すわぞ
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140字小説を書きます。『再掲』と付いてるものは、X(Twitter)でも前にポストしたものです。 X、mixi2、タイッツー等もIDは同じsuwazoです。
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吸血鬼と人間シリーズはこちらからどうぞ
add a skeleton here at some point
over 1 year ago
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馴染みの古本屋から「あんたがずっと探してた本が出たよ」と電話があった。いい知らせだと思った。しかし、「他にもあんた好みの希少本が大量に入ったよ」と幾つものタイトルを読み上げられて、これは悪い知らせだったと悟った。何年も連絡が途切れていたかつての友人が、亡くなったのだ。
#140字小説
about 20 hours ago
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「既にあるこの本、世界中に翻訳されているこの物語を、別の物語に変える魔法がある。教えてやろうか?」叔父さんは十歳のあたしに少し笑ってこう言った。「十年後にまた読め」
#140字小説
再掲です
about 21 hours ago
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「最近あいつ見ねえな」「あいつ、タヌキのくせに人間に惚れちまったらしいぞ」「まじで」「タヌキじゃ一緒にいられないから、化けてその人間の家に押しかけたらしい」「すげえな。でもずっと人間の振りを続けるのも難しいぞ」「いや」「いや?」「猫に化けたそうだ」「なるほど?」
#140字小説
再掲です
2 days ago
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「地獄も人手不足ならぬ悪魔不足でな」と悪魔は言った。悪魔を呼び出す儀式を行った私の前に現れたのは悪魔ではなく人間で、互いに「何だこれ」と顔を見合わせていたら本物の悪魔が現れて説明したのだ。「悪魔に空きがなくて、自動的に地上の『悪魔みたいな奴』が呼び出されちまった訳だ」
#140字小説
3 days ago
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「ここ(杉林)が林ですって? ここはお墓よ、あなた(花粉症)と私(花粉症)の」
3 days ago
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0時の鐘が鳴りはじめると同時にダッシュすると、すぐ隣を同じく全力失踪している青年がいて、貴族のような装いをしてはいるが足元は私と同じガラス製の靴で、二人で目が合って笑いあって、追っ手を振り切って駆け抜けて、そしてもう私たちは靴を落としていく必要はないのだった。
#140字小説
再掲です
3 days ago
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溺死体を拾ってきた人魚姫「この足を抜いてな、この足を抜いてな、人間になろうと思うたのじゃ」 魔女「羅生門ふうに言われても」
3 days ago
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タイムパトロール隊は外部の時間跳躍能力者に応援要請することがある。難事件の際など。「また彼女に頼むか」「彼女?」「いつも同じ時間と場所にいるからすぐ見つかる。連れてきてくれ」少女はいつもバンドハウスにいる。『それでは最後の曲です』好きなバンドの解散ライブに、常に。
#140字小説
再掲です
4 days ago
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多感?な時代にめちゃくちゃ摂取してたのって栗本薫なんだよな私
4 days ago
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弟の行きつけだった花屋に初めて足を運んだ。店員の青年が「もしかして……さんのお姉さんですか」と訊いた。「わかるの?」「顔が似てるから。花好きなお姉さんのためにって、よくご購入頂いてました」私は言わなかった。……いいえ。私ではなく亡き弟が。花ではなく貴方を好きだったの。
#140字小説
5 days ago
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「僕は人魚なのです」浜辺で会った魚は言った。見かけはただの魚だった。「体は魚で心が人なのです。そしてそのどちらにもなりきれない。だからさみしい」そうか、じゃあ僕も人魚なのかもと思った。体が人で心が魚なのだと。だから人になりきれないのだと。だからさみしいのだと。
#140字小説
再掲です
5 days ago
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雪女に会ったことがある。雪女だという証拠はないが、間違いないと思う。南極調査の際、ペンギンの群の中に人間の女がいるのを見た。ノース何たらのウインドブレーカーに何とかマンの長靴という軽装の。「人間に疲れちゃったの」笑いながらかき氷を食べ、ペンギンの喧嘩の仲裁をしていた。
#140字小説
6 days ago
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「ようやくか」「めでたいのう」人類がフォーマルハウトへ到達できる技術を確立させた日、地球のあちこちで、魑魅魍魎ども妖怪ども悪神どもが万年の眠りから覚めた。ずっと待っていたのだ。人類が宇宙をわたる船を造るのを。それができればもう人類に用はない。「まずは地球の掃除じゃな」
#140字小説
