このあいだ買った切手。国際文通週間のはいつもすてきでありがたい。伝統的建造物群保存地区制度創設50周年記念のは封書用だけど、ポスクロによさそうで買ってみた。

戦後80年「所感」は公式に出た全文を読んでみたが、実際のスピーチ内容はその読み上げにとどまらず、その後の質疑もたっぷりあったとのこと。そのうち動画もみられるといいのだけど。 石破首相の80年談話「戦争を二度と起こさないために」スピーチと記者の質疑応答の書き起こしまとめ（戦後80年所感）｜藤井セイラ note.com/cobta/n/ndc0...

そういえば、このあいだベラルーシから届いたポスクロの絵葉書にはいちごの香り付きの切手が貼られていたっけ。

ラジオの語学講座を聞いていたら台風の特別警報の放送で中断されてしまった。テレビの方は総合で台風情報やっててもEテレやBSは普通の番組やってるのに、なんでラジオは第2まで？　FMはどうだったのかな。

「栄養と料理」が来春で終刊と聞いた。思えば一人暮らしをはじめた学生時代に大学図書館の雑誌架でであって読み始め、料理と健康についてあれこれ学んだのは大きな財産だった。一時期は気になる号を買っていてバックナンバーが今もある。読者の高齢化や家庭の少人数化に対応していろいろ工夫して刊行が続いていると思っていたけれど⋯

新聞の「人生の贈りもの」シリーズ、今日から３週間は津野海太郎さんだ。

滅私（＝ワークライフバランスという言葉を捨て）で馬車馬のように働きまくると聞くと、なんだか越中守のことが思い出されて･･･

御意。 そもそも主人公の蔦重が、大衆ウケを重視しつつも自分なりの筋を通す人、なりふり構わず視聴率とりにいくタイプじゃないのだから仕方ない気もするが、文芸大河沼にハマっている人は大いにハマって楽しんでいると製作陣には伝わってほしいところ。

"また、機織り、時計の修理、鍛冶屋、提灯屋さんなどは、表の通りから、その仕事場のようすが見えました。わたしはそんな仕事場を見るのがとても好きでした。" 安野光雅「あいうえおみせ」福音館書店 職人にしろ野良仕事にしろ、子どもから見えるところで大人が働いていたから、それが自然と目に入って職業教育になっていた。今は子どもが隔離されすぎ。

少女漫画・インフィニティ —萩尾望都×山岸凉子×大和和紀 三人展— 国立新美術館にて2026年秋⋯１年後！ flowers.shogakukan.co.jp/17684/

規定の話ではあったけど、いよいよか。 来春の編成計画見てみるまではなんともいえないけど、語学番組も音楽番組も再放送を減らしてなんとかつめこむのかしら？ NHK、「ラジオ第2」廃止を総務省に申請　AM放送を一本化 www.nikkei.com/article/DGXZ...

今日は佐倉市立美術館に遠征してこうの史代展見てきた。金沢も福知山も無理だったので、関東に来てくれて本当にありがたかったし、またゆっくり訪れたい街と美術館だった。

“三文小説の中だけだよね、ひとがいつも正しいことだけ考えて、正しいことだけ言って、どんな結果にも必ずきちんと原因があって、いい感じの人間と嫌な感じの人間がいて、善人と悪人がいて、最後はなんにしてもハッピーエンドになるのって⋯⋯。” エレナ・フェッランテ『失われた女の子（ナポリの物語４）』早川書房

ヨーグルトの故郷から日本に来て、その多様な受容や発展の実態におどろく研究者の目を通して、私自身（再）発見できることもたくさんあって、いつもながらおもしろい番組だな。 最深日本研究　～外国人博士の目～　ヨーグルトを知りたい plus.nhk.jp/watch/st/g1_...

