新政権が発足してから恐ろしいスピードで正当な批判が許されない雰囲気が加速しているように思えて、それは安倍政権時のそれとかなり近いのだけれど、いま読んでいる『まとまらない言葉を生きる』で、安倍長期政権が「安定」していたとは言い難い理由として「言葉への信頼を壊したからだ」と述べられており、まさにそうだなと思った。

クローズドでフルタイム、やっぱり厳しいなという感じの毎日だけど、本当に無理になったら就労移行も選択肢にあるし、と心の片隅に置いてなんとか気持ちが落ち着いてきた。「これに失敗したら何もかも終わりだ」と考えているときは一回考えるのを休んだほうがいいと分かっているんだけれど、いつも同じ思考を辿ってしまう

Mei Semonesさんの新曲が二曲配信されて、毎日聴いている。わたしはKurayamiがすごく好きなんだけど、Meiさんに関することでいつもメッセージをくれる台湾の友人が、「いつもMeiの曲はメロディが複雑だけど、Get used to itは簡単で優しいからもっと好き」と言っていてたしかにそうだな〜と思った💐 open.spotify.com/album/3mOFUx...

寺田静氏が高市氏に投票した理由を書いた文章を読んだ。ジェンダー平等のための最初のステップとして女性首相を望む気持ち、言いたいことは分からなくないけれど、高市氏の今までの発言や行動を見ていれば、これから誰の権利を収奪していこうとしているのかは想像に難くないはず。とりあえず女性首相の行く末を見てみようよ、という態度はやはり特権的な立場だからこそ言えることでは...と思う

小野田氏が入閣とかもう本当に信じられない

久しぶりに働き始めたら分かりやすく体調を崩した。でも精神的には落ち着いてきたので、ガザのことや政治のニュースを見れるようになった。自分のことで手一杯になると社会で起こっていることや他人のことに全然目を向けられなくなって、そんな自分が悲しいと思ってしまう悪循環。今日はTame Impalaの新譜を聴いた。やっぱりDracula、すごく好き。Currentsを初めて通しで聴いた時の感動を思い出した。サマソニでライブを観た時のあの高揚感、肩車している人たちの光景も忘れられない。 youtu.be/_9bw_VtMUGA?...

秋になると必ずRadio Deptを聴く open.spotify.com/track/1Bdova...

自民党執行部の人事、さすがに酷すぎる。ここまでやるのか〜という感じだ...斉藤代表の懸念は相当のようなので、どうかブレーキとして機能してほしい

本当に寝込む

先週から今週にかけてかかりつけの病院を駆け回って様々な検査をした。十年ぶりにカウンセリングも受けた。前回の診察で主治医からの強い勧めがあったためだったけれど、結果的には受けてとてもよかった。カウンセラーの方がこちらの言いたいことを汲み取ってくれるのと、間合いがとても居心地よく、自分が不安に思っていることや現状の認識について時間も忘れて話していた。ただ、どれだけ不安要素を取り除こうとしても安心した心地になることはできず、常に強迫観念に取り憑かれている。そんなタイミングでこの本を読み、弱さと不安を抱えたまま進む道もあるのかもしれないと少し安堵できた。

三宅唱さんとJAXA宇宙科学研究所の吉川真准教授の対談...！『夜明けのすべて』がどこまでも広がっていく物語であることがとても好きなので、作品を通して素晴らしい対話が生まれていることがとても嬉しい。「人の思考や感覚をどれだけ広げられるかという点で、映画とプラネタリウムは共通している。それに気づけたことは、大きな意味がありました。」 fanfun.jaxa.jp/jaxas/no101/...

外務省によると、現職の日本の首相が李さんの墓地を訪れるのは初めて。 石破首相、韓国人留学生の墓参り　新大久保駅で転落者助けようと犠牲 | 毎日新聞 mainichi.jp/articles/202...

