ホン・サンス『川沿いのホテル』
ホテルのガラス越しに見える風景や人、モノクロの雪の中のミム・ミニの佇まいの美しさ。
二組のエピソードが交互に語られるなかでのほんの少しの交錯、その背後にある別離、愛情、憎しみなど劇的で濃密な感情が次第に顕れてくる。エンディングをふくめての物語の強さ。
『私たちの一日』
二組の、それこそホンサンスではお馴染みの食事の風景が、交差することなく並行して描かれる。事件といえば猫の失踪くらいで、何が始まるでもなく何か結論が出るわけでもない人生の一日の出来事。それを伴走するよう見て浸る、その心地よさ。
『川沿いのホテル」と一緒に見ることでその対比がさらにくっきりと。
about 1 month ago