店頭でのフェアに先立って、ちくま文庫40周年の冊子と特典ステッカー（安野光雅の太陽と月♪）をいただいた。ちくま文庫は守備範囲も広く愛蔵書も多すぎてとっておきを選ぶのすごく難しかったけど、この冊子はまた新たな芋蔓満載でどうしよう。

ネットで見つけたちょっと遠くの本と雑貨とギャラリーのお店からかわいいねこの絵葉書をたくさん取り寄せた。主にポストクロッシング用だけど、猫好きの娘にも何通か送ってあげたいな。いつかお店にも行けるといいな･･･

今日おむかえした新刊3冊+ハヤカワ文庫のフェア冊子。 新学期まで十日というこのタイミングで3冊も同時に出るとは･･･どれから読もう。

勝っても負けても「楽しかったね、またやろう！」と言えること、勝ち負けにとどまらない挑戦、勝ち負けも（ついでに年齢や男女も）超え真剣に向き合う時間、全力尽くしたあと健闘を讃えあうすがすがしさ、勝っても負けてもそこで終わりじゃない、そういう体験から得たさまざまなものを燃料にして人生は続いていく、ということを描き続けていたのが、今季の続編ドラマ「ちはやふる−めぐり−」を含む「ちはやふる」シリーズだと思う。

"社会は勝負に満ちていて、それが人々の紐帯を作ると同時に、一人を傷つけもする。勝利には栄養もあるが、毒もある。だとするなら、私たちはいかにして勝利と付き合っていけばいいのか。おそらく問題は敗北の扱いなのだと思う。（中略）「その後」がある。この感覚こそが、あらゆる勝負を解毒し、健全にするための装置であるはずだ。そして、高校野球が教育の一環であることの基盤だったはずだ。それはあくまで人生の一コマなのだ。" ＜社会季評＞高校野球、熱風に潜む暴力　勝負を解毒、「その後」があるさ（東畑開人）｜朝日新聞2025.9.18 digital.asahi.com/articles/AST...

"坂本さんによると、グロック依存は年々低年齢化が進んでいるという。 「子ども社会は大人社会の縮図。自分で考えるのが面倒で『＠ｇｒｏｋ』に丸投げする怠惰な大人を、子どもがまねるのは当然の行動と言える。考える過程を放棄した子どもは、言葉も主体性も失っていく。グロック依存の大人には猛省を促したい、とグロックが言っている」と厳しく指摘した。" 坂本義太夫氏まで⋯という一点であやうく現実にはならないはず、ということ？ 答案に「＠ｇｒｏｋ」　子どもに広がるグロック依存 kyoko-np.net/2025091801.h...

東京美術学校の同期として60年にわたって付かず離れず切磋琢磨してきた二人の彫刻家が老境を迎えての日々。1995年の作品。 舟越保武はその後7年生き、佐藤忠良は2011年まで生きた。 「残り時間を気にするような考え方を　頭ん中から　取り去らなきゃいけない。そういうふうな自分をならす。そういう生き方として、生きてるつもりだ、自分では」（舟越保武） 「お互いにいずれは死ぬんだから、最後まで、のたうち回れ」（佐藤忠良） 時をかけるテレビ：老友へ～８３歳　彫刻家ふたり～ plus.nhk.jp/watch/st/g1_...

ラジオ第２の「中学生の基礎英語２」聞いてる。ものやできごとの性質ならexciting, amazing, surprising、自分の心の状態ならexcited, amazed, surprised... 英語の勉強といっても、最終的には分類や分析と日本語による理解力なのよね。

“読むたびに新しく何かを発見する本もある。一冊の本を読み終えることなど可能なのかと疑問に思う。「どんな本だったか説明してくださいと尋ねられて、一度目を通したくらいだと、言葉に詰まってしまうことはよくあるわけです。その状態で読み終えたと言えるのか。買って積んであるだけの状態と大差ないと私は思います。本は永久に読み終わらないものだから、読了を目的にしなくていい。管啓次郎さんも書いていますね。『本は読めないものだから心配するな』」（山本貴光）” 石井千湖『積ん読の本』主婦と生活社 本も読み終わらないし、音楽も永遠に聴き終わらないものだなと、今日かなフィルの演奏会を聴きながら改めて実感した。

先週と今週手に入れた切手。秋のグリーティングもぽすくまちゃんシリーズもとってもかわいい。 ひるは読書に勤しみ、夜は月明かりのもとで音楽会、春夏秋冬かくありたいもの。そしてたまには日常を離れたひとり旅も。

