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誕生日の吸血鬼婦妻
「あっ……今日は、私の誕生日、だね」
「ええ。だから、特別なものを用意したの」
女王は血のチョコレートをひと粒、まふゆの唇の前に差し出す。
「カプっ」
けれど、すぐには食べさせない。
「……雫?」
「(かわいいわ……) 」
「そんなに急がなくても。ほら、あーん~」
また近づけて、ぎりぎりで引っ込める。
「……意地悪」
雫は小さく笑って、今度はちゃんと、彼女の口へ。
「ふふ……だって今日は――私が、あなたを祝う日だもの」
「お誕生日おめでとう、我が妻よ」
about 2 months ago