昔、県議を7期務められ副議長をなさった方（戦争経験者・既に鬼籍）に2009年の政権交代直後にお会いした時、『政権交代しましたね！これで日本も変わりますね！』とお話したら、『変わらない。戦争でも経験しなきゃ変わることはない』と静かに返答された。 本当にそうなのかもしれない。今、勇ましいことだけを口にし、それに対する信仰のように熱狂する層が社会にこれだけ跋扈している中、その人達は実際にそれを経験しないと分からないのではないか、とさえ思うようになった。愚者は歴史から学ばず、過ちは何度も繰り返される事を歴史は証明しているのだから。

『その場しのぎ』と『先送り』の体質は変わっていない。しかも『猫の目農政』も。

国会のヤジなんてずっと行なわれて来て｢議場の花｣なんて異名もあるくらいなのに（むしろ健全な民主主義の派生物なのに）これまで全く問題にしなかった人達が、ある特定の総理の時だけ問題にしようと難癖を付けていて、しかもその人達が｢保守｣を自認しているという倒錯。

議員定数削減より政治とカネの問題、政治とカネの問題と並行して物価高対策だろ、何よりも優先順位は。

定数削減に関してはずっとこの考え。しかもそれで削減されるコストとしては、国家予算のオーダーからすれば微々たるものにしかならない事が多い。

公明が間に入って『国公立』なら、随分と国民の懐に優しい連携になるな🤔

まぁ浴槽でも何でも水は低きに流れる。澱みはそこに溜まる。『これはもう掃除しなきゃ』と多くの人が思った時に、栓を抜いたら一掃出来るもの。こびり付いた汚れはもちろん、時間をかけて磨かなくては取れないものだろうけど。

議会制民主主義では「数こそ力」なんだよ。だから『数合わせに与しない』という言説は『現実的な力を持つ』という事を放棄する選択肢。 数を集めることこそ『政策の実現』に繋がる。だからこそ、それをなりふり構わず政権維持の為に何処にでも声を掛ける高市総裁の姿勢は理解出来る（最低限の節度は持とうよ、とは思うが）し、立憲の姿勢も理解出来る。 しかし、野党の協議を『単なる数合わせ』と揶揄し、与党の多数派工作を『政権獲得の為の努力』と評価する姿勢は単なるポジショントークで誉められたもんじゃない。

喫緊の課題である「物価高対策」「ガソリン暫定税率」を含めた「可処分所得を増やす」という政策の一致で野党はまとまる方が政策の実行という意味では実現可能性が高いだろうに。

これ、夢物語に近いのかなと思っていたけど、公明党が連立離脱、これに乗じる形で自民党が自民党A（良識派）自民党B（それ以外）に別れて、自民党A・立憲民主党・公明党の連立になったなら…

高市総裁が『一方的に』『私以外でも』と強調している感はあるが、総裁選前から公明党の懸念は報道されるレベルで意思表明していただろうに。 小選挙区で戦う自民党議員からすれば、本当に死活問題だろうし、公明党の連立離脱の事実を以て総裁の進退自体、問責されてもおかしくない事態だろう。 政界が『良識派』かそれ以外で割れてガラガラポンする可能性も僅かながら見えて来たように思う。

おぉ、公明党が連立離脱の方針！政治とカネの問題がやっぱり大きかったもんな…。これは大きく政局が動くな…

『責任野党』だとか『政策の実現』だとか…いろんな言葉が飛び交っているんだけども、各党の支持者を含めて私たち国民は、もっと『議会制民主主義』というもの、とりわけ議会の仕組みを理解しなければならないと思う。人によっては「政党」と「会派」の違いさえ区別が付いていないわけだし、議院内閣制を採る我が国では与党が政策を実行して、野党がそれを監視（主に不利益を受ける可能性がある側の意見・当該政策の実行の際の懸念点を質す）するわけで。 そこの前提さえ理解していない議論なんて議論として何の意味も為さないだろうに。

玉木首班指名で、国民民主党が野党の提案を良しとしなくても、国民民主党が玉木党首の名前を書くだろうから、他の野党が玉木首班指名で行けば有り得る話だよね。 それを拒否するなら国民民主党議員たちが高市首班指名する事になる。その場合はバッググラウンド的な問題が出て来るだろうけど、連立するという形になるだろうし。 責任を負わない野党党首の立場で好き勝手言いたいのだろうけど、連立入りするか自身で総理になって責任を持ちつつ政策を実行するか、ある種の踏み絵なのかもしれないな。 政権交代可能な野党、責任政党を真に標榜するなら後者だろうけど。『数合わせには与しない』と言って引き受けそうにないけども。

