同じ理屈で、人に向かって「使える／使えない」というのも。（当然ながら、高先生がそんなこと言ったことがあるという趣旨ではありません。） 私は、教養法学では、ほぼ毎年、この言葉が持つ意味を話している気がします。

ネットの情報に触れていると、フェアに判断することが鈍ってくる。 危ないなぁと思いつつも、かといって「反対意見の理解」をしていたら、ミイラになりそうな恐怖もある。

「言葉が軽い」という表現を見かけ それは、受け手から見て、言語表現（≒思考）に対する真剣さが感じられない、ということなのだろうな 真剣を振るのには勇気がいるけれど、おもちゃの剣なら振り回してもケガをしないということなのだろうか 問題は、振り回している「それ」は本当に「おもちゃの剣」なのか、でもあるけれど

「甲が乙に対してAという指摘をするのは、その実、甲自身がAだから」みたいなロジックも、かなりの部分は物語だと思うのですよ。 見ようによっては相手を低く見積もり過ぎだし、何より自身の想像力の欠如や、自省のなさに意識を向けた方がよほどよいのではないかしら。

総じて、「敬譲」という概念・発想をもたない人というのはm...

もう負債が溜まり始めています。 note.com/k_maki_hanre...

字が汚いのに、手書きでメモをするのが好きなのかもしれない

SNSだと、あまりきちんと校正をしないからか、読み返すと、あまりがあったりスマートさがなかったりして赤面します…

伊藤先生のご指摘は、私のような者がエラそうに言うことではないのですが、制度というものによく肉薄されたものだと思います。 どんな制度も、その規範性を維持しなければ、保持し続けられません。しばしば、学生に、ある卑近な例を示しながら、「どんな制度も、最終的には我々国民がそれを制度とする規範意識を持たなければ、その規範や制度はなかったり変わったりすることになる」と説明します。 石田喜久夫先生の「法とは最終的にはおよそ慣習法なのだ」という趣旨の見解を思い出すところです。

民主制が機能しないと考えてそれに反対する人が多いほど、実際に我々は民主制を機能させることができない。

社会は新陳代謝をしているので、「何で今さらこんなことを…」と思っても、その情報には初めて接する人たちが必ずいるもので この「今さら…」とわき上がってくるのをどうコントロールするか

ある種の言霊なのかもしれません

かぐや様の無理難題…ということなのでしょうか

ある夜道で、両訴の先生方に挟まれながら、「法律論は、実質論だけだとエッセイになるから、形式論・建前も大事に」と言われたことを思い出すなど

建前を止める大人が多すぎるので困っている

事件としては、さほど面白くもないのですが。 note.com/k_maki_hanre...

当たり前のことですが、我々は学生に救われることもあると思うと、ワルいことはできないなぁと思います

某所で「被害者になれる」という表現を見かけ、やっぱりそういうことなんだなと。

「決めなかった」というのは責任を免れる理由にはならないのですよ。「決めなかった」という「決断」に対しての責任は生じるのであり。

世の中には、思いの外、人文学的な素養が必要なものが多くあるのだと思うのです。

ただただ学ぶことだけに純粋でいられるコミュニティーって作れないものかな… 多分、私が本当に欲しいのはこういう場なのだけれど…

ティーフォーワンを買って1ヶ月ほどになるのだけれど、ティータイムが捗る いい買い物だった

真実、趣旨は同じなのかもしれませんが、「批判的思考」よりも、「疑問に蓋をしない」という方がしっくりきます。

「やさしい日本語」を否定した先にこそ、母国語としての日本語話者にすらとてつもない情報格差が生じることが分かっているのか、というお話でもありますすよね。 大学生相手に「みなさん、高卒として学習指導要領でいわれている能力、当然あるので…」となったらほとんどの人が脱落するのでは？

【今日の思いつき】 ビジネス と 搾取 の区別ができてない人って案外多いのかもしれない

ようやく実体法の判例です。 note.com/k_maki_hanre...

