娘の銃弾も眉唾物の最たるもので、あんなもの口ではどうとだっていえる　例えば本当の本当は銃弾なんて確認してないかもしれないけど、あの場ではアシリパさんに罪の意識を植え付けるためにウイルクの銃弾だったと言った可能性だってある

結局のところ鶴見劇場はその名の通り「鶴見による演劇」なのであって、その多くは鶴見しか知り得ない事実で構成され、したがってどんな証拠でも鶴見の偽造である可能性があり、ストーリーは最終的に責任は全て鶴見ではなくウイルクにあるという方向に収斂していくように構成されているという点で非常に恣意的で、例のウイルクたちの仲間割れだってどう考えても鶴見に責任があるのに、なぜかウイルクの責任にすり替えられている 恐らく鶴見は事実を自身に都合の良いように講釈するのが得意で、「彼らの野望を砕いたのは彼ら自身の疑心暗鬼が原因である」というストーリーの正当化として「妻子を殺された復讐」が必要だったのかな〜と思う

うーーーーんーーーーわからないなあ鶴見中尉……ほんとに……じっくり彼を中心に読み返さないとまとまらない…… というかあんなにウイルクへの恨みつらみを拗らせるのなら、なんであの場で「行きなさい」と三人を行かせたのよ……動揺しているソフィアもキロランケも殺せたろう、ウイルクは無理かもしれないが あと、わざわざオリガの頭から弾丸取り出したというのも、変だな…とちょっと思ってる 今すぐ身を隠さなきゃならない時に、さらに娘を解剖できる？ 顔剥がすのは三日三晩かかっても常人はできない同様、短時間で娘を解剖しようとは思えんだろ…

なんかそう考えると、いろんな呪いをアシリパさんに振りかけやがって………と心の中の杉元佐一が暴れ出してしまう

結果的には妻子が帰ってきちゃったのはウイルクたちの手配書のせいだから、殺したのは鶴見自身だけど、どうやら一味の1人が殺したと勘違いしているようだからそのまま勘違いさせておいて罪悪感を植え付け、さらにそれを利用していつか復讐してやると逆恨みしている可能性はかなりある気がする

でも確かに、ウイルクがその後の追跡をさせないためにフィーナを殺したのなら、鶴見も殺さなきゃ筋が通らないんだよな……あのウイルクだぞ、逆になんで生かしたんだ鶴見を。もし妻子を殺したなら鶴見が復讐にやってくる可能性だって考えられるだろうしそんなリスクをわざわざ生かしておくわけがない、だから逆説的にフィーナをウイルクは殺していないという証明になるんじゃないかしらん

鶴見個人的に1番わからないキャラ…… ライト勢を後編に連れて行ったら、「フィーナを殺したのは本当の本当は鶴見じゃないか、ウイルクがやったというのは鶴見の言葉だけで、ウイルクにはフィーナを殺す動機もなければ誤射するとも思えない、しかし鶴見にはスパイだとバレて憲兵に拘束されようという現場に現れた妻子を殺す動機がある」と言われてう、うわ〜〜〜〜と思った(けど納得してしまった)

それ以前は実のところわからないよな…と思ってしまい。 ほんとにこの人にigaた出身なの？と。 そうなってくると、原作読んだときも「ん？」と思ったんだけど、先祖からその土地に住み〜ほっkaiどうは統治されるべきだ、も、これがにhoん国内の人間なら土方はそうだし、彼の考えも国を守るためだし…この場合の「その土地」ってどうだと読み取れるんだが、しだん側にどう出身者イポㇷ゚テくらいしかいなくないか？誰のことを指してるんだ？と疑問がまた浮かぶ。 鶴見の国や戦友や家族のこと、どれも本当なのはそうだと思うんだけど、彼自身の根っこが謎すぎる…… 鶴見ファンの方々がもうたくさん考察されてることだろうけど……