落ち込むので総裁選のニュース見たくないと思いながらも結局毎日追っている。石破内閣の閣僚だから当たり前かもしれないけれど、岩屋外務大臣が林氏を支持する理由の一つとして「排外主義と一線を画し、対話と協調の外交を進める姿勢」を挙げており、良心が残っていることに安堵した。林氏は靖国のA級戦犯の分祀にも言及しており、この問題に度々言及している石破さんとも重なる部分が。

オスロ三部作『DREAMS』、とてもよかった。女性同士の会話と交流によって物語が展開していく。娘の話であり、母の話であり、祖母の話であるところが素晴らしい。母と祖母が森の中でとある作品をめぐって軽く口論になる部分も、祖母は自分たちの世代がフェミニズムの文脈で獲得してきたものを受け継いでいってほしいという気持ちがあるのだと感じられてすごくよい場面だった。そんな二人が娘のことを想って真正面から向き合ってくれる様子が心強い。ヨハンネが通り過ぎるすべてを受け止めて、記録していこうとする様子がよかった。ブロックごとに街の景色が変わっていくオスロの夜も美しかったし、感情の機微を映し出すような音楽も見事。

最近聴いてよかったポッドキャストのエピソード 🌲「私より先に丁寧に暮らすな」#167、ひらりささんと桃山商事の清田さんがゲストの回。男性同士だと相手に問いかける形での深い会話ができないことなど、深掘りされているポイントが面白かった。 🌲「もっと違和感！」の「アラサーでシングル、安定より冒険？」の回。恋愛になると規範に囚われてトキシックな関係になってしまうこと。三人の会話がすごくよい。 🌲「クィアにしんにょう」No.104「嫉妬の眺めかた」。燈里さんがゲストの回。嫉妬しても大丈夫ですよ、と燈里さんが肯定していて何だか安堵した。No.103の台湾の話も勉強になることばかりで聴けてよかった。

mei eharaさんの新譜、最初から最後まで本当に素晴らしい。“All About Mcguffin”というタイトルともリンクするようなジャケットのイラストがとても好き。お気に入りは「風景が」で、ボーカルの後ろでずっと不穏な和音が鳴っているのに不思議と聴き心地がよくて。アメリカのライブでは、ギターの音がかき消されるくらい盛り上がるそうだけど、それも分かる。 open.spotify.com/track/28pG2Q...

石破さんの演説、素晴らしかった。総裁選で排外主義を煽る候補者がいるからなおのこと、この言葉が重くのしかかる。「全体主義や無責任なポピュリズムを排し、偏狭なナショナリズムには陥らない。差別や排外主義を許さない。このように健全で強靱な民主主義こそが、自由で開かれた国際秩序の維持、強化、国際の平和と安全に大きく資するものと私は信じるものであります。」 www.kantei.go.jp/jp/103/state...

『台湾のジェンダー文化を知るためのブックガイド』を求めて紀伊國屋へ。台湾に行ってから、もっと主体的に学ばなければという思いに駆られ、その案内となってくれるような冊子でとてもありがたい。約50ページもあり、本の紹介もさることながら、同性婚、教育、政治参加、アートといったテーマで専門家の寄稿も充実している。

今週土曜にヴェーラで上映される三宅唱『Playback』観に行きたい

スターマー政権の国内での支持率低下もあって、パレスチナ国家承認は難しいのではないかと思っていたけれど、ひとまずよかった。イスラエルが条件を満たさなければ国家承認すると7月に言っていたけれど、それが実行された形に。労働党内からの強いプレッシャーもあったようだけれど、コービンの新党の影響もあるのだろうか。

UK recognises Palestine as an independent state

宮地尚子『傷を愛せるか』読み終えた。くつろげる本だった。それはp114「弱さを抱えたままの強さ」で触れられる「ヴァルネラビリティ」への肯定が、全体を通して感じられるからかもしれない。医療という脆弱さを受け入れながらそれと闘い続ける場所に身を置く著者ならではの著作だと思う。

毎日行列の阜杭豆漿も遅い時間だったからか待ち時間なく入れて本当にラッキーだった。東門の手天品で烏龍パイナップルケーキを購入し、雲彩軒でかわいい雑貨も手に入れられてうれしい。中山に戻ってきて駅を歩いていたら、一回りくらい上の男性が「そのニューバランスいいですね」とわたしの靴を褒めてくれて、話を聞いてみると阪神の大ファンとのことでスマホにも阪神のステッカーが。眼鏡屋に用事があるとのことで、ついでに中山でとてもおいしいという餃子屋の前まで案内してもらった。「日本語の練習相手になってくれてありがとう、じゃ、楽しんでね〜」と風のように去っていってとてもよい人だった。