おっ3日経って、玉木首班指名の話が出て来た！

玉木首班指名を画策するとか、公明党に手を突っ込むとか、野党の政権奪取への本気度を見たい。

まぁ…何にしても、これが今の日本の民位、民度ということか。

ウチの家系は戦前は憲政会～東方会、戦後は自由党系～自由民主党だったんだけど、新進党の時に自民党を離れたわけで、それまでは大多数が自民党だった。 なので、自分の成長過程では過去の自民党に関して調べたりもして、何となく自分なりに日本の成長期を牽引した「古き良き自民党」のイメージも持ち合わせているのだが（リアルタイムで経験はしてないが）その匂いが感じられるのは、今の総裁選では林芳正さんだけなんだよな🤔 まぁ今は自民党員ではないので、高みの見物だけど。

私自身も生まれ育ち、先祖代々生を紡いで来た日本も青森も大好きだが、それを外に向けてわざわざ発信する必要も無く、自分の内側に矜恃として持てば良いと思っている。 もちろんわざわざ声に出して言うのもその人の勝手。しかし、他者に理不尽噛み付いて『お前何人だ？』というあまりにも無礼な仕種は、愛国心とは全く関連が無い。むしろ日本人としての矜恃、美徳とは相容れないのに、と思う。

これで薄皮1枚残っていた堤防が瓦解する可能性が出て来たと思う。千丈の堤も蟻の一穴からという言葉があるが、既に千丈の堤も無い。後は瓦解した場所からのスクラップアンドビルド。そこが全く将来に関して希望の持てない場所であって欲しくはない。

陰謀論て本当に厄介。何せ「隠されている真実」だからと根拠（信者は根拠にならないものを根拠と信じ込む）が必要無く一定数を扇動する。我が国に1割程度（かそれ以上）もそれを信じてしまう国民がいることが非常に残念でならない。

政治の本来の仕事というのは、財政面で言えば歳入と歳出を各所のバランスを見て調整する事にあり、俯瞰的な目を持ってその調整を図る事こそ『責任政党』だと思うのだが、耳目を惹くようなフレーズや、関心事にだけ声が大きい政党が責任政党と呼ばれる倒錯が起きているような気がする。 そんなもの紛うかたなきポピュリズム政党だと思うのだが。翻せばそれだけ国民の負担感が大きい事の証左でもあるけれど、今の負担軽減は将来世代の負担増になるわけで、『今だけ金だけ自分だけ』でいい政策だけ掲げる政党を『責任政党』など呼べない。 本来必要な、課題に実直に向き合い折衝を重ねる事が唯一の道であるはずなのに。

政治の師が日本国憲法の『四原理』と強調していた意味を最近とみに痛感する。 基本的人権の尊重、国民主権、平和主義に加えて『国際協調』。 各国で台頭する偏狭なナショナリズム、『自国ファースト』では、世界にとって乃至社会にとって最適な資源配分は出来ない。

ルッキズムにミソジニーに歴史改竄主義、反科学にレイシズムにデマゴーグ…社会の暗部を煮詰めたような集団て…

近年『ぶっちゃけ○○なんだからこうじゃなきゃおかしい』と物事を単純化して【建前】を無視する人が増えているように思うけど、建前は先人から積み上げられた集積知に拠るもの。法でも何でも趣旨があるはずで、建前論を無視してしまう社会は本当に恐ろしい。『建前』が社会の中でストッパーになる事は往々にして在り、『ぶっちゃけ』に単純化する事は分かりやすくはなるけれど、それは時に一見些末に見えて実は重要なものまで意図的に捨象してしまう事があると思うんだが。

似非愛国者が跋扈して、偽りを述べる者が愛国者と讃えられ真実を述べる者が売国奴と罵られる世の中に舞い戻りませんように。 終戦の日、敗戦の日に平和を強く祈念して。

『釈迦に説法』とはよく言ったもので、SNS上では『法曹家に対して上から目線で珍妙な法解釈の講釈を垂れる』『医師に対して医学に関する自説を開陳する』『歴史学者に所謂「トンデモ」な歴史観で「お前が知らないだけだ」と宣う』という行為が散見される。 本当に恥ずかしい行為だと思うが、当の本人たちはおそらく本気でそう信じ込んで、自分の方が正しいと思い込んでいる。 天動説が地動説に切り替わるような、エポックメイキングな発見に自分だけが気付き、目覚めた高揚感と、『知』に関して持ち続けて来たコンプレックスからのルサンチマンに衝き動かされてそのような愚かな行為に走ってしまうのだろうけど…。

