霧乃 about 1 year ago
「よく眠れたか?」
朝の陽光に目を覚ますと、優しく問いかける声が聞こえる。顔を上げると、既に身なりを整えた睡骨がわたしを見た。
「朝餉は用意をしているから、顔を洗ってきなさい」
子どもをあやすような声で告げられる。思考は回らず、言われるがまま顔を洗ったところで気がつく。
あれ、昨日は友人達より早く寝たことは覚えているが、そこに睡骨はいなかったはず。
「ほら、急ぐんだろう? 早く食べなさい」
それはそうだ、と睡骨がいる疑問は置いておいて、用意された牛乳を飲む。食事をするわたしの対面で、睡骨は頬杖を突きながら微笑んだ。
「ゆっくりでもいい。おまえとの時間がより長くなるのだから」
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