今日は必ず行こうと思っていた台北二二八記念館へ。元々は台湾放送局だった場所が記念館になっており、最近リニューアルしたばかり。実際に当時の音楽を聴ける部屋があったりと、元放送局ならではの展示になっている。日本の植民地支配の過程においても放送は大きな役割を果たし、玉音放送の際はこの建物の前に人々が集まったという。50年間の日本の植民地支配の中で、国民の日本語識字率は70%超に。戦後、その日本語訛りは本土から来た人々に軽蔑的に扱われたという。

今日はローカルなお店で朝ごはんを食べて、その後は中山エリア中心で歩き回っていた。カフェも併設されている「浮光書店」の本のラインナップがとても良くて、東アジアの民主化運動の本なども揃えていた。日本政治の本も充実。迪化街の「郭怡美書店」も伝統家屋をリノベーションした素敵な場所だった。ホウ・シャオシェンがプロデュースしたミニシアター「台北之家」は建物も素晴らしくて、ショップには濱口竜介作品のブルーレイが並んでいた。劇場入り口にはオープン前から年齢層若めのお客さんが待機していて、なんだか嬉しい気持ちに。

4日前に取ったキャセイの格安チケットで11年ぶりに台北へ（海外も7年半ぶり）。機内でハーゲンダッツも食べられるし、映画も充実していてありがたすぎるフライト....ずっと観たかった『ドマーニ！』を観た。ネタバレなしで観るべきというのも頷ける、思わずぐっと感情が込み上げてくるようなラストだった。悠遊カードに朝ごはんのイラストがあって可愛かったので早速コンビニで購入。

今週のハイアー、あまりにも自分に関連したトピックだったので、いつも以上に夢中で聴いてしまった。わたしも数年前は周りの長年の友人がいわゆる“ポッと出”の存在に奪われていく気がして、ものすごく複雑な気持ちを抱えていたのだけれど、いつかまた交わることがあるかもしれないと鷹揚に構えられるようになってから少し楽になった気がする。自分の世界を広げることに注力したのもよかったのかも。距離が離れてしまっても、また出会い直せる可能性があるというミヤさんの考えも素敵だな〜と思うし、自分自身がポッと出の存在であり続けたいハルさんの考えも面白い。 open.spotify.com/episode/4tNv...

Big Thiefの新譜、最近作業している時はずっと流していて、聴けば聴くほど身体に馴染んでいく気がする。なぜか日本語訳付きの動画も出してくれていて、B旧映画のようなスピリチュアルな映像も夢に出てきそうでよい。 youtu.be/zDs3dyx5Dbk?...

手続き系のタスクが上手くできないかもしれない、もしくは円滑に進めるにはイレギュラーな対応が必要になるかもしれないと分かった時に自分がパニックに陥りやすいことにあらためて気付いた。落ち着いて一つ一つ解決していけば大丈夫だよ、と言い聞かせたいが、自分のこだわりみたいなものがいつもそれを邪魔している。こういうところを一つ一つほどいていけたらいいなと思うし、そうするために助けも借りたい

アーティゾン美術館で「彼女たちのアボリジナルアート」展を観た。点描画、ガラス、アニメーションなど幅広い作品が展示され、先住民であり女性であるアボリジナル作家たちがいかにして脱植民地化をアートで実践しているのかが分かり、素晴らしかった。特によかったのはジュディ・ワトソンの展示室。選挙権の有無を示した文書の上に、血のような赤いインクで染みが描かれている。クイーンズランド州では1965年になるまで完全な選挙権が与えられることはなかったとのこと。「記憶の深淵」という藍色に手染めされた作品では地図が引用され、人為的に引かれた境界線が描かれている。

Wolf Aliceの新しいMV、元々大好きな曲なのに、ルーシー・ボイントンとエリーの共演を見られるなんて最高すぎる youtu.be/IvSimkFF8e0?...

Blood Orangeの新譜、本当によい。少し切なくて、自分の記憶の断片が走馬灯のように流れていくような感覚になる。 open.spotify.com/track/1XMBjG...

