大口玲子『スルスムコルダ』
タイトルはラテン語で「心を高く上げよ」という意味。宮崎市在住のカトリック信徒である著者が、2024年に出版社「ふらんす堂」のホームページに毎日連載した短歌日記を書籍化。日曜日ごとに日記部分が聖書の引用になっている。死刑制度や安保法制への抗議活動、長崎の高校へ進学した息子との関係、東京に住む老いた両親について、新聞記者をしている夫のことや九州の風物などが詠まれ綴られているが、すべての基礎に信仰と祈りがあると感じられた。【教会のステンドグラスを透過して初明かりわが内に射したり】【しんみりと過ぎてゆくこの十月の息子の笑顔見ずに終はりぬ】等。2025年12月25日刊行。
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