仁に寝かしつけられた後、陽がどっぷりと暮れた頃にようやく目を覚ます若。ああ、今日も自分は何もしていないどころか仁の寝台を奪って眠りこけているなんて…。と自己嫌悪する。
自分はお腹は空いてはいないが、せめて二人の夕餉の支度だけでもしようと寝台から降りて身なりを整え部屋から出るとちょうど佐と鉢合わせた。
「起きたか、気分は?身体は重くないか?」と怒るどころか身体の心配をする佐に首を振る。
「うん、身体は大丈夫だけど。…ごめんよ、また私ったら何も仕事もせずに眠りこけてしまって…」
「謝る必要はない。一、お前さんの身体は人の時よりは病弱ではないけれど、その代わりたくさん休息が必要なんだよ」
about 2 months ago