7 days ago
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推理小説を書くのはもうやめると言うと、友人は「それは困る」と喚いた。僕の小説の殺人トリックはすべて友人が発想したものだ。「書いてくんなきゃ、俺、実際に試したくなる……」泣きながら言われて渋々もう少し続けることにした。後日、友人が持ってきたネタの被害者は推理作家だった。
#140字小説
再掲です
7 days ago
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Xで、手当たり次第に若干イラッとくるクソリプを投げまくってる(しかしインプ稼ぎでもなさそうな)人なんなんだろう……
7 days ago
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面倒なリプが飛んできたら面倒なのでXには書かない
7 days ago
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ある種の人、「自分より弱い者に自分を救ってもらいたい」という矛盾した欲望があるのではないだろうかということを考えてた
7 days ago
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すわぞ
菅野彰
8 days ago
「リーディングテキストの使い方」|Reed me.【菅野彰】
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「リーディングテキストの使い方」|Reed me.【菅野彰】
このnoteで短編、掌編の小説を公開します。 プロ、アマ問わず、リーディングに使っていただけたらうれしいです。カフェ、図書館、学校、InstagramやYouTubeなど、場は自由です。 リーディング用に書いたものではなく短編小説なので、句読点の位置については読み手の自由にお任せします。お気になさらずに。 人称の変更や改稿についてはご相談ください。 使用は無料ではありません。オープンな場でリーデ...
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すわぞ
菅野彰
8 days ago
「彼が世界を征服する日」|Reed me.【菅野彰】
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「彼が世界を征服する日」|Reed me.【菅野彰】
「世界征服するときは、ひと声かけてよ」 高校の卒業式の日に、彼の肩をぽんと叩いてわたしはいった。 たいして、いや、むしろまったく親しくなかった。だから親から与えられていた携帯電話の番号をその場で紙に書いて渡した。 振り返ってわたしを見た彼の顔は、忘れようがない。 高校は進学校だったので、わたしはゆるやかな川の流れに浮かぶようにして大学にいった。数学しか好きじゃなかったので、数学にまつわる...
https://note.com/glad_lily5552/n/n8738825fd3aa?sub_rt=share_sb
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「魔王を倒した者には姫を与えよう!」王がそんな宣言をしたがために、私は魔王城への旅を始めることになった。辛いときもあるが、諦める気はない。信じ合える仲間もいる。魔王の首を国に持ち帰り、王に……父に突きつけてやるのだ。「これで私は私のもの。二度と私に関わらないで」
#140字小説
8 days ago
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今どきどいつもこいつも効率化効率化って言うやん 良き未来に進むには絶対平和な方が効率的ですやん
8 days ago
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すわぞ
お京
9 days ago
子供の頃、ミモザを「炒り卵の木」と呼んでいました。
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「王家にはときどき化け物が生まれるのです。貴女が見たのがそれ。貴女にはその世話をして貰う。化け物は国に関わる重大な予言をして死にます。決して予言を聞き漏らさぬよう」化け物は予言をせず死んだ。化け物は国に関わる予言しかしない。もうすべき予言はないのだ。国は滅びるから。
#140字小説
9 days ago
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しなやかな手つきで、悪魔が珈琲を淹れてくれた。そしてスプーンで何かの粉を加えた。「優しさをスプーン5杯、悪意を1杯。その方が悪意が際立つから」白い壺と黒い壺。「天使も同じことをする。悪意を5杯に優しさを1杯」悪魔がにやっと笑う。「つまり悪魔の方が優しさを多くくれるんだよ」
#140字小説
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9 days ago
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山の妖怪は棄てられた赤子を拾う。「困った困った。三歳までは神のうちゆえ、喰えぬ」仕方なく獣の乳をやり育てた。「困った困った。三年も育ててはもはや我が子ゆえ、喰えぬ」旅人に子を託し、そして長い年月が流れた。「困った困った。どの人間も、我が子の子孫かもしれぬゆえ、喰えぬ」
#140字小説
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10 days ago
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「要するにポケモンみたいなシステムですね」と言われて理解はできたものの、そこは山奥の寂れた神社であったし、ヒュウヒュウ鳴る風の音が女の泣き声に聞こえたし、それはそれは恨めしい顔やおぞましい姿をした悪霊を三体見せられて、「どれにします?」と質問されて背中が震えた。