“「私は犯罪者に比べて少しも立派な人間じゃない」と父は言った。「今私はパンを買いにプライスチョッパーに行こうとしているが（中略）私にはパンを買うお金があるから、良い人間でいられる。だが私は良い人間なんかじゃない⋯」。そこで父は沈黙し、適切な言葉を探した。「善人でいられる贅沢を手にしているだけだ」。 （中略）善良さは人格という生まれつきの資質というより、生活に不自由のない人はたやすく手にできるが、そうでない人にとってはずっと高い対価を払って買わなければならない贅沢品なのだ。” ジョナサン・ゴッドシャル、月谷真紀訳『ストーリーが世界を滅ぼす 物語があなたの脳を操作する』東洋経済新報社

“表向きは自動化されたプロセスやAIアプリケーションの背後で、人間の労働者がソフトウェアを訓練していたり、その作業を評価したり、困難な状況で手助けしたりする例、あるいは人間の労働力だけで実現しているのにアルゴリズムによるアプリケーションとして偽装されたりしている例は、様々な分野で数多く見られる。機械学習アルゴリズムや高度なロボットの能力を示す驚くべき例がある一方で、アルゴリズムが単純な命令を誤解してしまうというおかしな例や、ロボット工学において厳しい挫折が起きた例もある。” モーリッツ・アルテンリート、小林啓倫訳『AI・機械の手足となる労働者 デジタル資本主義がもたらす社会の歪み』白揚社

「私が本を読んでいるときは、自分が頭の中に寝かせている問題と、目から入ってきた文字が組み合わさって、それまで考えたことがない問題が浮上します。読めば読むほど、気になること、わからないことが増えていく。わからないことが出てくると、それが何か調べるためにまた本を買ってしまう。無限ループが生じるんです」（山本貴光） 石井千湖『積ん読の本』主婦と生活社

「『こんまりメソッド』ってあるじゃないですか。ときめきを感じるかどうかで家に残すモノを判断するという。どの本もときめくから買っていて、時間が経ってもときめきが消えるわけじゃないので、捨てられないんですよね」（柴崎友香） 「タクシー券をいただけるときがあっても、車の中だと本が読めないので、辞退して電車で帰ります。仕事で読まないといけない本を読んだら、気分転換に自分が読みたい本を読む。旅行に行くときは、一泊二日でもカバンに三、四冊本を入れておきます」（池澤春菜） 石井千湖『積ん読の本』主婦と生活社

”名前のない男は一体、何者だったのだろう。“ ほんとうに、芝居であそこまで人を煽動できるものなのか。真に迫った憎悪はどこからどうふくらませていたのか。丈右衛門だった男や大崎はいったいどういう義で志なき治済に仕えていたのか、それを知る日は劇中では来ないのだろうか。

_φ(･_･ 出久根 育『もりのあさ』絵本原画展＠教文館ナルニア国 会期：2025.9.5（金）～ 10. 26（日）10時～19時／入場無料 9月後半から京橋で北斎の展覧会始まるから、新学期はじまる前にはしごできるといいな。

NHK＋でやっと「#昭和元禄落語心中」の再放送第1回をみられた。こここそ居場所と定めて落語界に飛び込み居着こうとする元ヤクザ与太郎、亡き助六を彷彿とさせる与太郎にひかれてく八代目、親父ではなく八代目に憧れ、弟子入りできた与太郎に嫉妬する生まれながらの落語家萬月。芸と心中するほかないほどの思い入れ、自分の芸とは⋯？　これも「国宝」なのよね。 plus.nhk.jp/watch/st/g1_...

“人間を社会化された動物とみなす見方は、学問の上では成果を生みました。が、その一方で、人間の内部で起こっていることに同等の注意を払わなければ、この考え方は、精神的にはわたしたちを袋小路に向かわせるでしょう。いえ、わたしは、さらに一歩つきすすんでこう申し上げたいのです。もし人間が、そのための時間をとり、孤独の中に身を置いて、自分の内側で何かが起こることをゆるさなければ、人間は、必ずや精神的に行きづまってしまうだろう、と。” エリーズ・ボールディング、松岡享子（訳）『子どもが孤独(ひとり)でいる時間(とき)』こぐま社