初めて青山ブックセンターに行ったのだけれど、どの棚を見ていてもほしい本が見つかるという夢のような場所だった....自分の関心が繋がっていくような感覚。二時間かけてゆっくり店内をくまなく見てまわった。選書フェアもとてもよくて、まったく知らなかった本をたくさん知れて嬉しい。またすぐに行きたい。

追加公演が決まったMei Semonesさん、インスタグラムの投稿で「今回は是非当たりますように❣️」ってファンの気持ちまで慮ってくれるの優しすぎる。

戦争が続いているということを頭では理解していたつもりだったけれど、重症の兵士が担ぎ込まれてくる野戦病院の映像を見て、これが戦争なのだとあらためて突き付けられた。 youtu.be/VWAtuoxfvnY?...

今日の日記です sizu.me/kananika/pos...

『アイム・スティル・ヒア』、とてもよかった。このあいだ見た、報道特集の治安維持法の回を思い出していた。わたしたちの人権は何の前触れもなく蹂躙されることがあること。本作を観て、人々の記憶から抜け落ちてしまいそうな惨禍を映画で語り継ぐことができるのだと真正面から突きつけられたような気持ちになり、心底感動した。

Spotify、色々なアーティストが撤退し始めているし、アトロク2もいきなり消えてしまうトラブルが起こっているし、そろそろ潮時なのかなと思うのだけど、やはりUIが好きでずっと使ってきたのでいきなりやめることもできず...

森田想さんのVlog、おいしいものをたくさん食べてくれるので見ていてとても楽しい。 youtu.be/5QxhVqJgyoU?...

ずっと読むタイミングをうかがっていた『A子さんの恋人』、読み始めた。心の機微を描写するのが上手すぎる。1巻ですでにどのキャラクターも好きになってしまうくらい。A太郎が「この人僕のこと疑ってるなと思うとホッとするんだよ　えいこちゃんは信用できるんだよね〜」と言うセリフが刺さった。

先日、東京都写真美術館で観たルイジ・ギッリ、すごくよかった。自分が観たことのある景色のようにも思えるし、まったく知らない記憶を垣間見たような気もする、まさにそのあわいといった感じだった。個人的にはパートナーのパオラ・ボルゴンゾーニを撮ったポラロイド写真もすごく好きだった。

「反省の上に教訓がある」と石破さんが言ってくれてよかった

久しぶりに行った蟹ブックス、相変わらず最高の書店だった。今やっているフェアもとてもよいし、欲しい本しか見つからない。『GOAT meets』を読んで気になっていた金原ひとみさんのエッセイがちょうど置いてあったのでステッカーと一緒に購入。

カリテ、ほぼ自分の職場のようなものであり、ひとりで、あるいは大切な人たちとたくさんの映画を観た場所。去年だと『コット、はじまりの夏』という素晴らしい映画に出会えた。『聖なる鹿殺し』、『ブリグズビー・ベア』、『RBG』もカリテで観た大好きな映画。

今日、韓国の生徒さんと『GOAT meets』で朝吹真理子さん、金原ひとみさんが西大門刑務所に行っていたという話題から、わたしたちは「混乱」することが大切なのではないかという話をした。昔、日本から来た学生が西大門刑務所に行ってひどくショックを受けて混乱する様子を見たという話を生徒さんがしてくれて、歴史のことを考えて前に進んでいくには時に混乱することも必要なのではないかと。

『GOAT meets』、予想以上の分厚さで書店でびっくりしたけれど買ってよかった...。チョン・セランさんと山中瑶子さんの文章だけ読んだけれど、素晴らしかった。詩や短歌が挟まれている構成もとても素敵。

東京国立近代美術館「記録をひらく　記憶をつむぐ」展。藤田嗣治が戦争に加担した画家として戦後特に批判されたのはなぜだろうかと思っていたのだけれど、その背景の一部が掴めた気がした。藤田が描く絵は凄惨さを捉えているとも感じられ、反戦の絵としても解釈することはできるが、彼が残した文書などを見ると、その立場や熱量は他の画家と比較しても突出しているように思った。だからこそ日本を出るしかなかったのだろうが....。ただ、藤田の絵を実際に観た人たちはどれだけ心動かされただろうかと思わずにはいられなかったのもまた事実。緻密で圧倒的な画力だった。

大好きなharuさんと大好きな柴田聡子さんの会話、本当によかった。子どもを持つこと、結婚について、髪の長さ、女性として扱われること、などについても柴田さんが話してくださって心強かった。しなやかでのびのびとした様子を見ると、歳を取ることも恐れなくていいのかもと思える。 open.spotify.com/episode/19pd...