白砂青松」と呼ばれる日本の原風景として現在に至る たかが松原、されど松原である
#500色鉛筆の乱筆
26 days ago
0
1
0
寝台特急「月光」 新大阪と博多、西の大動脈を繋いでいた列車である 新大阪を22時28分に発車した月光は、博多を翌朝の7時50分に到着する 昼は特急車両として運用され 夜は寝台特急として運用される 二つの顔を持つのも、月光を運用した列車の特徴でもあった そして、1日に往復して1400km 長距離を運用するタフな列車というのも特筆すべき点である 寝台特急を運行するのは、各区間の運転士が交代交代で行われていた 今宵の瀬戸内は凪の日だ 波が立たず満月の反射がそのまま運転台にと届いている 「今夜は明るい」 寝ている乗客に意識をしながら、アクセルやブレーキはふんわりかけた
#500色鉛筆の乱筆
26 days ago
0
1
0
まんが、日本昔ばなし 約50年前に制作されたアニメである 日本と冠しているとおり、古今東西の日本の民話を集めたショート動画となっており、20年間放送が続いていた 緑色の龍の背に乗り、でんでん太鼓を手に赤いちゃんちゃんこを羽織った子供がオープニングを飾る 「坊や〜良い子だ、ねんねしな〜」 と曲が流れ出すと、子供達はテレビの前に集まっていたそうな おじいさん役の常田富士男と おばあさん役の市原悦子の語り口は大層優しい 「むかぁし、むかぁし」と 語りだしたら、目がトロんと溶けてくる アナログの刷毛で塗った線画も絵本のようだ 夢の入り口には民話の主人公たちが集まってきた
#500色鉛筆の乱筆
26 days ago
0
1
0
日本一長い川の信濃川 ここ、河口の新潟から遡ってみよう 豪雪地帯が連なる中越を通る 長野の県境に入ると「千曲川」と名前が変わる 昔は川の流れは同じであっても、地域によって名前が異なった名残である さらに長野に流れる千曲川を遡る 群馬県の西側にある浅間山の尾根に沿うような形で、くの字にまがり 長野県、埼玉県、山梨県の、県境に位置する「甲武信ケ岳」という山へと着く ここが源流だ 「千曲川源流遊歩道」という赤松が生い茂る5kmの遊歩道が整備されてる 千曲川を映す森の小川のさざめきが、森林浴にうってつけである そして、「信濃川千曲川水源地標」と標識が聳えているのである
#500色鉛筆の乱筆
26 days ago
0
0
0
今日はハロウィン 仮装を楽しむ日本とは違い、 欧米では死者の魂が帰ってくると言われている アメリカで研修中の友人と動画を繋いでハロウィンの喧騒を楽しもうとしていた アメリカでは、日本との時差で夕暮れ時となっていた 通話の通知を押すと、画面の向こうでは友人が血相を変えていた 「出たんだよ、あいつが」 あの世とこの世が曖昧になる黄昏時 薄明かりに照らされた友人の顔が妙に引き攣っていて、脳裏にこびりついている あいつ、共通の知人だった彼は銃の乱射事件でもういない しかし、あいつが仮装して出たと友人は熱弁するのだ 仮装行列に賑やかなことを他所に、背筋が凍った瞬間だった
#500色鉛筆の乱筆
about 1 month ago
0
0
0
深海 それは、何も無い死の世界だと考えられていた しかし、今は違う 熱水噴出孔から湧き出る豊富な栄養によって、生き物が繁茂していることがわかってきた 微生物はメタンや硫化水素によって有機物を作り 有機物を目当てに他の生き物が寄り集まってくる 地上とは一味違うサークルオブライフが巡っているのだ 今現在、深海に潜れば潜るほど、新しい発見が次々と出てくるのである まだ未知の世界である深海に、挑み潜る研究者たちはこう思うだろう 「もっと深く潜りたい、眠りの海の森に」 探究を深めて新たな目覚めとなることを祈りつつ、潜りに行く 何時間もかけて発見できるのはほんの一握りだとしても
#500色鉛筆の乱筆
about 1 month ago
0
1
1
キーンコーンカーンコーン 終業の鐘の音が小学校に鳴り響く 帰りの前に友達と別れるのが惜しくて、目一杯遊んでいた子供達が、三々五々と校門に集まってくる 学童擁護員として眺めるこの光景は、何年見ても飽き足らない 校門の開閉と、道路を渡る学童の安全確保が、夕方の日課になっていた 「みどりのおばさん、さようなら」 校門を通るたびに、黄色い帽子を外し、腰を曲げて挨拶をする小学生 「はい、さようなら」 笑顔で旗を掲げて挨拶を返す 今日は晴れ渡る夕焼け空に羊雲が打ち寄せる 日が傾いて薄暗くなると白い雲はコバルト色に彩られる 最後の子供が元気よく外へ駆けたのを見て校門を閉めた
#500色鉛筆の乱筆
about 1 month ago