#140字小説
10 days ago
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物語の力を信じるってことは、人間を信じられるかどうかってことでもある
10 days ago
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世界中の階段が消えた。悪い魔法使いの仕業だった。早く返せと人々は罵ったが、「儂は死んでも天国に行けぬから」との言葉に一日だけ待ってやることにした。世界中の階段を繋げた巨大階段を昇り、彼は天国で愛娘に再会する。そして娘に別れを告げ、泣きながら階段を降りてきた。
#140字小説
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11 days ago
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「私が老いる頃には誰でも宇宙旅行に行けるようになってると信じてたんだよね」夜空を見上げて老人が言う。僕は老人が若い頃宇宙飛行士であったことを知っていた。「また会いに行くと約束したのに」約束を破ることになってしまったよと寂しそうに小さく笑った。宇宙で何と遭ったのだろう。
#140字小説
12 days ago
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地元で何十年も働き続けた彼の死を悼み、町中の人々が葬儀に集まった。彼の棺には何百通もの手紙が詰め込まれたが、その手紙はどれも彼宛のものではなかった。彼は死に際に豪語したのである……『向こう』に届けて欲しい手紙があれば俺に託せと。彼は郵便配達員であった。
#140字小説
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12 days ago
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むかし村に現れたその人は皆に『おじさん』と呼ばれた。優しくていい人で、字を教えてくれたし魔物も退治してくれた。僕が成人してから収穫祭の最中の王都に行ったとき、遠いバルコニーから手を振る王様を見た。懐かしい顔。『おじさん』は暗殺を避けて潜伏中の『王子さん』だったのだ。
#140字小説
13 days ago
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「未亡人面しないで頂ける?」「誰が未亡人だ」「だから未亡人みたいな顔しないでと言ってるのよ」「だから誰が未亡人だ」「未亡人は私よ」「何を偉そうに」名探偵とその助手の妻が殴り合いの喧嘩に入る寸前、生還は絶望的かと思われた助手が泥まみれで帰ってきた。「君ら何してるんだ?」
#140字小説
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13 days ago
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僕が七歳で唐突に仔狼に変身した日、「隠していたが実は」と父方の祖母と母方の祖母が同時に告白しあってそれぞれ別の人狼一族の血をひく末裔だったと判明し、その夜は宴となったのだが、そのとき僕は人の姿への戻り方もわからず、「まあ頑張れや」とペットのチワワに慰められたのだった。
#140字小説
14 days ago
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白雪姫と七の七十倍の小人は城に攻め入り悪いお妃様を捕らえそして赦しました
14 days ago
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「人魚が人間になるのはとても難しいけれど」魔女は言いました。『けれど』と。姫は宴の船から夜の海に身を投げました。じき隣国に嫁ぐことが決まっていました。自分の言葉を持つことを許されたことがありませんでした。「逆は簡単なんだよ。女はみな人魚になれる」優しい水音がしました。
#140字小説
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14 days ago
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叔父の遺言は海に散骨されることだった。どこの海かも指定されていた。叔父が若い頃に遭難して行方不明になったことのある海だと聞いた。船が出た日は快晴だった。それを見たのは私だけだと思う。きらきら光る水面に女の人がいた。両手を広げて微笑んで言った。お帰りなさい、私のあなた。
#140字小説
15 days ago
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長い旅のはてに、ロボットはようやく生きている人類を見つけた。死んだ主人から預かった手紙を渡す。「主人ハ、自分以外ニモ生存者ガイルト、信ジテマシタ」手紙を読み終えた彼女はロボットを抱きしめた。「手紙の内容を知ってる?」「イイエ」「貴方の友達になってやってくれって」
#140字小説
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15 days ago
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「これは世にも珍しい人魚の肉でございます。喰えば不老不死が得られますぞ」怪しい商人が持ち込んだ魚料理。「欲しければ殿方だけでどうぞ」と花魁は笑い飛ばす。「お前は不老不死がいらんのか?」「女が永遠の若さなど得ても、その人魚みたいに喰われ続けるだけですよ。真っ平ご免」
#140字小説