🍺🏭後編2回観て、やはり2回とも鶴見中尉がなんなのかわからなくなってしまった。謎すぎる。 前編で都丹とイポㇷ゚テが追跡者として一級であり、追跡スキルは特別なものと描写していて、その後後編では父シロマクㇽを夜間とはいえ三人がかりでも見失ったのに、雨も降って痕跡が消え、ㇼパさんを山で潜伏し戦えるよう育てたほど山での行動に長けたウイルクを、なぜ鶴見は単独で追跡発見できたのか？ 諜報スキルに追跡はあるだろうが、山中の追跡スキルまである上に、宇と菊には隠していたとも取れるのがおかしくない…？ 他のキャラは子どもの頃の回想や家族の姿があるけど、鶴見は過去が露しかないから、

ほんとのほんとに下世話でステレオタイプで恐縮だけど、稲妻Jr.はメタ的に考えてそのためにフチに預けられたんじゃないかとさえ思っている…….杉元とアシリパさんに子供がいなくても、2人のことを記憶し、後世に伝えていく役割として……

ものすごく下世話な話だけど、姉畑回でウコチャヌプコロを「子供を作るための行為」として捉えてるのがリアリストのアシリパさんらしい考え方だなぁ〜と思ってめちゃ好きなので、杉リパがもし将来一緒になるとしても、子供を人生に想定するまでは決定的なことは控える(立場上定住というのは難しいだろうし)というのをお互いの諒解にしてると良い からいつかそんな話をかきたい

杉元のロマンチックラブ結婚観ずっと気になってるんだよな……当時としてはロマンチックラブの価値観は相当珍しいだろうけど、パパが亡きママをずっと一途に想って独り身を貫いてる姿を見てたらそういう考えにもなるかなーなど

ぜ〜んぜん根拠ないけど、ノダ先生キャラクターの過去を対比させる構成が多いので、実は杉元もアシリパさんと同じで幼い頃に母親を喪い(だから割と早い段階でアシリパさんに心を許した？)、でも後妻も娶らず一途に亡き妻を偲ぶ父の姿を見て育って(杉元のロマンチックラブ結婚観に影響？)、父が出稼ぎで家を空ける間は同居してる祖父母に愛されて育てられた(尾形との対比)、とか可能性ありそうだな〜〜〜と唐突に思うなどした

逆にアシリパさんは杉元本人が常に身近にいるから必要性感じなくて杉元のグッズを買う？？？なぜ？？？みたいな感じで全然関心ないリアリストだと良い

公然とアシリパさんグッズを買い漁って日常的に身につけてる杉元見たい

可愛い！！

パーカーのサイズに悩んでた時に浮かんだやつ なんだかよくわからない世界のsgrp…というかrpさん強火sg 弊現パロsgは180↑に💪のためメーカーによってLでは胸腕周りピッタリになってしまう

実際は金を渡すだけでハイさよならになるわけなくて(相手は目が不自由で頼れる先もない)、治療を受けさせるために同伴するとなったら時代的に世間の目もあるし、梅ちゃんに対して責任を取らなくちゃならなくなるのは必然で、だからこそアシリパさんは別れを覚悟してたわけだけど、杉元はそこんとこあんまり考えないようにしてるというか、アシリパさんと比べていつか必ず来るアシリパさんとの別れをほとんど意識してない(その割にアシリパさんを失うのをひどく恐れてる)のがなんか……人間臭くて好きなんだよなあ　今しか見えてないというか

網走までを読み返してみて、杉元って姉畑回までは「親友の嫁さんをアメリカに連れて行って治療を受けさせたい」=アシリパさんとお別れする、を積極的に自分の未来として想定してたのに、消えたカムイ回では、アメリカへ連れて行くくだりが消えて「寅次の嫁さんに金を渡さなきゃならない」と義務として語られてて、なんとなくだけどアシリパさんとお別れする未来を受け入れたくないという心理が透けて見えるようで、その間にあった心境の変化についてぐるぐる考えてるとご飯が進むことに気がついた

例のコラボ、個人的に過去杉はともかく本編軸の杉元はアシリパさんがいないと無愛想で短気ですぐ手が出る男のイメージしかないから、アシリパさん抜きで機長やれてんの！？マジで！？みたいな謎の面白さがあるので、実はアシリパさんは影の機長として毎回杉元フライトに同乗してるのかもしれない……

