誕生日会が終わり、みんなが今日の感想を楽しそうに話している中で、まふゆは自然な足取りで雫のそばへと近づいた。
「聞いたよ。……今日のお祝い、日野森さんと桃井さんが計画してくれたんだね?」
「朝比奈さん!ええ、今日は……楽しんでいただけたかしら?」
「……うん。綺麗だった。日野森さん、誘ってくれてありがとう」
「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいわ。あなたの誕生日に、何か特別な思い出を贈りたかったの」
「私、あなたとこうして過ごせる時間が、何よりも大切なのよ。朝比奈さんにとって、今日が少しでも温かい日になっていればいいのだけれど……」
まふゆは一瞬だけ視線を伏せてから、ぽつりと呟いた。
2 days ago