『日本一の最低男』というドラマで、主人公がテレビ局内のパワハラ疑惑等で追われるように退社をして、『一発逆転』という発想で区議会議員を目指そうとするんだけど、その『一発逆転で政治家』という、ある意味のルサンチマン的発想が体現されてしまったのが某党に近いような気がする。 ※実際のドラマでは有権者ウケの良いと考えられる様々な課題にぶち当たり、その度に学んで(学んだかどうかハッキリしない部分もあるが、結果として)最終的には、その課題を概ね当事者の望む方向へ解決しようと努力させられる結果になるのだが。

当時の人々や政府が公然のものであったと認め、文書等にも記録されているうえに、先人たちが研究を重ねて積み上げた定説、いわば先人の集合知・累積知を無かったものとする不遜な態度に腹が立つ。 今のガザの様子を流れ知るだけでも、戦争は人を狂わせ、たとえどんな人間であったとしても残虐な行為に及ぶ可能性があることに思いを巡らせる想像力はないものか。

自分は本来の「保守的」な人間なので（現在の極右的な意味の「保守」ではなく）本音を言えば極右的な野党よりは自民党良識派は支持しやすい。むしろ与党も野党もガラガラポンで、良識派とそれ以外に分裂して、良識派が統合してくれたら強く支持したい。 しかしそれは現実的には、なかなか叶わないだろうからそこが難しいところ。

YoutubeやTikTokが普及するにつれて、文脈を理解するのが苦手が学生が増えているように思う。単発の面白さ、過激なサムネイル、その場は面白かったとしても教訓として何も得られない事が多い（おそらくコンテンツ自体がそれを目的としていない）。 必然的に、「この表現は伏線ではないか？」「この情景は何かの暗示か？」など考える事も少なくなる。考えなくなれば、想像力だって欠如するよな…

現実社会の問題に明確な解答が無いものの方が大多数だけれども、世の中には正答率5%や10%の問題が存在していて、仮に95%、90%の人が同じように間違えたからといってそちらが正解となるわけではないのに、と思う。

石破総理に責任が無いとは言わないが、そもそも与党離れの原因は、裏金等に占める部分が大きい。安倍政権から幾つかの政権を経て、引き継がざるを得なかった負の遺産の大きさがあまりに大きかったということだろう。

小泉純一郎郵政解散の時にも橋下維新躍進の時にも『何だかよく分からないけど、何かやってくれそうな気がする』と言う人（別々の人だが）と話した事がある。具体的に政策の事に踏み込むと『そんなの分からない。でも変えてくれそう』と答えられた。 とはいえ小泉純一郎元首相も橋下弁護士も、ある一定の形式上のラインは守ったうえでのものだったが、今はもう野放図に撒き散らされる虚偽に熱狂する人たちがいる。単なる『ポピュリズム』で語り尽くす事が出来ない、日本社会の病巣だと感じる。

識者のコラムなどの見出しにも『耳障りが良い』って漢字が使われている事があるのがどうも…。 耳障りって耳に障る（否定的な意味で聞き逃せない）って事なわけで。『耳触り』ならまだ意図は分かるけども、本来は『聞こえの良い』が妥当な表現なのではないかな。

岩手の達増知事、あるいは島根の丸山知事に総理になって欲しい…と思う事は多々ある。

『日本ファースト』と『日本人ファースト』は意味が違う。日本の国益を第一に考える姿勢はもちろん必要な事だが、日本『人』が入ると途端に国籍や人種が問題になって来る。それは必然的に排外主義と親和性が増してしまう。その結果、国際社会における日本という国家の相対的な評価も貶めてしまうだろうに。

『お前本当に日本人か？』とか他国籍の人へ罵詈雑言を浴びせる排外主義者。『保守』を自認するような人々がコメントをしているのも不思議。本当に『保守』的な日本人の美徳の観念からすれば、『みっともない』の一言で終わるような所作だと思うのだけど。

代議士というのは、言うまでもなく国民の意見を反映する存在であって、本来様々な層、分野の代表であるべきだと思うのだけど、排外主義を根底に持つ層、他者を貶めて歓心を買う層、論理や倫理よりも感情や本能を優先する層の代表が某党の躍進に繋がっているんだろう。 やはり教育、特にリベラルアーツは本当に重要だと痛感する。