「死んだ親のことはわすれても、早うに死んだ子のことは、わすれるもんじゃありません」（大下靖子の母） 大野允子 『夏服の少女たち 広島・昭和20年8月6日 (ポプラ・ノンフィクション 40)』ポプラ社 “"運がよい子だ"といわれても素直に喜べないのだ。（中略）この思いを、原爆の生き残りは「すまない」ということばで表現する。自分が原爆を落としたわけでもないのに、なぜこんな思いを⋯と割り切れぬ憤懣を抱きながら、やはり「すまない」という。すまなさ、あまりの辛さはむしろ原爆に対して寡黙にさせる。” 関千枝子『広島第二県女二年西組 原爆で死んだ級友たち (ちくま文庫)』筑摩書房

三浦庄司、ほんとに気になるけど、本人は田沼家一筋の忠義者で、ただ 脇が甘い／口が軽いせいで知らぬうちに敵方にうまく利用されている可能性もありそうと思ってたんだけれど、今回の「田沼の評判をひっくり返す黄表紙を」て気安く頼んだり、結果的に田沼を追い詰めることになりそうな讀賣の件とかはたしかにどうなんですかね、と思わされた。それにしても、ここまで白黒わからないってたいしたものだな、脚本も役者も。 今日はひとりゆっくり再放送をみられそうなので、もう一度考えながらたのしもう。

”貧困に追い詰められた人々が求めるのは、正しい情報や筋の通った論理ではありません。求めるのは、自分たちの怒りと不満といった感情の捌け口です。” 今も昔も⋯ 大河「べらぼう」第32回「新之助の義」 蔦重と新之助の友情の行方を左右する治済の虚無（青江） note.com/tender_bee49...

やっと先週末の「#べらぼう」第32回をみて、あちこちのレビューを読んでるところ。これは、太田南畝の当時の心境や劇中で慌ててた新刊がけっきょくどうなったか、また治済のお能好きなどについて興味深く読んだ。 【大河ドラマ べらぼう】第32回「新之助の義」回想｜美術展ナビ artexhibition.jp/topics/news/...

今日ベルギーから届いたポストクロッシングのカード、日本発の名言として「Poesie bewegt Himmel und Erde. （詩は天地を動かす）」と書かれていた。古今和歌集仮名序かしら。

”「臨床医から届けられたばかりの依頼書を読んで、まだ封入剤も乾いていないくらいのプレパラートをはじめて顕微鏡のステージに乗せる」ことほど勉強になることはないと感じる。初見のガラスと何度も見たデジタルスライド、どちらも情報量はさほど変わらないはずなのに、「未知」に切り込んでいくときの緊張感とともにもたらされる情報は、「既知」の再確認と比べて何倍も光り輝いて見える。” これはたぶん他の仕事でもあると思った。

“「中も外も合わさって成り立つのが能力なのだから、『できるかできないか』は簡単にはわからないのだ」という考え方は、心理士だけではなく、誰もが持っておいたほうが良いのではないかと思います。この考え方を持てないせいで、「どうせ自分は〇〇ができないし･･･」と早々に見切りをつけてしまうのは、もったいないと思うのです。” この逆に、自分の能力は自分だけの手柄と思い込んでしまうのも危ういしね。 心身の健康、人間関係、環境や時代･･･いろいろな変数がちょっと違えば、という想像力は大切。 高岡佑壮「知能検査を受けるのは、心の準備ができてから（知能検査を受ける前に　第２回）」『UP』2025年7月号

“私がこのような見方を「よい」と思うのは、こう見なしておいたほうが、「自分は〇〇ができない人だ」という安易な決めつけを防ぎやすくなるからです。「能力は人間の中だけにあるわけではない」と見なしておくと、仕事や勉強などでうまくいかないとき、「自分の外（環境）をどう変えていけば、うまくいくだろう？」という観点を持ちやすくなります。（中略）「環境次第でうまくやれるかも」と少し粘って考えやすくなります。” 高岡佑壮「知能検査を受けるのは、心の準備ができてから（知能検査を受ける前に　第２回）」『UP』2025年7月号

