🛁🦚
🛁に告白されて混乱したまま逃亡する🦚と追いかける🛁
君をなんの花に例えようか。 輝かしい月桂樹、よく熟れた林檎、若々しいオリーブ。月並みな言葉でしか表せないが、花々に囲まれた君はさぞ美しいのだろう。花の輝きに負けぬ美しさを彼は持ち合わせていた。だが🦚は確信している。花に囲まれていても彼の輝きは損なわれることはないということを。
彼は星だ。かの天才達を宇宙の束の間を瞬く流星とするならば、彼は人々を照らす導となる恒星だろう。だが星というものは自分たちの身近にあるようで遠い。数多の人々が彼の元に向かおうと足掻けば足掻くほど、己の力量では到底叶わぬ輝きと知り、伸ばしていた手を下ろす。
 12 months ago