0
0
0
ある国に姫が生まれた時のこと 国王に招待されなかった魔女は、怒りによって姫が糸車の針に刺されると延々と寝る呪いをかけた 呪いは成就して、姫は荊の中で寝続けることになる この姫様こと眠れる森の美女が、まだまだ荊の中でぐっすりと寝息を立てている頃のお話 呪いをかけた張本人である魔女は、度々 お城の中で眠る姫を遠くから眺めていた あくびを無意識に姫はほわぁっと吸う 呪いは強固なので自然的な生理現象と知ってはいた ただ、この姫は生まれた時に、他の招待された魔女たちの祝福を浴びていたことを思い起こさせる うとうと眠る姫に感じる静かな嫉妬 魔女がその感情を混じるのも無理はなかった
#500色鉛筆の乱筆
about 1 month ago
0
0
0
ここは町外れの小高い丘 普段は散り散りになっている魔女たちは、満月の日にここに集まる それはなぜか? ウィッチクラフトという魔女のおまじないには、満月の光を使うものが多数あるからである 恋のまじない、仕事の願掛け、健康促進など、多種多様なのだ 今日は風が強いので、雲が流れて月明かりは輝いたり陰ったりと忙しない 魔女たちの影も、現れたかと思ったら消えてたりと、摩訶不思議な空気である 「さあ、みんな集まったかな」 しゃがれ声が聞こえたら、長老がふと現れて杖を一振りした 風は渦巻いて突風が吹くと、魔女のお気に入り帽子色がかっ攫われていく そして、丘の上には帽子だけが残った
#500色鉛筆の乱筆
about 1 month ago
0
0
0
ワインのテイスティング それは、ワインそのものの特徴や品質を見極める技術のことである 目の前に置かれた一本のワインボトル この中に封じ込められたワインはどのようなものか評価をしてお客様に出すのだ まずは、見た目 このワインは濃い葡萄を使用しているから濃い黒色に近い おりは出ていないので澄んでいる 次に香りを嗅ぐ 開けたでなので、フルーティな香りがする テイスティンググラスを一回転させる ワインはねっとりとグラスを伝う これは砂糖が多く甘いワインだ 再び嗅ぐと、今度は芳醇な重みが出てきてる そして、舌でワインを転がす 甘味と酸味が強い、渋みが少なくアルコールが強い
#500色鉛筆の乱筆
about 1 month ago
0
0
0
12月に入ると、街は浮き立つ ホリデーシーズンのイルミネーションが点灯するからだ クリスマスのもみの木が建てられたり 日が沈む時刻が早いのにも関わらず、愉しむ姿勢がでる 今日はイルミネーションが有名な庭園にデートをする 5時を過ぎると既に日は沈んで暗くなっていた 定時に上がって急いで化粧室に駆け込む ボサボサの髪を撫で下ろし、ボブアップに 乾燥に負けない乳液を叩き込み、キラキララメ入りで、顔は華やかに見えるだろう そして、ここぞとばかりのルージュを出す ルージュの色は、薄暗いイルミネーションでも負けないレベルの濃い紅だ 気合い十分! 本命デートの始まりである
#500色鉛筆の乱筆
about 1 month ago
0
0
0
目の前の貴婦人が挨拶をしてきた 彫りの深い顔つきで外国人と察する そして、ほんのりと香る異国の香りが神秘的に映った 「この香りは、ムスクか」 調合師は鼻がくすぐった最後の残り香、ラストノートが特別な動物からとれたものだとわかった 「麝香」という鹿は、遙か東の大陸に生きている その腹の中に、香嚢というゼリー状の臭い液体が出てる部分がある 適切な手順で薄めれば、魅惑の香りになるのだ この宮中でも、ムスクを手に入れようとしても、そうそう手に入らない つまり、目の前の貴婦人は 神秘的で魅惑の香りを醸しつつ、 背後にいる人物は異国にツテがあり、財力もあると卒なく伝えたのである
#500色鉛筆の乱筆
about 1 month ago
0
0
0
とあるオフィスの部屋 部下が、深刻そうに課長をチラチラ見ながら、俺に相談があると部屋の片隅に連れ出した 「あの・・・実はですね」 部下の声のトーンが低くなる ゆっくりと真顔で語り出す 「課長のズラ、左に曲がってるんですよ」 思わず課長を二度見する 確かに、7対3の分け目が明らかに左にずれ曲がっている 思わず吹き出しそうになった口を、部下が必死に押さた 「これから、お客様がいらっしゃるんですよ! 課長は鬘のこと周りに伏せてるじゃないですか! バレバレなのに!」 ズレてるズラに腹筋が持っていかれる 確かに課長のメンツを保ちながら、鬘のズレに指摘するのは難しかった
#500色鉛筆の乱筆
about 1 month ago
0
0
0
Load more
feeds!
log in