なんかさあ、後半にかけての怒涛の梅ちゃんカミングアウト、房太郎の畳みかけが続き、もう決定的にアシリパさんは意識せざるを得なくなったわけですよ、自分の未来に杉元佐一がいないってことを！ あの房太郎の質問責めは読者に対してアシリパさんの杉元に対する気持ちがなんなのかを明らかにする効果があったと思うけど、アシリパさんにとってはかなりキツかったろうなと思うんだよな…だって自分の幸せのために金塊を闇に葬るという手段は取れないと、杉元の梅ちゃん話を聞いた時点で既に決断していたんだから……ううアシリパさ〜〜ん！！

映画を観てからずっとアシリパさんのことを考えてしまっている…… アシリパさん、たぶんだけど終盤になるにつれて、杉元のことは変わらず一番大事で頼りになる存在だけど、「アイヌの未来を共に考える相棒」とは思えなくなってるんじゃないだろか。 なぜなら杉元は故郷へ去ってしまう人だから。 終盤、アイヌ関連の重要局面で土方と一緒に考え作業する一方、そこになぜか参加しない杉元、という構図が増えてくるのはその象徴なんじゃないだろか。だから最後「私の問題だ」と1人で行こうとしたわけで… そう気づいたらアシリパさんの背負っているものの重さや抱える深い孤独が無性にしんどくなってしまった……

これ木の下敷きになったときも同じで、「寅次の嫁さんに〜」ではハイライト消えてるのに「アシリパさんがこの事件に納得ができるまで〜」ではハイライトが戻ってるんだよな〜〜やらなきゃいけないことへの義務感と、それでもなんやかんや理由をつけてアシリパさんと一緒にいたい杉元佐一好きすぎる

杉元佐一アンケート出し忘れたので自分だったらどこかな〜と考えたけど、網走直前の「最後まで俺がついてるから」とかな〜とか思った 杉元って本心ではなかったり、義務感でものを言うときは目からハイライトが消えることが多くて、当該セリフの前の「ここまで来たら会うしかない」ではハイライト消えてるんだけど、「最後まで俺が〜」ではハイライトが戻ってる これってたぶん梅ちゃんとかのことを考えたらのっぺらぼうに会わなきゃいけないという義務感からアシリパさんの不安に完全には寄り添えないジレンマを抱えながら、でもそれでも最後までそばにいてあげたいって気持ちは本当で、だからこそハイライトが戻った当該セリフが沁みるんだ…

もう治ってるけど乾燥対策も兼ねて傷跡に熊の油を塗ってあげる杉リパ

本当に自己肯定感の低い人間は、自分のことだけじゃなく自分のことを誰よりも大事に想ってくれる人さえ蔑ろにするんで……なぜなら彼らは自分に価値がないと思っているがゆえに、自分なんかを大事にしてくれるような人を信用できず、それでいて最大の関心事は、「自分に興味なさそうな人間に振り向いてもらうこと」で自分に価値を見出したいということだから……あれこれおがt

杉元って自己肯定感低いってよりかは、元々自己肯定感高かったのが、村八分と放浪生活、戦争とでそれまでの自分とは違う別の自分の一面(残虐さ)に気づいて、それを受け入れられず自虐することで、そのギャップの苦しみを無意識のうちに緩和しようとしてる人ってイメージ(だから最終的に受け入れるってラストが光る)

アシリパさん、金塊を見つけるのを放棄して杉元と共に生きる道を自ら断つ道を選んだんだよなあ〜そしてそれは故郷に残したかつての女に金を渡すという杉元の使命の為でもあり……というのを「金塊を放棄しろ！」とアシリパさんがいろんなところから揺さぶりかけられる度に思い出してグッと心臓掴まれてる

どうしよう後編、理性を保ってアシリパさんを見守り続けられる自信が……ない………！！！ 心の中の杉元が大暴れしてしまう

リパさん

杉リパずっと幸せであれ…

映画観てきたけど、改めてアシリパさんが金塊を見つけようと決意したのは木の下敷きになって杉元の帰る場所を聞いたからだよなあというのと、アイヌの為に生きようと決意したのも杉元の使命を聞いて、翻って自らの使命を考えた結果なんだろうなあというのがしみじみわかって……なんかもうここで既に自分の未来に杉元はいないというのと、杉元の未来に自分はいないというのを覚悟して、それでも相棒の生を守り抜こうとするアシリパさんが気高くて言葉にならない