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16 days ago
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「いい加減おやめください、殿下」「やだね」舞踏会の翌日から、王子は女物のガラスの靴を履くようになった。謎の美女が落としていった靴。「慣れたらそう悪くないよ」「殿下」「元の持ち主が名乗り出てくれたら返すけどね」王子が意味ありげに微笑む。男装の女伯爵は溜め息をつく。
#140字小説
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17 days ago
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偉大な霊能者だった祖父亡きあと、遺族による祖父の使い魔の争奪戦が始まった。一人一体ずつ分けようという意見に対し、あたしは言った。「ざけんなよ、一番強い奴の総取りだよ」勿論あたしがすべて奪うつもりだ。戦って勝つ。全部手に入れる。そしてみんな解放して、自由をあげるのだ。
#140字小説
18 days ago
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読書好きにはありがちな気がする「疲れたのでかかりつけの作家の本を買ってくる」
18 days ago
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「煮る」+「干す」=「煮干し」で突然「魚」という意味が湧いて付加されるの考えてみたら不思議ではある
18 days ago
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友人はときどき僕に書きかけの小説を押しつけてくる。いつも怪奇物なのだが、趣味ではないので、僕は論理的に説明されたミステリとしての結末を書き加える。「なぜいつもこんなことさせる?」「練習さ」ある日、友人が僕を訪ねてきた。本物の怪異を背に。「さあ、論理的に俺を助けてくれ」
#140字小説
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18 days ago
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婚約者から公衆の面前で婚約破棄を告げられた。その腕に寄り添うのは義妹。父の後妻の連れ子で、地味な自分とは違って天使のように可愛い。婚約者が夢中になるのも仕方ない……のかな。「えっと……幸せになってくれ」「勿論ですわ」彼女と義妹が微笑みあう。僕は潔く身を引くことにした。
#140字小説
19 days ago
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俺の家が代々仕えていた家が没落した。当主がクズだったせいだ。影響を被るような時代ではないから構わないが、俺としては、幼馴染みであるそこの優秀な孫息子が何も手を打たなかったことが不思議でならない。「欲しいものがあったから傍観してたんだ」「何をですか?」「お前のタメ口」
#140字小説
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19 days ago
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友人が死んでから霊を見るようになった。霊感なんて全くなかったのに。電信柱の陰、すれ違う人の肩の上、デスクの下、人混みの中……どこにでもいる。どんどん酷くなる。「私はもういないんだよ」夢の中で友人が言った。「探しても無駄だよ」泣きながら目覚めた。それきり霊を見ていない。
#140字小説
20 days ago
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「生まれて初めてラブストーリーを書いた」友人の作家がそう言って本を渡してきた。いつも以上にたいへん面白かったのだが、ラブの欠片も見当たらなかった。「どこがラブストーリーなんだ?」「1から10まで君の好みに合わせて書いた。これを書くことこそが私にとってラブストーリーだった」
#140字小説
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20 days ago
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「僕は名探偵じゃなくてただの霊能者なんだ。ごめんね」とその人は言った。私は絶望する。この雪に閉ざされた山荘で続く惨劇はいつ終わるのか。死にたくない。いつになったら雪は止むの。「君たちの無念はきっと晴らすから。だから安心してもう……」その人がカーテンを開く。青空があっ
#140字小説
21 days ago
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経済的な理由によって、身分を隠しカフェーの女給を始めた。厳格な祖父が知ったらショック死するかもしれぬ。しかし家族を食わせねばならない。化粧などして店に出ると意外と人気が出た。断り続けているが夜の誘いも多い。男とはくだらぬものであると思い知った。僕も男ではあるのだが。
#140字小説
再掲です
21 days ago
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たまたま手に入れた幽霊画の女があまりに悲壮な表情をしているので、無い足を描き入れてやった翌朝、画から女が消えた。好きなところへ歩いて行ったかと思ったら三日後には帰ってきた。遠くのあくどい高利貸しが変死したとの噂と共に。女はさっぱりと明るい表情になり、ときどき僕に微笑む。
#140字小説
22 days ago
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