端的にいって、事実のレベルで、原審で何が起きたのだろう、と思わせられる事件です。 note.com/k_maki_hanre...

似鳥鶏、北大LSにいたのか… 道理で…

やっと書き上げたけれど、たぶんまだやれることはありそう… でもこれだとキリがなくなるのですよね

欠前提処理の事案はよくわからないな、と思います。 note.com/k_maki_hanre...

わが「界隈」（とでも呼ぶしかないもの）では、「対話」の大事さを語りながら、ある局面になると途端に「無視」という「対話の拒絶」を行い、しかもそれが当たり前（どころか正しい態度）かのように言うことに違和感を持っている人がどれだけいるか

私の手からなるものを指して、それを好きだと言ってくれる人がいることは幸せです 特にそれが若い世代からであればなおさらに

刑訴の判例が続きます。 note.com/k_maki_hanre...

「裁判（有罪判決（の確定））」よりも、「逮捕」に「法」を見出す人たちは、行政と司法の権限分配（というか三権分立）を真には理解していないか、法と強制的権力行使を同視している危険がある。 裁判とその執行が法を体現しているのは、それが透明性をもって反論の機会を与えられた上での権力行使のチェックがなされているからであり、（行政機関による捜査方法にすぎない）逮捕のように反論の機会もない密行的なものを法のクリティカルな執行かのように考えるのは危険極まりない。 こういう人たちが権力を持っても、結局、「権力行使のチェック」はないままになってしまう。

法学教室2025年6月号の民法の答案との向き合い方に関する座談会は、学部生は必読だと思います。 試験との向き合い方を通じて、どうしたら、メリハリのきいた勉強ができるかがよくわかると思います。

「ルールを守れ」とはよく言われますが、「ルールをリスペクトしろ」とはなかなか言われないことが、ある種の意識を推認させるような気がします。

4月は1件だけ。 note.com/k_maki_hanre...

休日にひとりで家にいるときは、ラム肉焼きがち

古田佑紀先生ご逝去の報。 私にとっては文字どおりの「先生」でした。 本当にありがとうございました。 www.jiji.com/sp/p?id=2025...

論文を書くために生成AIに正しい質問を投げられること、返ってきた情報の真正性、根拠と、その情報の論文にとっての意義をつきつめることができること、といったスキルは、身につけないと身につかない（なんだそりゃ）と思うのですよね。

卒論どうしよう、というのがあるのですが、これはもう生成AIの存在と利用を前提に指導するのかな、と思っています。これにはすごく抵抗のある人（先生）もいると思いますが、もうそんなことを言っている段階ではないと思います。あとはじゃあ具体的にどうやって、というところですが。そのためには、一度、「生成AIを駆使しつつ、でも剽窃とは言えない論文」をガチで書いてみるのかな、と思っています。

三行半の時ほど、上告趣意が読みたい。 note.com/k_maki_hanre...

少年法関係は、ずぶの素人なので、思いつきばかり note.com/k_maki_hanre...

完全に手控えだけれど、最高裁の刑事判例のコメント残しを始めました note.com/k_maki_hanre...

トンデモであっても、その読み人なり見る人なりを「元気づける」、「勇気づける」側面はあるのだろうなと だから、それを奪うだけだと、別のトンデモに行き着くだけで

ちゃんとした物的根拠の下での、「必要としている（されている）」というメッセージって、めちゃめちゃ大事なのだと痛感した日

「しかしこの世にはXXがいる。YYの体臭の残り香のようなものを嗅ぐよすがは、今となっては彼女に求めるほかない。」（門井慶喜『定価のない本』（東京創元社・2019年）55頁）というのは、何か身に迫るものがある。

勉強の場で「学びがなかった」と感じるのはだいぶん怖い 単に自分のレベルが足りていないだけなのではないかという気がしてならない

大分久しぶりに結婚式に参列してきました 天気はあいにくだったけれど、「恵みの雨」であったことを願うばかりです

いつからこんなに「優秀」って言葉が嫌いになったのだろうか