“私は、「能力とは各自の持ち物だ」という見なし方を、しすぎないほうがよいのではないかと考えています。さらに言うと、「能力とは、人間の中にあるものと外にあるものが複雑に絡み合うことで、結果的に発生するものだ」と見なしたほうがよいのではないかと常々考えています。” 高岡佑壮「知能検査を受けるのは、心の準備ができてから（知能検査を受ける前に　第２回）」『UP』2025年7月号

「ちょっとした揺らぎとか、どうでもいいようないい加減さまで許せないってなっていくと、むき続けてなくなっちゃったラッキョウみたいな人生になってしまわないかと思って。わからないものをわからないままにしておくのって、結構大事かなと思っています」 日本人初のダガー賞　作家・王谷晶さんがレズビアンとして抱える不安　若者に伝えたい“すき間あるよ” news.ntv.co.jp/category/cul...

週末の一挙再放送のお陰で、NHK＋は今週はドラマ10「大奥（シーズン１）」見放題で、来週は「昭和元禄落語心中」見放題という状況だけど、いま図書館の本もマックス抱えてるし、積読の山もあるしで、もちろん録画はしてるけど見る暇がない⋯

「音楽は人間を駆り立てるための道具であって、利用のされ方によっては当然恐ろしいことになる」 片山杜秀のテレビ版「音楽の迷宮」、録画しておけばよかった⋯ 山田耕筰、齋藤秀雄、江文也といった作曲家たちの残した楽譜からよみがえった音楽、黒柳守綱の娘としての黒柳徹子の証言など、貴重。 音楽はかつて“軍需品”だった～幻の楽譜に描かれた戦争～ plus.nhk.jp/watch/st/e1_...

「定信公が老中首座からお退きになった。これで世の中は万々歳、そうお考えの向きもありますが、あたしは今ひとつそうした考えには乗れませんね。定信公のお仲間が舵取りをなさる今の方が、よほどやりづらい世の中になっています。なんでだと思います？」「一等前を走る人間は自分の手綱を緩めることが出来るんです。でも、誰かに追随する人間は、やることが極端になる。なぜなら、手綱を自分ではなく、他の人に委ねているからです」 （蔦屋重三郎の台詞） 谷津矢車『憧れ写楽』文藝春秋 「べらぼう」のお陰で人物関係頭に入っててすいすい読めるし、版元と絵師、役者たちの暮らしぶりや心にせまるおもしろい謎解きだった。

"創作者の生みの苦しみを本当の意味で理解し、寄り添えるのは同じ創作者なのだと繰り返し描かれるこのドラマ。作品を享受する側としては少し寂しいと思っていたが、江戸城側に仲間が現れた。しかもそれが、寛政の改革を実行する松平定信だとは。 これからどんな展開があるのだろうと胸が踊る。" 春町や京伝のときは蔦重のみてないところで首尾よく行われた救済が、今回の歌麿の場合は蔦重の目の前で行われたという指摘はなるほどと思った。手痛い失敗に「濡れ手で粟」もせいいっぱいの強がりと母や妻は察してるだろう。 松平定信が黄表紙（文学）オタクだというのは楽しみもありつつ、史実を思えばおそろしくもあり⋯

「反省」という言葉をめぐって、いろいろなすれ違いが起こっている気がする。反省＝自分が悪いことをしたと悔いるというごく狭い意味での使い方での言った言わないと考えている人と、過去を振り返ってよく考えることという意味で先に進むうえで当然あるべきものと考える人とがいて、話がかみあっていない。

きのうの夜中たまたまみておかしくてよかった。第一声きいてすぐ松坂慶子ってわかったけど扮装がハマりすぎ。 大河ドラマでわかる日本史『タイガーさん』 www.nhk.jp/p/ts/W4WL79X...

メタフィクションの原作を劇中劇（蔦重の脳内配役オールスター）で再現するというあざやかな手並みにはほんとうに感心した。小器用な両刀遣い政演から一皮むけた戯作者京伝先生爆誕は胸がアツい。 べらぼうコラム #29　難産の末、大ヒット作『江戸生艶気樺焼』誕生！　作者京伝が仕込んだ粋な“遊び”とは？（小林ふみ子）｜ステラnet www.steranet.jp/articles/87355