調べてみたら自分は12代父まで藩の創設の藩史に記載されているので（それ以前となると、家としては隣県まで行って調べなきゃならないし、血統としては丹波まで遡らなければ分からない）『日本人である事の確からしさ』はたいていの人よりも高いだろうけど、だから何？という感じ。 自身の家に関しては誇りを持っているが、それは自分の内側で持っていれば良く、殊更外に向けて訴えるものではない。 自分はそこに拠り所を求めた事は一回も無いし、誰と接する時もそれぞれ個として尊重する事を心がけている。千差万別の人間を、一括りにして分類しようなんて不可能。 差別を許す社会になんて、してはならない。

軽々しく核武装を語る人が一定数いるけど、では日本が核を保有するとして核実験はどこで行なうつもりなのだろう？ まぁ国際社会が許さないとは思うが。

某政党支持者が往々にして非論理的に「お前何人？」「お前日本人か？」と繰り返すのを見るたびに確信が強くなっていく。 私の5代父（血筋）が藩の筆頭家老で（それ以前は江戸で召し抱えられた所までしか確認してないが）古文書やら家系図やら藩史やらで確認出来るけど、自身が「日本人であること」を疑われた事も無いし、他者の国籍等に関心を持った事がない。 殊更「お前日本人？」とがなり立てる人たちって自身のルーツに関してどう立証しているんだろう？

小泉政権時に｢B層｣というワードが話題になった事があったけど、今では｢B層｣および｢（便宜的に呼ばれていた）D層｣が拡大化して、一部はナショナリズムと結び付き先鋭化して、新興政党間を行ったり来たりしている感があるな…。

「議会制民主主義」というものを少しでも理解していたら、「野党」が「野党」を批判するという事が如何に意味の無い事であるのか分かると思うのだが…。

人は自分の判断が誤りだった事を認めたがらない。それは謝ったら責任を取らされる事態を回避したいのか、あるいはそれ程社会的制裁が伴わない場合であっても、それを忌避する例も多々見受けられる。 言葉には多かれ少なかれ責任が伴うものだが、誤りを認めない事で責任を回避しようとして、火を見るより明らかな誤謬さえ自身の珍妙な解釈によってアクロバット的な擁護（本人は無意識に無理な擁護だと思ってない場合が多数）に走る例が散見される。 過ちを認める事で学ぶ事も多いはずなのにこれでは帰趨する先が頓珍漢な場所になってしまう。 そういう意味でも最低限の倫理と論理を理解し実行出来る教養って本当に大事だなと思わされるばかり。

昔からなのだけど、個人的には政治に「企業の論理」を持ち込むのはおかしいと思っている。もちろん放漫ではいけないが、民間に任せていたら赤字にしかならないもの（それは民間で効率化が可能なものは民間に任せるべきだが）を引き受けるのも政治の役目だからだ。 日本ではそれが維新であったろうし、その際たるものが今の米国であると実感している。

「盗人にも三分の理」これを少しでも認めてしまうと、三分が増幅されて五分六分になってしまうのを昨年目の当たりにした。「ダメなものはダメ」と断罪しなければ、少しのズレがやがて社会における大きな歪みを産み出してしまう。 t.co/gNVf0oHOF4

『オールドメディアは信じられない』とネットニュースや、N国の流した元兵庫県議の自死に関する虚偽の逮捕情報など警察に否定されるような情報を信じてしまうリテラシーってどうなんだ…。 dot.asahi.com/articles/-/2...

境界知能という言葉は好きではないけれど、自分自身のIQが現状どの程度かというのは単純に興味がある。 人生で病院等公的機関でIQを測ったのは2度しかないな。 1度目は幼稚園の頃、肥満児教室で測定したら小学校高学年～中１程度と言われた記憶がある。 2度目は5年程前、脳血管系疾患で入院した時。右手の動きが遅れて少しタイムロスしてしまったけど、全てクリアしたら作業療法士さんに『このテストはMaxで131しか出ないテストなんですよ』と言われ、129～130くらいと言われた。 親しいMENSAの友人にMENSAを勧められたけど、受けに行くのも一苦労だなぁとは思う。

昔、六ヶ所村の村議会議長が核燃の受け入れに対する住民の不安に対して「次の世代が考えればいい」的な発言をしていた。大規模な国債発行を伴う減税に関しても、後の償還や利息を考えたら、精神はコレと変わらないのではないか。 現実的なレベルに落とし込んで話をする事が責任ある政治であって、今だけ金だけ自分だけを実現するのは責任ある政治とは言えないと思うが。