ごちゃごちゃ言ってしまったけど、アシリパさんにはアシリパさんと一緒に生きたいと熱望する奴と一緒に生きていってほしいということが言いたかっただけ

アシリパさんは杉元とはちょっと違って、恋愛感情はあるし杉元と一緒に生きれたら嬉しいけど、杉元と一緒じゃなきゃ生きられないってわけではないので、もし梅ちゃんが再婚してなかったら、先生のインタビュー的に杉元は梅ちゃんの元に義務的に留まらざるを得なかっただろうけど、アシリパさんは新しいアイヌの女として過去の男を待つようなことはせずに、いずれは新しい屈強な相棒と手を組むだろうな〜と思うと本当にあれしかない最後だったなと感謝を噛み締める

私は杉元が「アシリパさんが必要としてくれてるから」とか「アシリパさんが幸せを分けてくれるから」とか他人を主語にしないで、自分の意思で「アシリパさんの隣で生きたい」と思って選んだのがあのラストだと思ってるのでぇ……

なんかこう、同意の上だったとはいえ間違いなく腕力が劣っている相手に不本意な弄ばれ方を許したというのは、多感な10代の時期には相当な屈辱だったと思うんだよなあ……杉元が使う性的ワードがどことなく男色を匂わせるのが多いのもずっと軍隊の影響かなと思ってだけど、トラウマの再演なのかなと思うとストンと納得できる気もする

そういえば谷垣って筋肉質かつ杉元と同年代で、杉元は知らないはずだけど実は杉元と同じく故郷を捨て親友を戦争で失っているという経歴の持ち主だし、あえて性的な弄び方をして間接的に自らのトラウマ(男から性的に見られること)を再演し自分を救おうとしているのかもしれない………とか考えたら意外と谷垣写真保持も深い意味があったんじゃないかという気がしてきた

杉元がやたらとセクシャルな谷垣の写真を持っていたり、谷垣の胸を揉んでたりするの、真面目に考えないようにしてたけど、突然似合うてはるよおじさんからされた行為(程度はわからんけど)に対する無意識のトラウマの再演なんじゃないかという可能性に気づいてしまって困惑

4期作画はどうも動きがカクカクしていて妙に不安になるんだけど、dvdや映画館が成功して少しでも劇場版暴走列車編(仮定)の予算が増えるといいなと期待している……

映画はてっきりアシリパさん誘拐までかと思ってたけどどうもアシリパさん拷問まで入ってそうだから、映画館で心の中の杉元が銃剣振り回し始めないか心配になってきた……

杉元のシルエット、立ってるだけなのに優しさが滲み出ててびっくりした

アシリパさん、モノローグも日本語で書かれるからあまり意識しないけど、実際は内心の気持ちとかは全部アイヌ語で語っているんだよなぁとふと気づいて、なんかいいなあと思う　杉元もはやくアイヌ語が分かるようになるといいね

一期のOP の歌詞が、日本語のとこは杉元を歌ってて、英語のとこはアシリパさんを歌ってるんだと今更気づいて、改めていい歌詞だなぁと思うなど

というか今回はその列車編の制作費調達のための映画化かもしれないというかそうであってくれ列車編映画館で観たい

ビール工場が映画化できるなら、こりゃーもう列車編は映画化決定したも同然ですわね💖

前までは梅ちゃんとは男女の仲だったりしたんだろうかとか考えたけど、あの身持ちの固い杉元のことだから、もし抱いたりしてたら梅ちゃんが「連れてって」って言ったとき、責任持って連れて行った気がするので、たぶんそれは無いなって気がしてきた

梅ちゃんとは「一緒になるはずだった」ってことだからたぶん単なる恋仲だったというより親公認の許嫁だったんだと思うんだけど、15歳くらいで許嫁がいるってことは実は杉元は地元では将来有望株だったりしたんだろうか　師範学校行きが決まってたとか……

今回の小説が好評だったら、次は第二弾として杉元主人公の過去編を読みたいなあー　故郷時代の杉元が戦争帰りの杉元とどう違うのかを知りたい

杉元佐一の青春

ゴールデンカムイにハマったの、展覧会が終わった後とかだったから、ぜひ最終章に合わせてもう一度くらいやってほしい…